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朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

夫子廟、江南貢院

2017-12-19 | 外国の風物

南京市中心の南にあり明清時代の風格ある建物が並ぶ繁華街に、孔子を祀る廟がありました。地下鉄で最寄り駅まで行き、地上に出ると駅の中には案内板があったのですがしばらく道を行くとT字路となり右に行くか左かわかりません。やむなく、そのあたりに立っていた人に、ガイド本コピー(日本語)を見せて「夫子廟」を指差したところ、ふむふむという感じで、方角を示してくれました。簡体字になっていてもやはり漢字は通じるので便利です。

これがこの地区の観光案内所の建物のようです。

米国でおなじみの蝋人形館。

子供におしゃれさせて写真をとる若いお母さん。

それらしい中華門。この道路の両側には商店が並びます。

このあたりの道路面を見ても、ゴミは全く落ちていませんし、路上につばを吐く人はみかけません。

 

この銅像は昔の官吏かな。

仲間とおしゃべりしながら作業するデモ用の職人たち。

銀細工の店でした。

他に中国の人が大好きな金製品を売る店もあります。

お土産雑貨屋。

食べ物屋も各種並んでいました。

目的はこの孔子を祀る夫子廟大成殿の見学です。入場料は60元(約1100円)でした。中身の割には結構高い。

 

入るとすぐ右手にこの「仁」のレリーフがありました。

反対側には「礼」のレリーフ。

その前にはロボットの案内係がいます。

さて「仁」とはなんぞや、というわけでこの道徳の概念の説明看板が立っています。日本語の説明もちゃんと書いてあります。仁を慈悲と訳してあります。さらには、QRコードが張りつけてあるので、スマホでスキャンすればもっと詳しい説明やオーディオガイドを聞くことができるのかもしれません。

正面が大成殿、その参道の両側には偉人の石像が並びます。

これは孔子のお弟子さんの一人。

 一段と高い場所に立つ大きな孔子像です。中国で一番大きい孔子像だとか。

 水に浮くろうそくが売られています。

赤いリボンの願を掛ける衝立。日本の絵馬もの真似かな? 

お堂の中には正面に孔子の全身画の掛け軸が飾ってあり、撮影は自由。

部屋の壁には孔子の一生の活動を絵にしてレリーフが十数枚に分けて並んでいます。

説明は中国語のみ。

声明の音程をあわせる楽器。

どうようなモノが京都大原の実光院にもありました。

裏口から出ると中庭がありました。両側に立つ木には赤いリボンがつけられていて、

 学業の成功を祈念しているようです。

 石碑が幾つか立っていて、その由緒が隣の看板に説明されています。何百年か前の碑文が書かれています。表面の文字を保護するためガラスで囲われています。

 

さらに奥の建物は博物館になっていて、古い時代の文物が展示されていました。特に、科挙で官吏の登用を決めたのでともかくこの国家試験に合格することがまず必要です。科挙試験の内容は、試験用個室にこもって何日にも渡る試験で、主に古典書物から出題されるのですが、資料持ち込み禁止なので丸暗記して受験せねばなりません。

これはカンニング用の腹巻きや靴下です。細かい文字でびっしりと参考資料の文章が書き込まれています。ほんと気の毒。

ですが、一旦合格すれば、一族一家の花形となって出世が間違いないのです。昔はこのような文官としての出世と、もう一つは宦官(かんがん)となって内裏に仕えてえらくなるかでした。あ、武官もあったですね。

~~

見学を終え多数の土産物店、飲食店の街路を抜けて、正面道路に戻ると、

立派な門構えがありました。その横には、

どんと、この銅像があります。

科挙の試験を受けている受験生の姿です。この左手には、

江南貢院という科挙試験場となった建物があり20,644室もの試験個室があったとか。

清の時代になても、旧来の古い文献に書かれた思想とその丸暗記で官吏登用試験をして、一旦合格すれば概ね順調に年功序列で昇進していく役所システム。高官となれば、兄弟親戚を優遇できる縁故と、賄賂による買収ありで、中世中国の政治経済はどんどん腐敗しその後欧米列強国に、そして日本にも、蹂躙されてしまいました。

~~

歩き疲れたので、庶民的食堂にて指差し注文をして、こんな肉まんを頂きました。

 中にスープが入っていて、美味しかったです。

** おまけ **

鉄腕アトムをメインに押し出した子供向け衣料品店、虫プロのライセンスを得ているのだろうか?

