HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

FoZZtone インストアライブ at Kyoto Tower record

2011年06月27日 | FoZZtone
最近、音楽の神様は私をどうやらFoZZtoneへ向かわせてくれているのかな?
だって、こんなことめったにないから。平日のしかも月曜の17時なんて
仕事の関係上、一年でもこんな時間にタワレコに来れるチャンスなんてめったに巡ってこない。
だけど、そんなわずかなラッキーデーと今日が重なったんだ。

これは「奇跡」としか言いようがない。

昨日と今日連ちゃんでフォズの音楽を浴びる事ができたわけだ。

そういえばCDショップでの本格的インストアライブっていうのは
15、6年前の京都のヴァージンメガストア(現在はもうない)での
くるりのライブ以来初めてのような気がする。地元のインディーズ系の
バンドはのぞいてね。

そうタワレコでは初めてなんだ。
先日のwinnieはアウトドアライブだったしね。


このフォズのインストアライブを本当に
できるなら日本全国の人に見せてあげたかったよ。

インストアなのに
良質すぎるライブなんだもの。


最初セッティングされている時
マイクとイスがそれぞれ2人分用意されていて
誰と誰かって言われたら、竹尾氏と渡會氏に
だいたいはなるだろうけれど、どっちに
どっちが座るかはわからない。

ファンの人もどっちかが好きな場合
その選択に迷っただろう。
私はどっちがどっちでも素晴らしい演奏や
歌が聴けるなら幸せだったので、まあ
とりあえず、位置を定めた。

で、ご本人たちが音合わせに登場したんだけれど
最初、見る側から向かって左に渡會さんが座ろうとして
「あ、あっちがわっちか。」って誰もが思っただろうけれど
どうも渡會さんのエフェクターを準備している方がもう
一方の方だったようで、最初の予定ではなかったようだけれど
右側に移動された。ここでワッチファンはどういう心の
動きをしたんだろう?一方で竹王ファンは?
なんて、バカな事を考えるのはよして、その音合わせを
見ていたら、なんと渡會さんが2曲カバー曲を歌ってくれた。

みんなは気がついたかな~?

一曲はcoldplayの「viva la vida」(違ったらごめん)

もう一曲はボブディランの「Knockin' on Heaven' s Door」(これは絶対あってる)

なんかこれらを渡會さんのアコギで聴くとまた違った素晴らしい楽曲に
聞こえた。ほんと、また聴きたい。

ここだけでもなんか感動してた。

一方、竹尾さんは突然「立ってやる」とか言って、
イスを無くさせたんだ。立ってやるんだって思ったんだけど
あとでもっと高いイスをもってきて本番は座って演奏されてたけどね。

そんな竹尾さんはダブルネックギターでインストアライブに挑まれて
なんか、アコースティックライブといわれるライブでダブルネックを
もってガンガンに弾いている人を見るのは生まれて初めてのような
気がした。

でも、これがこれからのフォズの武器になるのは確かだよね。

12弦と6弦のダブルネックだからこそ、「白鯨」が美しく
荘厳にプログレ仕様に再現できるんだよね。
ほら、キングクリムゾンもEL&Pもイエスもシンセサイザーっていう
ものを仕様して、何段もキーボードを並べてたけれど
それをこの竹尾という帽子をいつもかぶったスナフキンみたいな
ギタリストはそのダブルネックギターでひとりでやってしまおうって
感じなんだから、すごいよね。そして、それを実践してる。

12弦でやると音に深みが出るんだって。

あとワウペダルもインストアに持ち込んでいたところにも
そこに彼の凄さを感じた。

そこにいるのはギタリストとボーカルギターの2人だけなのに
ふつうのよくあるバンドからの2人のアコースティックライブなら
2人ともアコギとかでジャンジャンっていう感じで
しっとりと演奏するだろうけれど
このFoZZtoneっていうバンドのお二人さんはまったく企画を超越する感じだ。

いつものライブのようなエフェクターボードを置いてギンギンに
ダブルネックギターを弾き、その横で全身全霊でアコギを
奏でながら歌うボーカリストの凄さを想像してみて。


そこにはロックがコロコロと転がっていて
でも、その石はきっと宝石なんだ。音でできた宝石。
キラキラと美しい音を立てて転がって、私の心にも飛び込んで来たよ。
痛いぐらいに幸せを感じた。


