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in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

追い込み(7)

2009年09月19日 | 学校建設
式典に備えて現地入り。今回の出張は、広報担当の同僚と一緒なので華やかかつ賑やか。素朴な質問もあり、気もまぎれる。写真は、現地近くの出先事務所で、報道関係者用の資料を、まとめているところ。

追い込み(6)

2009年09月19日 | 学校建設
大統領が除幕するPlaque(銘板というのかな)の仮刷り(タミル語版)。何と書いてあるのか、まったくわからない。うちの優秀なスタッフさまさまなのだ。これに、英語版とシンハラ語版が加わる。

これから印刷して、学校の壁面に装着。まだ3日(前日リハーサルまでは2日)ある。印刷業者はコロンボにあるんだなー。まあなんとかなる。誤植のことは考えないようにする。自分が悩んでも仕方がない。

追い込み(5)

2009年09月17日 | 学校建設
正門の進捗状況。。。

大丈夫、大丈夫。あと4日ある。

学校名や校章のペンキ塗り、「間違えたら、工賃減らすぞ」と言うようなものなら、「じゃあ、お前がやれ」と作業員の逆切れは必須。

ここは、褒め育てて「大統領がこの門をくぐった時には、君の仕事の株が上がるよ。時間通りによろしく頼むね」と言おう。スリランカで学んだ仕事場での知恵。

追い込み(3)

2009年09月10日 | 学校建設
式典に備え、スクールバンドの練習も始まった(写真)。興味半分で、ちょこっと参加してみると、是非とも本番も!とリクエスト。さすがに、当日は式典の対応に追われて、演奏には参加できないけど、応援しながら聞ききたい。

写真の教室が、子供らが津波後の約4年間学んだ仮設教室。新しい校舎で、勉学に励めますように。

追い込み(2)

2009年09月09日 | 学校建設
今週から150名を越えるSecurity Staffが、新しい教室内に住み始めた。寝泊りするだけではなく、洗濯や水浴びをしてトイレを汚すは、その辺で食事を作り始めるやらで、現場は大変なことに。これから当日までの作業を思うと非常に気が重い。

大統領専用の飲食物やスタッフに音響設備と、式典のためだけに新たな出費が100万ルピー(約100万円)ほど。改めて予算を組み直した。こんだけ予算があったら、子供たちに空っぽの図書室に図鑑や絵本やらをたくさん購入できるのに。。。

写真は、校庭をパトロールする陸軍兵らと、手前に見えるのは建設中の駐輪場。間にあいますように。

追い込み

2009年09月08日 | 学校建設
学校校舎は7月に完成していたのだけれど、外溝や運動場、駐輪場などの整備は別の地元業者を使うことにしたので、後回しになっていた。

写真は、本日の校門の進捗状況。式典に間にあうだろうか。まあ、何とかなるだろう。

左端は、守衛室。なんだか、ちょっとした寺院のようなデザインになった。

電気ケーブルの配線がえらい雑に、支柱も曲がっているように見えるが、気のせいとしておこう。

大統領秘書官による現場視察

2009年09月07日 | 学校建設
約2週間後に迫ったVakarai学校の開校式に向けて、大統領の秘書官がヘリコプターでやってきた。我々一般人は、車で前日に移動し、視察に備える。現場にやってきた御一行は、写真よりも一段と見栄えのする学校校舎にご満悦のご様子。校舎内を一巡した後、職員室で教育省のスタッフらと当日の進行について、打ち合わせ。

こちらからは、要求された図面をセキュリティスタッフに渡し、当日の警備体制について大まかな指示を受ける。

お付の人や周辺警備などで、動員された陸軍兵および警察官は、ざっと見ただけで100名は越える。大統領がやってきた日には、いったいどうなることだろう。

開校式典(Opening Ceremony)の日、決まる

2009年08月30日 | 学校建設
Vakaraiの学校事業は、建設作業と平行に式典の準備もするのが、プロジェクト・マネージャーの私の任務。

今年4月から調整し始めて6月には、「今年9月の中旬に開校式典が行われる」とまでは決まったものの、そこから先がうんともすんとも動かない。教育大臣には何回も面会し、手紙を書き、秘書と電話をし、とあらゆる手段を使ったが、音沙汰なし。「もう、諦めようや」と喉元まで何度でそうになったことか。

突然、来月22日に決まったと本日連絡を受ける。教育大臣だけでなく、スリランカ大統領もやって来るとのこと。えらいことになった。

捨てる神あれば拾う神あり

2009年08月16日 | 学校建設
今回の学校事業における支払いに関しての建設業者とのやりとりは、ほんとに骨が折れる。業者を指示する側のコンサルタント担当者が、逆に業者側にたち、我々が両者を相手に議論をしているようなもの。

詳細はここに書かないが、違約金の総額が約1,000万ルピーになる(ちなみに総工事費3億ルピーの約3.3%)。日本円に換算すると約1千万円だが、物価などを考慮すると、約1億円ぐらいの価値の話をしている。(それで、向こうも手段を選ばないわけか。。。)

個人攻撃されることにも慣れたが、あまりに理不尽な対応を受けると、自分が本当に正しいのかどうか見失ってしまう。と、個人的なレベルの問題ではなく、あくまで某国の税金を使わしてもらっているわけだから、組織としてきちんと対応することを迫られる。

そこで、弁護士を雇い、こちらに落度が無かったか徹底的に文書を調べることとなった。そこで重要なのが工事契約書と入札書類。図面を除いた500ページほどの書類に目を通していく。何回もスタッフと手分けして読んだ。過去に、論文書いたときにも、こんなに読み込んだことはなかっただろうというぐらい。

弁護士事務所に週1回通い、弁護士の先生の疑問点に逐次答え、解決方法を考えていくという作業を、2ヶ月ほど行った。忙しいはずの先生も、同じ分量の書類を読みこなし、こちらの要望にも見事に論理的に応えてくれる。その論理的な作業が、辛いながらも充実感のあるものだった。そして今日、業者への通達文章が完成した。