 

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デジタルサイネージ@南京

2017-12-18 | 外国の風物

南京(中国)での国際学会の話題です。

これは開会式の写真です。壇上に7人の席と演台がありますが、その後ろに縦3m、横20mくらいの映写幕があります。

これまでの学会発表の経験では、この後背は単に巨大なポスターだろうと思っていたのですが、

講演が始まると、発表者のスライドがこの様に後ろのポスターに映写されました!

しかも、縦横がぴったりのスライドのサイズではめ込まれています。

ええ、と思っって休憩時間にその「ポスター」の裏側を覗くと、なんと!

こんな電子装置がはめ込まれて、何十台も並んでいました。

表の表面のクローズアップは、これです。

実は、このスクリーンは全面にLEDが埋め込まれていて各々がカラー発光しています。

2,3年前に、六本木ヒルズでの商業的講演会に行ったのですが、その時は、スライドを天井に取り付けたプロジェクターで正面のスクリーンに投影していました。

なんと、中国の投資パワーはとんでもないくらいに急速に設備更新や技術の成長を遂げています。

これは、そのホテルの廊下にあったデジタルサイネージ(電子看板)です。このレベルならば最近は日本でも普及してきました。紙ポスターの張替え手間がいらないこと、時間とともに複数の内容を切り替えて表示できる利点があります。

会場ホテルの近くに、Appleストアがありました。

その店舗の上には、巨大なデジタルサイネージが光っていました。

明らかに、中国の都会では中産階級の人々の数が増えていて、若い人もどんどん世界の流行に敏感になっているようです。スターバックスの店もあって、コーヒー1杯が600円(相当)やそれ以上でも売れています。

**

その一方で、もちろん紙のポスターも健在でした。

これは地下鉄駅の廊下にあったポスター。

親孝行の大切なことを、絵入りで訴えています。左のスローガンはどう読むのかわかりませんが、富が強くなって(増えて)、文明と民の皆が平和になるとでも意味しているのでしょうか。

中国が数十年前に、文化大革命の時期には「壁新聞」といって建物の外壁に政治的メッセージを手書きで書いて張り出していたことがよくニュースになっていました。中国で、漢字を簡略化した字体(簡体字)が作られたのもそんな時期だったと記憶します。ビラや壁新聞をたくさん作るのに、速記性が求められたのでしょう。

~~ 追記 ~~

簡体字は、文化大革命の時に紅衛兵が壁新聞やビラを書きなぐるために、適当に簡略化した漢字を「発明」したと思っていました。しかし、今回、少しググってみたら、違ってました。もっと前から国家として漢字簡略化のプロジェクトが進んでいたことがわかりました。例えば、ここにその歴史が書いてあります 簡体字

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「高鉄」にて蘇州へ日帰り

2017-12-05 | 外国の風物

中国の新幹線「高鉄」に乗ってみることにしました。中国では在来線も広軌道なので、外見的には線路の区別がよくわかりません。南京の場合、従来の南京駅と新しい南京南駅の双方に高鉄(高速鉄道)が発着します。新しく線路を建設した南駅に「地鉄」(地下鉄)で約30分乗って到着しました。

駅の建物が非常に巨大です。地下鉄からの通路も幅広で天井が高い。ようやく地上に出て、乗車券売り場に来ました。

中に入ると、窓口が多く並んでいます。ざっくり観察すると、インターネットで予約した券を発行する自販機、販売員がいる窓口、そして当日券販売や予約をする自販機に分類されています。予約を受け取る機械は最もすいていて1,2人の列、当日券の機械は4,5人くらいの列。有人窓口は、20~30人の長蛇の列でした。自販機を試してみました。言語の選択ボタンがあるので英語にして操作方法は分かりました。行き先、座席等級、発車時刻、人数などを入力して、支払いの前の段階で、身分証明書(ICカード)のタッチを求められました。中国人ではないのでそれは不可能。やむなく、有人窓口に30分近く並びました。ここでパスポート(私はカラーコピーでしたがOK、やれやれ)を見せて、しかしクレジットカードが使えないので現金払い。多くの中国人は、スマホ画面で国内の電子マネーをQRコードを見せて支払っていました。

ようやくティケットを入手して一旦外に出て、4階くらいの出発階にエスカレータで行き、手荷物検査の行列に並び、チケットを見せてX線検査を受けて入場しました。空港の出発と同様です。事前に乗車券を買っていれば、出発階に横づけできるアクセス道路が作ってあります(それも空港と同じ)。

