外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

EURJPY 総じてドル売り ドル円は下落もクロス円まちまち

2007-07-02 22:43:43 |    -ユーロ円

ユーロドルは本日になって上値をもう一段部レースアップし、1.3600手前まで上昇後揉み合っています。

週末のイギリステロ事件は、本日のポンド相場に影響を与えると信じきっていました。もしかするとポンド円が少なくとも1円程度のギャップダウンをもたらすかもしれないと思いながら就寝しましたが、明けてみればさほどの影響はなく、247円台で強気に推移していたのにはやや想定外でした。

しかしながら、夕刻になって欧州勢が入ってくるとさすがにポンドは売り込まれ、ポンド円の下落につれてドル円でもストップ気味に売りが入り、123を割り込むと一気に122.50円水準に到達しています。
ドル円を占う際に重要な122.50円ですが、今のところどうにか踏みとどまっています。

先週末のニューヨーク引けにかけて売られ気味だったドル円ですが、地政学的リスクの回避的資金シフトが、円やスイスに流れ込んでいる様な気がします。
また、テロつながりで米ドルも軟調気味に推移しており、全体的にドル売りでコンセンサスが取れている様に感じています。

今後、円への逃避行動が増せば頭が重い展開ですが、ポンド円とドル円を除く対円通貨に関しては、押し目買いで基本スタンスは良いのではないかというイメージです。
スイス円は過去15年間で少なくとも最高値となる101円台を維持しており、ドル円が下げてもスイス円は上昇している事実は、ドルスイスはかなりの暴落を見せていることでしょう。

ポンドドルは、ドル安ポンド安で方向感を失うと予想しますが、ユーロドル、ユーロ円は基本的にスイスが高い限り、ユーロフォローで問題が無さそうです。
ポンドドルとユーロドルはさほど正反対の動きはせず、実際にポンドドルも2.01台に乗せるなど、ポンドよりドルの安さが目立つ展開ですが、大手欧州系のインターバンクレポートでも、ユーロポンドの上昇は必至との見通しを述べており、暫くは連動しない動きが予想されています。

ポンド円は軟調を予想するも、ユーロ円は押し目を買っても下落は限定的に見える状況です。

本日は、ユーロ円の押し目買いを占ってみます。

 
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