HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

RADIO CRAZY 2012(2日目30日日曜日)パート4 The HIATUS

2013年02月17日 | 細美武士/the HIATUS
本当にどれだけ日数が経ってしまったのかというぐらいの
ライブの感想になってしまいますが、
このRADIO CRAZYはそれだけ濃厚でひとつひとつが深いライブだったので
そう簡単に書けなかったわけです。

で、やっとthe HIATUSまで来ました。

ブンブンサテライツが終わって、the HIATUSのセッティングになりました。
いつもながら、細美ファンは期待しちゃうんですよね。
彼出て来ないかな~って。

スタッフがチューニングをいろいろしてて、そしてステージは暗い状態のままです。
でも、the HIATUSのメンバーは一度はいつもステージに来て、楽器の調整を自ら
されるので見る事はできるからじっとステージを見ていました。

するとやっぱり出て来てくれました!
細美くんが。
「たいくつだろうからちょっと歌うね。」って感じで言ってくれて
ビートルズの「Let It Be」をアコギで歌ってくれました。
この曲聴くのは京都のボロフェスタぶりかな?

いったん戻ってまた来て
「待っているの可哀想だから」って「何がいい?」ってことから
誰かが言ったのかわかんないけれどウイザーの「My Name is Jonas」
をアコギで歌ってくれました。

2曲も先に聴けちゃったという贅沢。

the HIATUSのライブでセッティング中に一曲聴かない時は
今までに無かった気がします。この日は2曲もでしたが。
細美くんに感謝です。

<セットリスト>
Deerhounds
Silver Birch
Superblock
Bittersweet/Hatching Mayflies
Insomnia
紺碧の夜に
ベテルギウスの灯
Souls
On Your Way Home

この日はあのゴージャスなホールツアーから初めて
ふだんの編成に戻ったライブでした。

CDJよりこちらの方が早かったと思うので
ほんとうにホール後初だったからか
細美くんが水を得たさかな状態で
ぴょんぴょんしている感じがしました。

もちろんホールツアーでも元気な細美くんだけれど
やっと緊張感から解放された感じが溢れていました。

でもこの日はなぜか黒いシャツに赤いネクタイという
いつものTシャツとは違うスタイルでした。

そこの部分にホールツアーの余韻があるのかな?とも思ったり。

キーボードももう堀江さんはいなくて
伊澤一葉くんが堂々とそのポジションでおおらかに若々しく
鍵盤を叩いていました。

この日のセットリストはある意味ベスト盤的な選曲だったかと。

Silver Birchは友達の歌だと彼がホールツアーで言ってたように
細美くんはこれからもこの曲を友達のために歌い続けるのでしょうね。


このRADIO CRAZYで恒例になっているこたつっていうのが
あるんだけれど、どうやら細美くんは間でそのこたつに
行ってきたようで、ファンの人たちで会えた人もいるようですね。

またこういうフェスを「忘年会みたい」と言える感覚が好きです。

彼がMCで「俺、頭が悪いからさどうしたら日本がよくなるのかなんて
さっぱりわかんねぇし、説明もできやしないけれど、なんか足りない物が
あるとしたら「パーティー」なんじゃねぇかなって思うんだ。どっかで
好き放題して、騒いで酒を飲んでバカ騒ぎできない奴が、世界を
よくするなんてできないと思うんだ。」と言った言葉が今も心に
響いています。

彼の言う意味は「めちゃくちゃしろ!」っていうのではなくて
心に余裕がなくっちゃ、人のことも考えられないよっていう事だと思うのです。
ストレスをためて吐き出すところがなくっちゃ、まず自分が潰れちゃうよって。

自分をよい精神状態にして、人に対しても余裕をもって接して行ける人が
増えたなら、きっと日本はよくなるっていうのは本当によくわかります。

パーティーは別に大きさとか酒を絶対に飲まなくちゃいけないとかの
ことを言っているのではなく、仲間と心をぶつけ合う場をもとうという
ことだと思っています。


2、3人でもいいと思うし、100人でもいいと思う。

パーティーは自分の心を回転させるところなんだと思うのです。
とげとげしてごつごつした心をコロコロころがして
まる~くしていく場所。

ハイエイタスのあとに登場したゴッチもこの話をとりあげて
そのとおりだと言ってました。

ライブやフェスも大きなパーティーだと私は思っています。
そこに参加することで心のとげとげをいつもなめらかにして
帰ることができて、明日からの日々にまた向かえるわけです。

この日の細美くんの声はほんとうにきれいに響き渡っていました。
その笑顔も一層キラキラしていて、
何度も何度も思うけれど、彼といるこの世界は素晴らしいと
全身で感じられました。

私は大事な人といっしょに見たのですが、
細美武士という人は私たちの一生の宝です。






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ドラマ「泣くな、はらちゃん」と栄喜考

2013年02月17日 | DETROX/栄喜/SIAM SHADE
ここしばらくのドラマの中で
土曜日にやっている「泣くな、はらちゃん」は
私の中では大ヒット作品です。

はらちゃんはヒロイン役の麻生久美子さんが描くマンガの
主人公で長瀬智也さんが演じています。

アニメの主人公が次元の割れ目から現実世界にやってきて
人々と交流していくドラマなんだけれど、
ストーリーもおもしろいけれど
舞台設定とかカメラワークとか
出ている人たちとかがほんと素晴らしいのです。

女優として麻生久美子さんは大好きで
どちらかというと映画女優のイメージな彼女だけれど
このドラマでは真面目で何かと損する地味な越前さんを
ナチュラルに演じていて、やっぱり彼女はすごく素敵なのです。

さらにそこに登場する長瀬さん演じるはらちゃんがもう
ほんと純粋でまっすぐで熱くて涙もろい、いい人なのです。

単にいい人って書くと「そうなの?」で終わっちゃうので
見た事無い人はどんな風にいい人なのか是非見て下さい。

で、他に登場する人たちが濃厚キャラで

越前さんのお母さん役の白石 加代子さんは
舞台や演劇に詳しい人ならその大御所ぶりは
ご存知かと思いますが、本当に個性のかたまりの
ような素敵な女優さん。

そういう方が母役でちらりちらりと登場されるのですが
それだけでインパクト大なのです。

関ジャニ∞の丸山くんもいい味全開だし。
薬師丸ひろ子さんも忽那汐里もおもしろい役柄だし。

最近の作品は原作があるのが多いのに
この作品はオリジナルなんですよね。
それがまた凄い。

で、この脚本家は誰かと見てたら
なんと岡田惠和氏!

