今年のNHK大河ドラマ「西郷どん」の原作が、林真理子氏だと気が付きました。
家族が旅行のついでに買って持ち帰った週刊誌に「林真理子x中園ミホの対談」が掲載されていて、それを読んだからです。
林さんの小説は、まあ昔に少しだけ読んだことはありますが、全く好みのタイプでは無いので最近は作品を全く知りませんでした。文春記事によれば、4年前に江戸幕府最後の将軍徳川慶喜と妻の美賀子を主人公にした小説「正妻」を書いたことが、歴史ものの最初だったそうです。しかも、歴史もの執筆を勧めたのが、NHKテレビの歴史番組によく出演する磯田道史氏だったとか。
昨年の大河ドラマはその設定からして(突拍子ないよに思えて)興味がわかなかったし、配役にも魅力を感じませんでした。
ですは今年は、数年前の朝ドラ「花子とアン」共演者の鈴木亮平氏が主演。最近知ったのですが、彼は東京外語大卒で英語・ドイツ語も上手だそうで、体格がいいだけでなくインテリ俳優なことにびっくりです。
近所の図書館で借りてきました。
さきほど、上巻を読み終わったところです。
上巻の前半は、当時京都に住んでいた公家の日常と、公家の娘の成長とその気持ちや武家を少し下に見る伝統などを淡々と綴っていて退屈でした。ですが、後半は状況が刻々と変化した場面になりました。上巻の最後の章で、江戸の町火消しの大親分とその娘が登場するあたりから非常にテンポの早い活劇的展開になって、とてもおもしろく読むことができました。
さて、明日から後半を読むことが楽しみです。
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※週刊文春 1月4日・11日号(2018年)