HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

FoZZtone at 梅田Shangri-La 「Reach to Mars」TOUR

2013年09月08日 | FoZZtone
2013年7月20日(土)晴れ

夏真っ盛りの事を今頃書くという
なんとも気の抜けたサイダーのように
思われても仕方が無いのですが、
フォズのライブ後いろいろありすぎて
ちゃんと書こうを思えば思う程、書けませんでした。

ゆえに昨日9月7日(土)に赤坂ブリッツにてファイナルの
ワンマンライブを迎えた後に書くということで
ここをもし、ブリッツのことかと思って来られた方すいません。
私はその感想は書けません。

とりあえず、だいぶ遠い事なので間違ってたらごめんなさいですが
セットリストを

Reach to Mars
世界の始まりに
Jumping Girl
ニューオリンズ殺人事件
情熱は踵に咲く
She said
Go way go way
21st Century Rock'n'roll Star
1983
Master of Tie Breaker
Shangri-La

EN)
音楽
LOVE

2ヶ月近く経つとMCとかはさすがに薄れてきますが
竹尾氏が友達のレスポールをもらったっていうのを
ステージで言って、既成の事実を作ったぞって言って
それに対して渡會さんが「大人はちゃんと返すということで」
とフォローしたのが印象に残っています。

で、結局返されたのかな?
レスポールって高いもの。

ニューオリンズ殺人事件の時にメンバー紹介があったのですが
この曲はドラムの武並さんが作曲された曲で、この曲中に
メンバー紹介とソロを見せてもらえたところにフォズの粋な計らいを感じました。
彼らが武並さんをしっかりリスペクトしているというのが
伝わって来て、なんかうれしかったです。

この日はオープニングアクトにU-22の大阪代表に選ばれた
TALOWSが登場しましたが、スタイリッシュでかっこよかったです。
ちょっとOKAMOTO'Sっぽかったけれど。

そして対バンはLUNKHEAD
音源は1枚だけ遠い昔に買ってもってましたが
実際のライブを見るとすごく男っぽくって
男気あふれるロックだと感じました。

その時にちらりと「おんがく、そのおんが~く」と歌われたので
ここで「あ、今日はフォズ音楽やるんだな。」ってわかっちゃいましたけれど(笑)

この日本編のラストにもってきた「Shangri-La」
おそらく他の場所ではこの曲がラストはないのでしょう。
ここだけのレアなラスト。
というのもこの曲はこの梅田シャングリラで生まれた曲だからです。
そのできあがりをシャングリラで聴きたいと切望されていた店長さんは
なんとこの日お友達の結婚式が入ってしまっていなかったという。
でも、その歌声はきっと届いたことでしょう。

REC OK! TOURだったので撮影されていた方もたくさんいました。
私も撮影してましたが、あとで見て、こんな風に自分が撮ってたのかと
記憶のない部分もたくさんありました。
それほど素敵なライブだったからです。

「1983」では渡會さんがマイクだけ持ってフロアに降りて来られて
みんなにもみくちゃにされつつ、満面の笑顔で歌い続けられてました。
ステージのメンバーも笑顔中の笑顔っていう感じで。

FoZZtoneの独特の世界がそこに展開されて
唯一無二なステージがあって
そんなステージを見れるのは本当に幸せだなと思いました。

これから一体どれぐらい見れるのだろう?
そんな事も思いました。

若い人たちや時間や仕事やお金が融通つく人たちは
これからもたくさん行けるのだと思いますが、
若くもなく、時間とお金も自由に使えず、仕事も融通がきかない私の場合
ほんとライブに行くことは奇跡のような感じです。

だからこそ、毎回毎回とても大事に記憶に留めようと全身全霊で参加します。
「これがラストになるかもしれない。」と

赤坂ブリッツでのファイナルで今後やらないだろうという
曲たちをされたそうです。

「VERTIGO」というアルバムの中の全曲だそうです。
とても名曲ぞろいのアルバムなのでファンの支持も高い曲ばかりなので
悲しんだ人たちもたくさんいたと想像します。もちろん私も昨日どころか
もうずっと前に聴いただけで、これから聴けないと思うと悲しいです。

