goo blog サービス終了のお知らせ 

in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

Please ― Do Something!

2010年09月20日 | Haiti
今朝のNY Times紙の一面に載った記事

Haitians Cry in Letters: ‘Please — Do Something!’

『お願いだから、何とかしてくれ』と訳せるだろうか。被災者キャンプを運営する同僚らによりキャンプに設置した投書箱に寄せたれた手紙には、被災者の悲痛な叫びが切実に綴られている。


誰が悪いとか、きちんと対応していないとか言うつもりはないが、例えばこんなことが身近におこった。記事の写真に写るキャンプでは、仮設住宅が完成しているのに(私のチームがかなり奮闘したのに)、トイレができていない(隣のブロックと一時的に共有すれば良いのに)、照明が間にあわない、住民への説明が行われていないからと、引渡しを2週間も延期している。全く、他チームや他機関の不甲斐なさに呆れるばかり。

予定時期を大幅に遅れているので厳しく意見すると、業者が悪い、物品調達部門の対応が遅い、担当スタッフ交代時の引継ぎがなされてなかった等と、他に理由を求めるばかり。そうしている間にも、毎日キャンプで大変な思いをしている被災者が居るというのに。まるで他人ごとのように話す奴らに、怒鳴ってやった。

途上国かつ、災害後で平常時まで戻っていない環境で、メールや注文書一本でことが運ぶわけがない。毎日、朝晩と確認し続けて、さらにあかんかったときのための別案1、2、3と用意しておかなければ、目的は達成できない。そうしなければ、最後のしわ寄せは、結局被災者のもとに来る。