バカバカしほど広いコンコース。

待合用のベンチが並ぶフロアーにはお土産屋などの店舗があり、その上の階に飲食店(兼)テイクアウトがいくつかありました。

豚まん、焼売やアヒル焼き鳥を売っている店でテイクアウトしました。まあ駅弁ですね。

時間が近づくと、プラットホームに降りるゲートが開き、係員の改札を受けてこの下りエスカレータでホームに降りました。

となりのホームに止まっている車両です。

全部指定席なので、乗客は号車の数字マークのある場所に静かに行列して待ちます。ホームにも電光掲示板があり列車の時刻や行き先が表示されます。時間になると、ほぼ定刻どおりに列車が到着して係員がドアに立って乗客を出迎えます(日本のように笑ったり挨拶したりはしません。ただ立っているだけ)

車内の風景。2等車。満席でした。

これが昼食のテイクアウト。蘇州までは乗車1時間弱で、価格は片道99.5元(約1900円)でした。ちなみに、京都・名古屋間(のぞみ指定席)35分で5600円です。

車内の表示板で、時速300km/hを若干上回る速度が表示されていました。蘇州には蘇州北駅(新駅)に到着。

ここは世界遺産の場所でもあるので、駅前には観光案内所くらいはあるだろうと想像していました。が、それらしいものが到着出口あたりにはないので、市内中心に連絡する地下鉄駅に歩いていくとその構内に国際観光旅行みたいな看板のデスクがあって女性に声をかけられました。

ところが、まったく英語が通じません。蘇州名所の勧誘ようパンフレットを持っていたので、指でさしながら「会話」しました。名所4ヶ所を巡って一人200元(3800円)、4時間でどうだと説明しているようでした。当方は二人だったので、そうだねどうしようか(ここでもクレジットカード(国際)は通用しないようです)と考えていたら、ドライバーのおじさんがやってきてニコニコしながらこっちにと外の駅前駐車場に案内されました。この人も英語不能。駅ナカで看板を出している案内所なので、まあいいか、真昼間だし、と二人で車に乗り込み、30分近く高速道路と都心一般道路を走って賑やかな場所に到着。そこはその観光会社の事務所でした。二三人の女性がいたのですが、彼女らも英語だめ。観光場所が我らの希望と違うし、駅ナカでの説明とも違い、価格もよく理解できなかったのです。あれこれ20分くらいやり取りして、当方も簡単にはOKしなかったところ、ついに件のドライバーが「わかった、では50元だけ払ってくれ。この場所からすぐそこが留園だ」(多分)と何度も言い始めました。その金額は新駅から最初の名所までの車代ということでしょう。約1000円ですから、タクシー代としてもリーズナブル価格です。それで、そのお金を支払って事務所をでました。確かに目の前が留園でした。

日曜日の午後なので、家族連れで賑わっていました。

こんなゴツゴツした岩が好きなようで、名物で「貴重な」ものだそうです。

その割には、子供が登ったり、潜ったりしてもだれも止めません。

菊の花も好物のようで、そこらじゅうに飾ってありましたが、多くは盛りが過ぎていました。

この一番奥の直立した岩が最も貴重なものらしく、この岩だけは柵で囲ってありました。

盆栽園の入口の岩と盆栽。

立派な盆栽が沢山展示されています。(写真省略)

その庭園を出て、次に、徒歩の距離にあるもうひとつの名所に向かいました。

途中の路上販売、果物を売っていました。黒いのは烏梅?、同行者が値切って5元だけ買ってくれました。少し甘くて、なかなか美味でした。(日本語で烏梅(ウバイ)を検索すると異なるものが表示されます?)

餅をこねて丸い鉄板で焼き菓子でしょうか。

山塘街(さんとうがい)につきました。唐代に詩人白居易が蘇州の長官の時に建設した運河の両側が商店の並ぶ名所になっています。

ここにかかる太鼓橋で、二人で自撮りしていました。

 我々は運河沿いのカフェの一等席、水辺のテーブルでくつろいでビールと軽食を楽しみました。

願い事を書いてお願いする絵馬みたいなものでしょうか。

一休みして、せっかくなので、遊覧船に乗ってみました。

乗ったのはエンジン駆動でしたが、

昔ながらの手こぎ船もあります。

流れている水は案外にきれいで、いやな匂いはありませんでした。

両脇の家々には住民が住んでいて、洗濯物が干してあったり、室内が覗けたりします。

こんな風景から、「東洋のベニス」と称されるそうです。(笑い)

