やはり南京に来たからには、南京大虐殺の博物館を見学したいと思っていました。
地下鉄の駅から近いとガイドブックの記事をたよりにここまで来ました。
最寄りの駅に到着しました。
出口の2番を出るように案内表示がありました。やはり多少の形の違いはあっても漢字はわかりやすいです。
ところが::::
工事のため閉館との通告(掲示)がありました。残念、12月13日までは入館することができません。
やむなく、外から塀越しに見学しました。
最初に掲載した写真は多分殺された赤子を悲しむ母親の、巨大な銅像です。
奥の方には他の悲劇的銅像がいくつも並んでいました。
日本のネット情報によれば、館内には30万人の殺害という数字が多くの場所に掲示されているそうです。・・もっとも当時の南京の人口はそれよりもかなり少ないとの記録があるようですが。
国際条約の遵守、人権意識の高い現代とは違い、戦争なので残虐な市民の殺害も必ずあったことでしょう。当時の帝国陸軍兵士には中国人に対する人種差別的感情もあったことでしょう。
※ 歴史的にはもう少し前の時代、英国がインドなどの植民地で栽培した麻薬を香港を舞台に中国人に売りまくって、膨大な利益を上げて、清朝の中国農民や商人の多数を麻薬つけにしたことから始まった「アヘン戦争」は、同等かそれ以上に残虐だったことだと思います。でも、英国を非難する博物館などは見当たらないようです。
なぜ多くのアジア人は英国、フランス、ドイツや米国は許してしまうのでしょうか。コーケジアン(いわゆる白人)「崇拝」の思い込みはギリシャ・ローマの彫刻や絵画で若い時から教科書などで、あるいは現代のテレビや雑誌の広告(白人モデル)で刷り込まれているのでしょうか。
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その後、この日の帰国搭乗のため荷物を預けたホテルに戻りました。
南京の地下鉄(地鉄)は極めて現代的で清潔、時間も正確でした。駅構内にはゴミひとつも落ちていません。ホームと車両の間には自動開閉するドアも設備されています。東京都内のJR中央線のフォームよりも進んでいます。
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車内にはこんなポスターが、
妊婦さんには座席を譲りましょう!
で、
ボクがとある駅で乗車してところ、なんと、すぐに中年男性が「ここに座りなさい」と言って(多分)座席を譲ってくれました。謝謝・・・
なんとなく、この町と中国が好きになりました。
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