さて、
セットリストは

白鯨
音楽
猿飛
レインメイカー
口笛男

白鯨はあのアルヴィノとか
いうあたりがアコースティックバージョンでは
芝居のモノローグのように響いて来て
それがまた素敵だった。

ギターは6弦の方で弾いていたような記憶が残っているけれど
気持ちの高まりで12弦の方で弾くこともあるそうなので
それもこれからのライブでの演奏に大注目だね。


「猿飛」をやる前に
このタワレコとコラボして出したCDは
同日同時13枚発売で、これはAKBの総選挙にも
負けないというような事を言ってたけれど
(ちらっとだけAKBの歌をワンフレーズ歌ったっけ)
ほんと、13枚同時発売っていうのは初めてなんじゃないかな?
この業界で。オーダーメイドも初めてだけれどね。
まさにアイディアの成せる技。
素晴らしいとしか言いようが無い。

でもなぜに13。

私は好きな数字ではあるけれどね。

あの細美さんのTシャツとかに昔よく13ってあって
欲しいとか思ってた。

エルレの歌に「No.13」って曲あるしね。
私の家族のうち、ふたりが13日生まれ出し。

ゴルゴだって13だし(笑)

さて「猿飛」をやる時に今度7月に出るアルバムには入ってなくて
京都店のオーダーメイドアルバムには入ってますってことで
このインストアのためにライブバージョンと違う
「猿飛」のスペシャルバージョンを
やってくれた。
これはスティービー・ワンダーの「Superstition」絡めバージョンと
言ったらいいのかな?まさにそれでした。すっごくかっこよかった。
この曲で、フォズを知らないかもしれない店内の客を引き寄せた感が
あったなぁ~。

男子群がどんどん寄ってきた。

そういえば、だれか男の人が「男前が男前な音楽をやっている。」って
言ってたのが聞こえて、納得した。

高校生ぐらいの男子たちは目をキラキラして竹尾氏のギターに
釘付けになってた。


ははは

で始まる「レインメイカー」

この

ははは

が好き。


グレイプフルーツ爆弾をまた想像しちゃう。


ほんとずっと指先を見ちゃう。
渡曾さんもすっごくギター上手い。
ここは上手いギタリストが2人もいるんだから
厚みのある音楽ができるはずだ。

アコギであんなに指が動くなんて。
惚れ惚れしちゃうよ。あのきれいな指の動き。
GコードやFコードの押さえにくそうなところを
押さえて弾いていて。たぶんAコードもあったよね?
もちろん他のコードも
場所を覚えようって思っても覚えられるわけないしね。

「口笛男」をアコースティックバージョンでも聴けて
本当に幸せ。昨日の彼の全身全霊での歌いっぷりと
ギターの弾きっぷりもまだ心に焼き付いているけれど
今日もアコギでやっぱり全身全霊で歌って弾いてくれた。

I love you
I love you

が一段とインストアに深く響き渡る。

まるで幸せの種になるかのように。

このI love youは最高純度のI love youだなって感じる。

そこには妙な恋愛感情や
そんなちっぽけな好きだ嫌いだの取引は関係ないんだ。


君が今、こうして生きていることに対しての

I love youなんだ。

フォズのメンバーも
ファンの皆も
そして被災地の人々も
世界中の人々すべてに対する

I love youなんだから。


stone in the black bootsはやってくれなかったけれど
そのブーツをしっかりと見れてよかった。
大事に履いてるんだね。

前後するけれど

「音楽」はもしかして彼らのテーマなのかなって
最近思う。彼らのbeというか。
彼らの「~です。」が音楽なんだと。

♪音楽その音楽、おれを繋いで


彼らはこれからも音楽でいろんな人生を織っていくんだろうね。
その中に私もあなたもすべてのフォズを愛する人たちが
織り込まれて、地球を包みこんでしまうぐらいになればいいね。


さて、ライブ後のサイン会についてはまあ順番に並んでサインしてもらって
握手してって感じ。そういえば初めて竹尾さんのサインをもらった気がする。
っていうか初めてだ。この日に京都のタワレコでのfrom the NEW WORLDは
ほぼ売り切れみたいになったんじゃないのかな?どうなんでしょ?

終わってからどうしたらいいのかっていう微妙な感じの中
いつもの私の御用達タワレコに戻すべく、気になる音楽のところの
視聴コーナーで聴いてたら、帰り支度のフォズのメンバーが。

その視聴していた曲は5人組のオオカミさんたちのだったので
自分ながら、聴いてる音楽がバラバラだなぁ~って
思いつつ、フォズとの素敵な一日に感謝。

それにしてもサイン会の間
キャプテンはずっと電話してらしたなぁ~。

一体だれと長電話?

