HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

I was born to love you.~キネマに行けなかったけれど

2012年10月28日 | FoZZtone
2012年10月27日(土)のこと

ここをもしキネマでのFoZZtoneの「Pageant: Keller Water」の完成披露会のことと
思ってこられたらごめんなさい。私は残念ながら参加してないので
その素晴らしいと数々の方が言葉にしてらしたライブのことを書くわけではありません。

ただ、いろいろな方のライブの感想の中で
私が気になっていた渡會さんの大事な話に触れられていて
そのことについて果たして書いていいのかわかりませんが
私の感じるMotherというものについて書こうと思います。

私は高校時代にパンクロックにはまって
イギリスのthe Clashというバンドを好きになりました。
もちろんクイーンが細美くんと同様に初めて買ったロックバンドのアルバムだったのですが
その同じ国にthe Clashというすごいバンドがいたのを知った時はものすごく感動して
自分はこれからもどんなことがあっても生きて行けそうだという気になったものです。

孤独であってもいいんだということを彼らは音楽を通して教えてくれたのです。

そして、高校時代の倫理の時間に書いた作文を今だに大切にもっています。
おそらく、作文で自分自身でもっているのは学生時代のではそれ1枚だけです。
ふつうは捨てちゃいますものね。

そのタイトルは「私の人生観」でした。

今それを読みなおすとほんと今の自分に過去から語りかけていたみたいに感じます。

その一部を恥ずかしながら抜粋すると

「母親というものに対する考えもロックを通して、いろいろ耳に入って来ました。
というのはロックバンドのほとんどが母親を題材にした曲を一曲は作っているからです。
そして、そのほとんどが”この世においてあらゆるものと縁を切ってもただ一つ切れないのは
母親”というものです。これらの曲を聴いていて、私はやっぱり母親っていうものは子どもにとって
本当に大事なものなのだなぁということを感じました。」

まあ、この前後にいろいろ書いているのですが、9割ロックから得たことみたいなことを
高校生のつたない文で書いているわけですが、先生(シスターだったのですが)のコメントの中に
「あなたの眼を世界に向けて開いてくれたROCK MUSICをこれからも大切にして、
もっともっと人間を世界を学んでいって下さい!(私のROCK MUSICのとらえかたが
変わってきそうな気がします。素敵なことだと思います!)」とありました。

そのシスターが今もその高校にいらっしゃるかわかりませんが
(私って卒業したらあまり母校に戻る方じゃないので.....)
その先生に言いたいです。

「私は今もROCK MUSICを大切にしていますよ。そして人間や世界について
まだまだ学び続けていますよ。」って


そんな私は今は子どもの立場から母親を見る眼と
自分自身が母として子どもを見る目の両方を持っています。

だからこそ、昨日のキネマでの渡會さんのお話を間接的ではありますが
聴いた時には心の奥のやわらかい部分が震えて苦しくなりました。

正直な話、この年齢にしてまだ母親に心配をかけているし
親孝行など何もできていません。
いつも、自分の生活が忙しくてほったらかしにしている感じです。

一方で自分の子どもの事で悩むことはたくさんあって
でも、いつもどんなときもその子が幸せになって
よい人生を送ってくれればとそれだけを願っている訳です。

親というのは自分自身の苦しさよりも
子どもの苦しさに足が体が震えるものだということを
私は母になって初めて知りました。

そして、自分が初めて命というものを投げ出しても
守らねばならない存在ができたことを
子どもを産んだときに感じました。

母が願うことは
子どもが笑顔であること
元気であること
そしてその子が好きな何かと出会えて
それをずっと大事にしていくことだとわかりました。

私は一番渡會さんが苦しい時期に
何も知らずに言葉を送ったことを
少なからず後悔しています。

というのもお母様のことに触れてしまっていたからです。

でも、私は渡會さんがときどきインタビューとかで語られる
お母様のお話が好きでした。(だいぶ昔だったかもしれませんが)

いつもあたたかくひまわりのようなイメージで
私は心に抱いていました。

きっと多くの方もそうだと思います。

そのお母様のために作られたという「Africa」という歌に
母なる命の偉大さへのリスペクトが溢れていて
聴いていていつも涙が出そうになるのは
こういうことだったのかと改めて感動しました。


私もいつか先に去っていく訳ですが
きっとその時に子どもたちへ言いたい言葉は

I was born to love you.(君を愛するために生まれてきたんだよ)

だと思います。これはクイーンの曲のタイトルと同じですが。



loveという言葉は

もしかしたら母から子へのメッセージなのかもしれませんね。










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