世界遺産です。「上有天堂(天国)、下有杭州(浙江省の省都)、杭州有西湖、蘇州有山塘」だそうです。

帰路は地下鉄で蘇州駅(旧駅)に直行して、また乗車券売り場で並びました。コンコースに入場してまだ時間があったので、スターバックスでコーヒータイムしました。私は、カフェオレのスモールにしたのですが、それでも600円くらいの金額でした。日本と変わらない! ここは英語が通じるし、お客の会話も英語が聞こえてきました。

駅ナカの商店が充実していて、生きた上海蟹、珍しい果物、高級食材を販売していました。高い商品でも買う人が増えている証拠です。

我々は、入場するまえに駅前の小ぶりの商業ビルにあった西安餃子の店で水餃子を食べました。家庭経営店で、これもうまかった。この日に見学できた名所はたった二つだけだしたが、十分に価値のある所を見て、いろいろ経験することができました。それに使ったお金も予定より少しだけ節約できました。

関空から南京に行く飛行機便の都合で少し早く出発したので、日程的に少し余裕ができ日帰り旅行で現代の中国人の生活や鉄道を知る良い機会になりました。

 

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侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館

2017-12-02 | 外国の風物

やはり南京に来たからには、南京大虐殺の博物館を見学したいと思っていました。

地下鉄の駅から近いとガイドブックの記事をたよりにここまで来ました。

最寄りの駅に到着しました。

出口の2番を出るように案内表示がありました。やはり多少の形の違いはあっても漢字はわかりやすいです。

ところが::::

工事のため閉館との通告(掲示)がありました。残念、12月13日までは入館することができません。

やむなく、外から塀越しに見学しました。

最初に掲載した写真は多分殺された赤子を悲しむ母親の、巨大な銅像です。



奥の方には他の悲劇的銅像がいくつも並んでいました。

日本のネット情報によれば、館内には30万人の殺害という数字が多くの場所に掲示されているそうです。・・もっとも当時の南京の人口はそれよりもかなり少ないとの記録があるようですが。

国際条約の遵守、人権意識の高い現代とは違い、戦争なので残虐な市民の殺害も必ずあったことでしょう。当時の帝国陸軍兵士には中国人に対する人種差別的感情もあったことでしょう。

※ 歴史的にはもう少し前の時代、英国がインドなどの植民地で栽培した麻薬を香港を舞台に中国人に売りまくって、膨大な利益を上げて、清朝の中国農民や商人の多数を麻薬つけにしたことから始まった「アヘン戦争」は、同等かそれ以上に残虐だったことだと思います。でも、英国を非難する博物館などは見当たらないようです。

なぜ多くのアジア人は英国、フランス、ドイツや米国は許してしまうのでしょうか。コーケジアン(いわゆる白人)「崇拝」の思い込みはギリシャ・ローマの彫刻や絵画で若い時から教科書などで、あるいは現代のテレビや雑誌の広告(白人モデル)で刷り込まれているのでしょうか。

*****

その後、この日の帰国搭乗のため荷物を預けたホテルに戻りました。

南京の地下鉄(地鉄)は極めて現代的で清潔、時間も正確でした。駅構内にはゴミひとつも落ちていません。ホームと車両の間には自動開閉するドアも設備されています。東京都内のJR中央線のフォームよりも進んでいます。

 ~ ~ ~

車内にはこんなポスターが、



妊婦さんには座席を譲りましょう!

で、

ボクがとある駅で乗車してところ、なんと、すぐに中年男性が「ここに座りなさい」と言って(多分)座席を譲ってくれました。謝謝・・・

なんとなく、この町と中国が好きになりました。

 

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ITU Kaleidoscope Nanjing 2017

2017-11-27 | 外国の風物
今日から学術会議の開始です。



中国政府の高官が挨拶をするので、テレビカメラも入っています。

何人かの演説があって、論文発表セッションです。



座席の後半には、南京郵電大学の学生さんが数十人聴講しています。

現在のITU事務総長Zhao氏はこの大学を卒業されたとのことです。

午前のコーヒーブレイク。



学生の研究や協賛企業の成果を立派なポスターや、デモで表示しています。ロボットに観客が集まっていました。



ランチも無料で提供されます。しかも会場は高級ホテル(シャングリラH)なので、ホテル通常のランチビュッフェに入場できました。



寿司コーナーでは刺身があります。

麺類も当然あり、果物をデザートに。

(╹◡╹)