私が今まで生きて来ていろいろなドラマを見てた中で
結構いまでも心に強く残っている作品のいくつかを
手掛けている方ではないですか!

まず「チャンス」というドラマ。
これは三上博史さんが主役の売れないロックスターの話。
はちゃめちゃなキャラの三上さんがいつもこの中で
使うセリフ

「ちっちゃくまとまるなよ!」

これ絶対に忘れられないし、なんか自分の応援言葉のひとつとして
心にいつもある言葉でもあります。


「南くんの恋人」はある意味。このはらちゃんと共通している
ファンタジーの切ない話ではありますが、これも好きでした。

「彼女たちの時代」これはOLのつらい気持ちとか働く人たちの
せつなさをリアルに描いていたと思うし、これを見て
せつないけれど共感できた自分がいました。全編に流れていた
音楽がバックストリートボーイズで「ミレニアム」から全曲
たぶん流れていたと思いますが、このアルバムを聴くたびに
あのドラマの主人公たちが蘇って来ます。
視聴率はあまりよくなかったようだけれど、これはとても
いい作品だったと今も思っています。
もう一度見たいぐらいです。

「天気予報の恋人」も心に残っています。

最近のではキョンキョンが出てた「最後から二番目の恋」
も彼の作品だったのですね。

彼の作品にはコミカルな部分とせつない部分と
人間はこういうもんだよねっていう共感できる部分が
いつも描かれていて、ファンタジーを使ったとしても
そこにはリアルな世界もちゃんと描かれているので
私はいつも心が揺り動かされます。

ゆえにそのライターさんが今回オリジナルで
「泣くな、はらちゃん」をどうして書かれたのかが
すごく興味があるし、本当に素晴らしい作品だと思っています。

はらちゃんのギターをマンガで越前さんが最初三弦しか描いてなかったけど
現実世界ではらちゃんが見たギターは六弦だったので、
はらちゃんが「ギターは六弦なのですね。」って言ったのを聞いた越前さんが
線をマンガに書き加えて六弦にすると、そのマンガの世界でのはらちゃんが
ギターを弾くと音が初めて出て、みんなで歌を唄うというシーンがあったのですが
じわ~って来ました。

マンガの中でのはらちゃんがいる場面は演劇の世界のような雰囲気で
まるで舞台のようなのがおもしろいし、たくさんのランタンというのか
ちょうちんが雰囲気を凄く出しています。


このはらちゃんは長瀬くんを最初からイメージして岡田さんが
考えたそうですが、このはらちゃんを見てて
誰かに似ているな~って考えたら

は!っと浮かんだのは実は元SIAM SHADEの栄喜さんでした。

栄喜さんに怒られちゃうかな?

別にはらちゃんの格好とかそういうのが似てるっていうのではなくて
あのまっすぐで純粋で人のために一生懸命な感じがすごく重なるというか。

で、はらちゃんはすぐに感動して涙を恥ずかしげもなく流すのですが、
はらちゃんみたいにたくさん涙を流すわけではないけれど
そういうところが栄喜さんにもあるな~って見てて思い出しちゃうのです。


たぶん、先週栄喜さんに会ったからでしょうね。
自分の時もほんと素敵な方でしたが、
他のファンの方たちとひとりひとり接していらっしゃる時の
彼の声かけやふるまいがほんと「はらちゃん」なのです。

ひとりひとりに心を本当に注いでいるっていうのが
端から見ていてもわかるほど熱いというのか。


実のところ遠い昔
栄喜さんはTOKIOに楽曲を提供していて
アルバムに入っているのです。
「Crazy Chase」という曲です。

長瀬さんが栄喜さんの歌を歌っているのです。


何かを人に対してきっちりと伝えて行こうとする感じ。
相手の思いをしっかり聴こうという前向きな姿勢。
それが栄喜さんであり、はらちゃんでもあります。

ある意味、私にとってはSIAM SHADEというのは
遠く手の届かない存在であったけれど、何かの次元の
空間から栄喜さんが飛び出して来て、この間
会えたのかなって思っています。

で、彼はまた自分の世界に戻って行ってしまったんだなって。

せつないけれど、笑っちゃうんです。
栄喜さんの会話を思い出すと。

人を「くすっ」とさせる言葉を残してくれる人って
最高ですよね。

なんか月ぐらい距離が離れていても
笑顔をくれる存在が私にはいてよかったなって
今本当に思っています。

ACIDMANの大木さんが言うように
小さな笑顔がやがて世界を包む大きな笑顔になるような
気がします。


はらちゃんのラストがどうなるのか想像もできませんが、
昨日のかまぼこやさんの支店長が亡くなって悲しい話の中で
越前さんがマンガに支店長さんを描いて、はらちゃんたちと
彼がマンガの世界で生き続けるというのにも泣きそうになりました。

このドラマは本当に心を浄化してくれるドラマです。


コメント (2)
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