別に監視してたわけじゃあありませんよ。
私が探していたCDコーナーのあたりに
たまたまいらしただけで。

ゆえにお声はかけていませんので。

あと、いつもメンバーのお世話をされるキャノンさんは
まるで生徒会担当の先生みたいだと思いました。

写真を撮ったり、かたづけたり。
ファンのお相手をされたり。
ハートウォームなお方です、本当に。

明後日の京都MOJOも行けるなら行きたいけれど
まだ予定ではなく、予想がたたない。
(何せ何が起るかわからない職場なもので)

あ~2daysのFoZZtone。

素晴らしい2日間を音楽の神様どうもありがとうございました!

明日からまたがんばります!






















Superstition
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FoZZtone at 大阪福島2nd LINE

2011年06月27日 | FoZZtone
家に帰るとMr. サンデーで故児玉清氏の書棚あるいは読書家であった彼の
特集が持たれていた。そこで児玉氏が生前に言っていた言葉

「想像力は生きる力」

なんだか私がずっと職場で言い続けて来た言葉に
やっと「そうなんだよ。正解だよ。」って
先生から言われたような気がして
じ~んと来てしまった。


一方、ジャーナリストである木村氏は
「ジャーナリストは現実に見えるものしか追いかけないから
想像力はない。」ってなことを言っていた。

これってどうなんだろう?

ジャーナリストには想像力を必要としない?

それは間違っていると私は思う。

想像力とは別に空飛ぶヒーローを思い浮かべることだけじゃないだろう?
戦火の中で苦しむ人の心情を想像してみたり、今東北の被災地の人たちの
生活を想像する事も含まれるんじゃないか?
ジャーナリストはそういう想像力を働かせて、ならそこの現場でその事実を
しっかり報道しなきゃと行動を起こすんじゃないの?

だから想像力をファンタジーだけでとらえるなんてナンセンスだ。

人を思いやる気持ちも想像力が豊かな人ならできるし、
人の痛みを想像出来る人は人に対してひどいことはできないだろう。

そういうものが「想像力」だと私は思っているし
児玉氏もそう言いたかったと思う。

そういうことも想像できない木村氏にちょっとがっかりした。


さて、これと今日いやもう日付は変わって昨日
2011年6月26日(日)にあった
「SERIAL ATTACK!!」というserial TV dramaが主催のイベントと
どんな関係があるかというと、別にない。

ただ、「Serial TV drama」っていう名前がなんとなく
想像力の世界と繋がる気がちょっとするし、
タイトルの「SERIAL ATTACK!!」が
なんとなく映画「マーズアタック」を思い出させたんだ。

で、このイベントにFoZZtone and moreってことで
対バンとしてフォズが出たんだけれど、moreって誰?ってことで
おそらく私たちファンも含めてってことだと考えておこうかな。

ゆえに2マンライブだったわけ。

もちろん、フォズが先でトリがシリアルだったわけだけれど、

フォズ目当てに行った私なので
初めて見るシリアルの感想を先に書く。


5人組でギターが2人のバンドなんだけれど
ボーカルさんがどこか若かりし頃のSIAM SHADEの栄喜さんを
ふと思い出させる歌い方をしてらした。マイクさばきというか
表情まで似て見えたりして、なんかタイムスリップしそうだった。

で、彼らの曲の印象はあるハモリの部分が特徴的で
そこが往年のアメリカのバンド・ジェファーソンエアプレイン(スターシップ)
のハモリ方と似ていた。そこがアメリカンの清涼感溢れる感じで気持ちがいい。

だけど、全体的に5人がそれぞれのパートを主張し過ぎというか
もうちょっとボーカルさんを浮き上がらせるようにしてくれたらなぁ~
って感じた。5人が横並び状態というのか、ボーカルの歌に間をあげないと
いうのか、戦っている感じ。それぞれが。
ボーカルさんも素敵な声で決して楽器に負けてはいないんだけれど
ときどき、周りお静かにって思う事もあった。そこはギターひかえてもいいんじゃないかとか。
まあ、それがいいというのであれば、私は合ってないだけだろうけれど
初めて見た感想はそれだ。私はもっとそのボーカルさんの清涼感を前面に出して欲しかっただけ。

でも、楽しかったけれどね。ライブ自体は。

ファンも踊りまくってたし。

タオル回すのだけやめてほしかったけれど。

私はあまりタオル回すのは好きじゃない。
というのも過去に人の回したタオルが目に当たって
コンタクトが割れた経験があるから。
あと、埃がすごく舞うから。

さて、ここからはFoZZtoneについて書く。

セットリストは載せていいのか
わかんないので、とりあえず
やめておく。

ただ、数曲はバラすのをお許しください。

最初にステージでの立ち位置にちょっと新鮮さを感じた。
ああいうのはインストバンド系しか見たことがなかったから。

会場からステージに向かって、左に竹尾氏、そして右に渡會氏。
そのラインからやや奥に下がって、2人の真ん中よりやや渡會氏よりにキャノン氏
そのラインからまた奥の真ん中にドラムのキャプテン。
という立ち位置でした。前までは真ん中に渡會氏で右がキャノン氏で
竹尾氏と3人が横並びだったのにね。