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南京 玄武湖公園の日曜

2017-11-26 | 外国の風物





ー〜ー

中国のインターネット制限のため、グーグル検索、Gmail, Facebook, Twitter などにアクセスできません。

したがって、Facebook更新や、メールの受信発信ができません(Gメール以外のメールサーバのIDとPWメモを自宅に置いてきました。もし急用があればケータイに電話かSMSしてください。orz
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マレーシアへの学会出張

2017-11-07 | 外国の風物

11月4日の早朝、早起きして電車と空港バスを乗りつついで関西空港に向かいました。



起きがけになにか食べ物を摂るとしばらくはお腹が落ち着かない体質なので、この日は室温の黒豆茶を少しだけ飲んで出かけました。京都から数年前に東大阪を南東に下る高速道路第二京阪が開通したので、空港バスの時間が短縮して便利になりました。



午前10時発のキャセイパシフィック航空でまずは香港に向かいました。



キャセイパシフィック(CX)は日本航空と同じアライアンスグループ「OneWorld」です。 事前に上級会員の番号を登録しておいたので、航空券発行の時に会員ラウンジ招待券を発行してくれました。搭乗ゲートに近い場所にあるCXラウンジ入り口です。

ここで軽い朝食を食べました。(無料)



あまり広くはないですが、ゆっくりと軽食して、新聞朝刊を読み、Wi-Fiも使えます。



隣のゲートに並ぶCX機です。



上級会員だと、登場時も優先してもらえます。

エコノミー席の最前列窓際を事前にネットで予約しておきました。

最前列と次の列は小さい子供を連れた家族が優先的に指定されるようです。この幼稚園くらいの女の子はお父さんにアニメを選択してもらってヘッドフォンをつけておとなしくテレビを見ていました。



座席には電源コンセントがついているので、スマホに充電しておきました。



香港まで約4時間ですが、映画を2本見ました。



一つはディズニーのカーズ・クロスロード。

主人公のレースカー「ライトニング・マックィーン」が、年齢のため引退を周りから勧められて、色々と抵抗するストーリー。あまり小さい子供向けではないような・・・

もう1本の映画は最初だけは見ていたのですが、すぐに寝てしましまいた。

香港空港は、とても巨大です。20年位昔に古い空港は市内中心部にかなり近い場所にあったので、急降下で着陸し、離陸時は急上昇するのでスリリングでした。シドニーに行く時に利用して(当時はノンストップでオーストラリアまで飛べなかった)、フライトの乗り継ぎができなくてCX会社負担で高級ホテルのスイート部屋に一人で泊まったことを思いだしました。






ターミナルの廊下を延々と歩いて(動く歩道あり)、乗り継ぎ便のゲートに近いラウンジに入りました。



1時間ほど休憩して、乗継便のゲートに行くとかなり長い行列ができていました。ここでも優先改札を受けました。



ほぼ定刻に乗り込んだのですが、出発便の渋滞で管制塔から出発許可がなかなかでなくて30分かそれ以上を機内で過ごしました。

機内食。



ともかくベトナム、この時に台風が来ていて後日のニュースでは50人位が死亡した被害があった、の上空を通過してペナン島(マレーシア)に向かいました。定刻ならば午後7時頃に到着です。



ここまではほぼ順調でした。

ところが・・・

目的地に近づいてこの機内で見ることのできるフライトマップの現在の飛行地点が行ったり来たりし始めました。そのうちに機長のアナウンスがあり「ペナン空港が悪天候のため、天気の回復をまっている」とのこと(英語、その後にCAが中国語で、日本語はなし)。

しばらく旋回していてから「まだ天候が回復しないが、さらに待つ」・・・

窓際の席なので外を見ると、遠方の雲の合間に時々、ピカピカと雷の光が見えていました。

そんなアナウンスが15分おきに2,3回あって、香港の運行部門と相談した結果、これからクアラルンプール(KL)に向かうことにした、と通知。



KLに向かう決定から30分くらいで、KL空港に到着しました。ここは悪天候ではなくて小雨模様でした。

着陸はしたのですが、ターミナルがら離れた場所に駐機してしまい、「このまま、天候の状況回復を待つ」とアナウンスがあり、10分毎に同様なアナウンス。1時間ほど経過して「本部の決定により、乗客の皆さんを空港に下船(ディスエンバーク)させます。長い時間機内に閉じ込めて申し訳ない」「次の予定は、午前2時に再度、乗船して出発を予定する」「地上職員が乗客のサポートをする」との機長連絡がありました。

