朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

水平環、太陽方向の虹

2009-08-03 | 京都の文化(夏)
珍しい自然現象を目撃して、撮影できたので報告します。
 昨日(2009-08-02)、蓮の花を観賞する目的で嵯峨野の大覚寺、大沢の池に出かけました。
 池のほとりを歩いて池を眺めていると、水面に虹色が見えました。以前、尾瀬ヶ原湿原で天然の油性膜による水面の虹を見たことがあったので、ああここでもと思いました。
 ですが、場所を変えても同様な七色が見えるので、ふと上空を見ると。
 なんと、中空に水平の虹が見えたのです。

 しかも太陽と同じ方角で、太陽の高度よりは下に位置していました。時刻は午前10時48分。




 
 高山の頂上で、稀に見られる「ブロッケン現象」かなと思いました。

 ともかく、付近の人たちも、多くはなかったですが、「あ、虹だ」と叫んでいました。
 さて、数枚の写真を撮影してきました。

 ネット検索で調べたところ、水平環とか、環水平アーク、暈(かさ)、日暈とか呼ばれる現象のようです。
 特殊な気象条件の時に発生する現象です。大気中に微小な氷粒があり、そこで太陽光が屈折して光学的に発生。太陽中心に向かって22度と44度に出現すると記されていました。

 彩雲とは別物ですが、なにか神々しい気持ちになりました。嵯峨天皇の御所でしたから。....





上の写真では、二重の虹の輪、その一部を写すことができました。

さて、こんな「不思議な現象」ボク自身は何十年の人生で初めて見ました。しかしインターネットで検索すると「たちどころに」解明できました。なんと、大変な知識の集積であることか。

コメント (2)
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