in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

『風に舞いあがるビニールシート』

2009年04月20日 | Weblog
弟夫婦が買ってきてくれた『風に舞いあがるビニールシート』森 絵都 著(文芸春秋)を読む。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の駐日事務所で働く日本人女性が主人公となっていて、来月にはNHKドラマで放映されるそうだ。

話は、難民を支援するUNHCRの仕事よりも、男女の人間関係(結婚や家庭をもつこと)をメインに扱っているのだけれど、この業界に興味がある人にはお勧めの本でしょうか。そうそう、こんな生活している人身近にいるなあと感じる。

ビニールシートは日本では、ブルーシートとよばれることが多く、阪神淡路大震災後の仮設テント、路上生活者の簡易住居や、警察の検証現場を覆う等々の役割に使われている。雨露がしのげることと、屋根・壁・床と使い分けられること、その割に低価格であること(質にもよるが、4mx6mで600円ぐらい)と、緊急支援では欠かせない材料である。しかしながら、数ヶ月過ぎると修理をせざるを得ず、最初に数千戸つくってしまうと、そのうち毎日毎日修理に追われることになる。

ということで(?)、ビニールシートの簡易テントを直しに北部Vavuniyaまで明日から出張。行ってきます。

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