いわゆる遠近法的ステージ構成というのか。

全部で10曲やってくれたんだけれど
一曲、一曲が素晴らしかった。
こんなにもひとつひとつが丁寧に作られている曲を
丁寧に演奏あるいは歌われるのを聴くのは
出だしから終わりまでまったくの手抜きなしに
読者を満足させる小説のようだった。


多くはオーダーメイドアルバムからだったけれども
私の彼らとの出会いの曲「黒点」もやってくれた。
そして、絶対にやってくれるとは思っていたけれど
これを早く生で聴きたいと思っていた「口笛男」
が始まった時は、全身が耳になり目になった。

これをどれだけの魂を込めて歌うの?ってぐらいに
歌い上げる渡會氏。そしてその彼がギターを
感情を込めて汗を飛び散らせながら弾く姿は
会場のあらゆる感情を巻き込んで行くような
勢いがあった。

I love you

I love you

というフレーズ。

私は今のところこれほど深い
I love youを歌うロッカーを知らない。

誰もが使い古したフレーズなのに
渡會氏が「口笛男」で感情を込めて歌うこの
I love youはなんとも物悲しくて、でもどこか
「助けて」と叫んでいるように聞こえてせつなくて、
私の心に深い波紋を描き、
感情がちゃぽんちゃぽんと揺り動かされる。

彼の言葉を選ぶ力というのか
感動してしまう。

これはいつもthe HIATUSの細美氏が
メロディには最初からちゃんと決まった言葉があって
それを見つけ出して埋めて行く作業が歌詞を書く作業って
言っているのを「ほんとうだ。」と細美氏以外で
感じる瞬間だ。


私は昔から奥行きのある歌が好きだ。
想像力を果てしなく巡らせることのできる曲が好きだ。

そんな曲をいつもフォズはやってくれる。

「白鯨」はおそらく、7月に出るアルバムバージョンを
やってくれたんだろうね。すごく長かったもの。
今まで聴いたことがなかったインストもたくさんあって
本当にプログレだった。

竹尾氏はダブルネックギターを弾いていた。
彼がそのギターを持つ姿を見るのは
ブリッツに行けてない私は初めてだったけれど
だいぶそのギターと親しくなっていたように感じた。

この4人だけで、プログレをやるところがすごいと
思った。どこかでキーボードを入れたくなっちゃうところを
ダブルネックギターと渡會氏のギターとドラムとベースだけで
壮大な「白鯨」というスペクタクルを表現するなんて
凄過ぎると思った。

ある意味、彼らのこの演奏は
「SERIAL ATTACK!」というタイトルにぴったりだと思った。

私はシリアルTVドラマというチャンネルを通して
今日はいろんな映画や番組を見せていただいたような
そんな満足感が残った。

それと、曲から曲へ移る時にちょっとしたインストと
歌が入るんだけれど、それがまたいいんだよね。

「これは何?」みたいな(笑)

今回、私の大好きな2nd LINEでFoZZtoneのステージを
初めて見れたことが本当にうれしい。

ここにbye-bye circusがいっしょにいてくれたら
ほんと最高だよね。

今富さんにお願いしたい対バン企画は

FoZZtone
bye-bye circus
winnie
99radio service

の4バンドの共演。

これ最高だと思う。
って私的にだけれどね。

どうかいつか企画してください。
お願いします。

それにしても今日の竹尾氏と渡會氏の2人並びは
改めて2人はヴィジュアル的にも男前の2人だなぁ~って
思った。でも、チャラけた男前やあま~い男前と
違って、恐い男前や辛い男前って感じだから
いいんだと思う。やっている音楽が軽くならないものね。
男前がやってもね。男性ファンも増えて来ているし。
男が惚れる感じがいいよね。
大阪出身の竹尾氏が弾く挑発的ギターはほんと
目が釘付けになるほど指の動きが凄い。

彼の目も凄いけれどね。
「こっち見ろや~!」みたいな感じで会場見てくるもの。

とにかく、端から端まで充実していた
すっごいライブだった。


フォズがどんどんグレードアップしていくのを
感じて、ほんとただただ「すっごい」と
言うしか無いファンの私だけれど
出会えてよかったって改めて思った。






コメント (4)
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