HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

そのときは気がつかないかもしれないが

2012年08月08日 | FoZZtone
京都でWALT DISNEY生誕110周年記念展をやっている。
仕事帰りにぎりぎりで飛び込んだ。

ディズニーからは多くの人は華やかなディズニーランドやワールドを
思い浮かべるだろうけれど、ウォルトがこれに至るまで
どれだけ人を信用し裏切られて、いわゆるいったんはヒットアニメーションを
作る製作会社を作っても、倒産し、また一から始めるそんな苦しい
経験をしていた。いろいろダメになって帰路につく列車の中で
「何か新しいキャラクターを作らなきゃだめだ。」とそこで
生まれたのがミッキーマウスだったんだ。

最初はネコのキャラクターにしようかと思ったけれど
その時にはまだ主役にはなってなかったネズミに着目したんだ。
そう、ミッキーマウスの誕生だ。

そもそも最初の会社で作ったのは
アニメの中に実写を入れ込むというものだった。
今みたいにCGが無い時代にどういう風に作り上げたんだろう。
でも、その時こんなことをした人は彼が初めてだったんだって。
資金がほとんどないいわゆるインディーズ会社がアイディアで
ヒット作を生んだ訳だ。そしてメジャーに。でもいろいろあって
またインディーズに。だけれどあきらめずにまたいろいろ考えて
メジャーにもどって大成功するんだ。


彼の言葉にこういうのがあった。

「そのときは気がつかないかもしれないが、
失望することが最高の結果を生み出すこともある。」

これってなんか力をくれる言葉だね。

さて、ここでFoZZtoneの「INNER KINGDOM」のことを。

実のところまだ感想を書くには至って無い。
でも、それはいろいろ書きたいことがいっぱい過ぎるから
時間をたっぷりもらわないと書けない。

ただ、言えるのはできるだけ多くの人に聴いてほしいと思う。

10代20代はもちろんだけれど、50代以上の人をも惹き付けるアルバムだと言える。
特に洋楽ファンであったすべての人たちにはなつかしく新しいアルバムだと思う。

日本人でこれだけあの60年代、70年代から今に至るまでの洋楽の空気感を
日本語で表現できるバンドって他にいるだろうか?

私は正直、10代からかなりの洋楽オタクであったので
自分が知らない時代からの音楽もいっぱい聴いて来たし、
今現在の音楽も聴き続けている。
かなり長い年月というか人生ほとんどを費やしている。

だからこそ、素晴らしいと感動してしまうんだ。

人間がそれぞれの役割をもって生まれるように
音楽も必ずそれぞれの役割をもって生まれると思ってる。

多くの人に届くために生まれるものもあれば
たったひとりの人のもとに届くためのものもある。
でも、数は関係なく、どれも同等に大事であり素晴らしいものなんだ。

人と人とが出会う奇跡のように
音楽と人が出会うのも奇跡だ。

でも、ほんとうは届くべきところに
しっかり届いているんだ。

だから今はまだ届いてなくても
必ず、届くべきところには届くから

私はそう信じているから

FoZZtoneの音楽が届くべきところに
すべて届く日は必ずくると信じているから


インディーズからメジャーへ
そしてまたインディーズへ

でも、揺るぎない意思をもって
次々にアイディアを出し、
それを実行していく。

そういうところがなんだかウォルトと
重なってしまった。

そして、自分たちのことだけでなく
若いバンドたちにもなんらかのチャンスを
与えるというU-22のライブも
「新しい世代を育てる」ということも
ウォルトの考えに似てて驚く。


まったく世界は違うけれども

「失望を最高の結果につなげる力」は
いっしょのような気がするんだ。


そうそう最近のボーカル渡會氏のつぶやきに
「歯医者」っていうのがでてきたんだけれど、

このウォルトの言葉を英語では

You may not realize it when it happens, but
a kick in the teeth may be the best thing in
the world for you.

なんだけれど、ここにteethっていうのが入っていて
なんか不思議だった。

teethはもちろん歯だよね。
(注☆kick in the teethで突然の失望を意味します)

歯はすべての始まりになるかもしれない。

ハハハって始まる歌もあるし(笑)



コメント
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