秋雨が降って気温が下がり、朝晩の空気の冷たさを感じる様になると、川の水温は低下してきます。水温低下と共に水は澄んできます。水温と日長の変化を鮎達は敏感に感じ取ります。彼等は下に下ります。
日野川の上・中流に放流された鮎の内、下流の産卵場までたどり着ける個体は殆どありません。発電所のタービンの中でもまれるか、洪水時に高い堰堤の上から落下するかしかないのです。仮に、洪水に乗って流れ下ったとしてもヨレヨレの状態です。せいぜい、鳥やカニ、ウナギの餌です。
堰堤等の人工工作物により遡上も出来ず、産卵期になっても子孫を残せない悲しい鮎達の現実が日野川の上・中流にはあります。
さて、昨日は彼岸の墓参りのついでに黒坂まで上がってみました。岸本はそれなりの人出がありましたが。意外なのは、橋の上から川を覗いてみても魚影は無いのに、根雨界隈に6~7人の釣人がいたことです。まったく鮎がいない訳でもないのでしょうが、今年のシーズンに別れを告げるための、納竿の儀と推察しました。
日野川の上・中流に放流された鮎の内、下流の産卵場までたどり着ける個体は殆どありません。発電所のタービンの中でもまれるか、洪水時に高い堰堤の上から落下するかしかないのです。仮に、洪水に乗って流れ下ったとしてもヨレヨレの状態です。せいぜい、鳥やカニ、ウナギの餌です。
堰堤等の人工工作物により遡上も出来ず、産卵期になっても子孫を残せない悲しい鮎達の現実が日野川の上・中流にはあります。
さて、昨日は彼岸の墓参りのついでに黒坂まで上がってみました。岸本はそれなりの人出がありましたが。意外なのは、橋の上から川を覗いてみても魚影は無いのに、根雨界隈に6~7人の釣人がいたことです。まったく鮎がいない訳でもないのでしょうが、今年のシーズンに別れを告げるための、納竿の儀と推察しました。