金曜日は少し悔しさが残りますが、ユーロドルに関しては何故か悔しさがありません。
NYK株式市場の急落がけん引役となったか、金曜日の深夜はドル全面安となりました。ユーロドルで金曜日は上昇の目を感じていましたが、高値は結局1.3850を越えられておらず、やや限界感が漂い始めています。
ユーロやポンドのヘッジ先としてスイスFという流れが存在しますが、対ドルでドルスイスが下値(スイス高)で揉み合う中で、ユーロやポンドがさらに対ドルで高くなりにくい状況のようです。
ただ、対ドルではそうでも、スイスから見るとポンドやユーロはまだ割安感があるのか、これらのクロスはスイスが売られ気味に推移している現状があります。ポンドはそれでも対ドルで上昇継続しているので一致はしているのですが、ユーロはあまり反応していません。
ということは、スイスにとってユーロよりさらに割安感があるといえば、各通貨が対ドルで史上最高値を更新する中、逆行してきた円がターゲットになることも、まだ充分考えられます。
少しずつドルがポンドやユーロでキャップされ上昇率が減退する中で、対円での売りが強調される展開も想定しておく必要があるかもしれません。もしそうなれば、これはキャリートレードの巻き戻しではなく、新たな円投資として捉えた方が正しいのかもしれません。
本日は、ドル円のスタンスは維持しながらユーロ円の売り戦略を模索してみます。
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