石仏散歩

現代人の多くに無視される石仏たち。その石仏を愛でる少数派の、これは独り言です。

134 東京の寺町(10)-台東区松が谷(2)

2018-03-20 08:49:47 | 寺町

3曹洞宗・祝言寺(松が谷1-6-17)

寺の名前としては珍しい「祝言」は、開基したところが祝言村だったから。

 

明暦の大火後、この新寺町へと移ってきた。

中国風山門をくぐると本堂への参道両脇のハスが目に入る。。

枯山水の波の上にハスの花が今にも咲きそうです。

境内の一角に鍋を被った石造物がある。

風化して、表面が崩れて石仏なのか石碑なのかも不明だが、資料には「鍋かぶり地蔵」とある。

眼病に御利益ありとされるらしいが、その由来は、はっきりしない。

『武蔵野の地蔵尊(都内編)』の著者三吉朋十氏は、「これ以上の破壊を防止しようと誰かが古なべをかぶせたのが、そのままになっているのではないか」と推測する。

 4 真宗大谷派・皆応寺(松が谷1-6-17)

5 真宗大谷派・光桂寺(松が谷1-5-12)

両寺とも浄土真宗寺院。

境内には、見るべき石造物はない。

(続く)

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