が、バンドが存続していく限り、いつかは必ずやってくれると思うのです。
一巡二巡したら、きっと。

バンドが解散したり、活動休止してたりするとほんと二度とやってくれない可能性も
あるわけで、そうじゃないまた新たな1ページをめくって進んで行くバンドには
そんな悲しい結末はいりませんものね。

どこかのページまで行くと、きっと
「さて、ここからはエスパーの話をしよう」と「フラッシュワープ」の章に入ると信じたいし
「なんかコーヒーをずっとブラックで飲んでたけれど、久しぶりにミルク入れようかな。」って
「polka dots」を思い出してくれるかも知れないし
「誰だったんだろうか?今話したのは。」ってある日、どこかで会った人と別れた後に
「MOB RULE」が頭で流れるかもしれないし
夏にココナッツの香りがした時に「水際」やりたいなって思うかもしれないし、
地面に座ってふと土を触った時に「puddle」をつい鼻歌で歌ってしまって
で、ものすごく歌いたくなってギター持って来て弾いてしまうかもしれない。

バンドが続いていたら、きっとそういうページは訪れるはずです。

そこまで長編小説を読み続けなきゃ。

私はそれらの曲だけでなくて多くの曲といつもどこかで再会できると
信じています。頻繁にライブに足を運べないからこそ、1曲1曲と
毎回一期一会なのです。

ライブごとに同じ曲を聞き比べれるほど行って無い分
毎回「初めまして」の気持ちで聴くので、心を真っ白にして聴けます。
だから、今まで「今日のライブはちょっと。」っていうのに
フォズの場合出会ったことがありません。
いつもその余韻で相当の時間幸せでいられます。

ゆえに2ヶ月ほどたっても7月のこのライブの余韻にまだ浸れるのです。

C'mon MVのコンテストがありました。
みんなの思いがそれぞれに込められた作品が出そろいました。
もちろん好き嫌いはあると思います。
それがふつうです。みんないっしょなら気持ち悪いです。

映像テクニックが半端ないなっていう人もいます。
人を集める力半端ないなっていう人もいます。
それぞれの個性です。

人それぞれの考え方で作っているので
正解はないのです。

で、私がフォズのライブの感想を書けなかった理由もここにあります。
自分も作っていたからです。

私は一カ所しか参加できてないので、そこで撮った映像の中から
選び出して作ったわけですが、たった5秒でこんなに時間がかかるのかって
いうほど時間がかかりました。何度も「もうだめ」と泣きそうになりながら。
だって最初の5秒を納得いくものにするのに8時間かかったんです。
仕事はあるし、家の事もいろいろあるし。
ほとんど休みの日は徹夜状態でした。気がつくと夜明けの時間になってました。

「世界の始まりに」という曲のMVなので
ライブでその曲の映像を撮ったのを使うかというとそれだけでは作れないのです。
ゆえに他の曲のすべてをコマごとにチェックしつつ合う映像を選んで行く作業が
かなりの時間がかかるし、それを重ねていくのに0.1秒とかのズレがうまくいかなくて
またやり直しのくりかえしなのです。色を重ねるのも「ここはこの色重ねるけど
ここは重ねない」というところも少しずれるとぐちゃぐちゃになるわけです。

でも他の方のを見たら、すごい事をされているんだろうなってなんか
自分がいやになっちゃうのです。

誰かと協力っていうのは一切できなくて(人と会う時間もないので)
すべて自分1人の孤独な戦いでした。
だからこそ、たくさんの人とやっている人を見ると泣きそうになりました。

私が唯一曲げなかったのは、曲の良さを伝えること。
決して映像が邪魔をしてはいけないということ。
そして、同一人物が撮ったからこそ同じトーンで作れたってこと。

フォズとはあまり接点のない、とあるギター少女に登場してもらいましたが、その子には感謝しています。
唯一の協力者です。短いシーンでしたが。

もうほとんど決まっているのだと思いますが
こういうのを作った人間もいたよって事で見ていただけたら報われます。




コメント
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