朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

南禅寺に向かって哲学の道を歩く

2012-02-23 | 京都の文化(冬)
京都市内は南が低くて、北に行くほど標高が高くなります。

ところが、哲学の道に沿った疎水は南禅寺から銀閣寺に向かって、東山の麓を南から北に流れています。不思議な感じです。

明治時代に琵琶湖から京都に向かって東山にトンネルを掘って水路を作りました。その水路の出口が南禅寺の近くです。東山の麓斜面を少しずつ標高を下げて、銀閣寺道まで流しさらに京大グラウンドのそばを通過して、北白川の住宅地を抜けて高野川を横断します。



この門は、安楽寺。この寺で法然の弟子が主催する念仏修行が開かれていました。そこに後鳥羽上皇の女官二人(松虫、鈴虫)が上司に無断で参加した事件が起こり、それががきっかけで専修念仏停止の処分がくだされました。主催した僧侶は死罪、法然は土佐(四国)に、親鸞は越後(新潟)に配流されました。

この石段は、散り紅葉が美しいところでもあります。


狛犬ならぬ、狛ねずみがいる神社に着きました。





真っ赤な梅もどきが雪に映えて鮮やかです。



これは、ロウ梅。




さらに歩いていくと、霊鑑寺。禅尼寺で、普段は公開していません。



このあたりで、哲学の道は終わり。

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