飛行機はノロノロと移動して、通常のゲート搭乗・下乗装置が付く場所に停まってやっと開放されました。

ゲート出口では係員が食事券を配布しました。

下乗したのは国際線エリアです。その中心地区に数軒の食堂があってそこで夕食セットのメニューが提供されました。

ボクは、たまたま呼び込まれた「日本料理店」でも、”なんちゃってジャパニーズ”の雰囲気満々。しかたなく、2種類の定食から「エビ入り焼きうどんと、寿司(実はきゅうり巻き少々)、味噌汁」にしました。・・味は想像のとうり。

まだまだ時間があったので、免税品店を冷やかしたり、ターミナルの中を行ったり来たりしてその後はゲートの近くのベンチで本を読み始めました。一応スマホで目覚ましをセット。

眠ってしまったようで、隣の人に肩を叩かれて目が覚めました。安全検査(荷物のX線など)が始まったとのこと。でもまだ時間があるのでしばらく様子をみて行列に並びました。

検査をうけて、また中のエリアの椅子に座って20~30分。ようやく、機内の元の席に戻りました。で、午前2時過ぎに出発しました。機内はほぼ満員で200人くらいは乗っていました。

ペナン空港(田舎の)に、午前3時前に到着。。。。ホテルまでどうやって行けるのかなぁ

(続く)

 

 

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米国のハロウィン

2017-11-03 | 外国の風物

シリコンバレー(米国カリフォルニア州)で仕事をしている友人がFBに昨日掲載した写真です。

とある田舎町のとある住宅。

 

本格的なゾンビかな。怖いです。

 

日本ではハロウィンといえば、かぼちゃのお化けとかコウモリが多いですが、さすが本場では恐怖のイヴェントです。

以前、マイケル・ジャクソンの最後の映画「This is it」の中に、真夜中の墓場でゾンビが踊る怖い場面を思い出しました。

この住宅は、かの、スティーブ・ジョブズの旧宅だそうです。

シリコンバレーの名所になっているのでしょうか。上記の写真は撮影者のK.Yasukawaさんに再掲の許可をいただきました。

 

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カマルグの塩

2017-10-05 | 外国の風物

先日、友人からフランス・マルセイユへの出張土産としてこれを頂いた。

左の古びた紙箱に入った塩は、10年以上も前にフランスで購入したもので中身は使い切ったあと、国産の塩を入れて使っていました。

今回のプレゼントは奇しくも同じメーカーの商品。

カマルグはフランス地中海沿岸にある町で、ピンク色の鳥、フラミンゴの生息地としても知られています。干潟があって古くから日照を利用した製塩業が盛んでした。

なぜか、竹が自生していて、欧州では竹が珍しいので学校生徒の遠足地にもなっているようです。

*友人がマルセイユから帰国して約1ヶ月後に、中心部の駅前で刃物によるテロ襲撃事件があって2名が死亡しました。

最近は、米国ラスベガスで無差別銃撃事件があって60人近くの死者と数百人の負傷者の被害がありました。その会場にも知人が1週間ほど前に出張してきたばかり。

NKからミサイルや水爆が日本列島に飛んでこないことを祈ります。

なにかと物騒な世の中になっています。

 

 

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アメリカで皆既日食

2017-08-22 | 外国の風物

日中の太陽の光が月によって全て遮られる「皆既日食」が、2017年8月21日にアメリカで発生しました。(日本時間では22日早朝)

FB知人が夏休みを利用して家族で渡米して撮影に成功して、その美しい画像を伝えてくれました。撮影場所はNashville(テネシー州)の空港ホテルのようです。 写真はNASAwebより https://www.nasa.gov/eclipsephotos/

今回の皆既日食は、アメリカ合衆国を横断する狭い帯状の地域で観測が可能でした。

(国立天文台webより引用)

日食自体は部分日食や金環食を含めると地球全体では年に数回ありますが、皆既日食は1,2年くらいに1度で地域が極めて限定されます。次回の日本では2035年だそうです。

今回は、先進国の(広い)地域で発生したので、日本からのアクセスが容易、設備の良いホテルが多数あり、夏休みの期間なので学齢期の子供も連れていける「絶好」の機会でした。

天候にも恵まれて、よかったですね。

 

 

 

 

 

 

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