in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

送別会の会場で思ったこと

2013年06月14日 | Haiti
幹部職員の一人でもある同僚マケドニア人Vの内輪での送別会があった。Vとは2010年2月時からずっと一緒で、いつも住宅建設関連に必要なデータやマップを彼の部署からもらっていた。名残惜しいが、大事業が始まるシリアへの異動なので、喜ぶべきだろう。

いつものように飲んだくれたのだが、この送別会Petion Villeの高級レストランで行われた。会計時に一人あたり100米ドル近くになり、ハイチ人の一月の食費分になるのではないかと、ちょっと罪悪感を覚える。テーブルの周りを見渡すと、外交官というよりも、上流階級のハイチ人たちが金曜夜の社交場に訪れた感じで、100名を超える客でいっぱいだった。

彼ら(上流階級のハイチ人)にはテント生活するハイチ人がどう見えているのだろうか。せめて税金でもきちんと納めてもらって、それらが社会公共事業につながってほしい、とは夢でしかないハイチの現実の一端を思い知らされた。主に富裕層でしかお金が循環せず、海外からの支援があってやっと本来の国が守るべき貧困層に手が差し伸べられる。それも充分だとは到底言えない。

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