HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

Trash We' d Love Tour 2009 at Osaka パート2

2009年07月18日 | 細美武士/the HIATUS
パート1の方は深夜に帰ってすぐ書いただけに
感情が先走って慎重さにかけている感じもあるけれど
でも、それがほんとうにそのとき感じたことだから


パート2ではthe HIATUSのメンバーそれぞれのことを
ライブのことをもっと落ち着いて書こうと思う。

私はどちらかというとmasasucksの方にいたから
どうしても彼のギターを見てしまう。

あのNavigator masasucksモデル

あのブルーがやっぱりすごくきれいだった。
やっと実物見れたから感動した。

紺碧ってこういう色かなって思ったり

あるいはときどき思い出すんだけど
イタリアのカプリ島の青の洞窟の中の色

「紺碧の夜に」って

あんな色の夜なのかな?って・・・



たまに思うんだけど

細美くんの感情の表し方って
イタリア人みたいだって思うことがある。

イタリア人のイメージって
プレイボーイとかそういうのが
あるかもしれないけれど

それは作られたもので
もちろん人間として
どの国の人がこうっていうのも
ないのかもしれない。

でも、私の知るイタリア人の人の多くは
人に対してそんなにベタベタしないし
いかにもって感じでフレンドリーに仰々しく接してもこない。
一方で、自分の感性や感情をすごく大事にするし
友達や家族をすごく大切にする。

押し付けがましくないのに
さりげない言葉や行為に
あったかいものがあって
イタリア人の友達に
なんか心が救われることが多々あった。

留学中、いろんな国の人の中で
イタリア人と一番心が通わせられるような
気がした。留学中に一番価値観が似てたのが
イタリア人の女の子だったし。

話が脱線しすぎた。

で、Masasacksのギターはかっこよかった。
うぶさんとはまったく違うから
このギターと細美くんが絡むから
新しい化学反応が起きるんだなって
改めて思った。

本物見て、彼のこともっと好きになった。

またあのギター弾いてる彼が見たい。

ってサマソニで見れる!
幸せだなぁ~

ウエノさんはほんとマイペースって感じで
もくもくとかっこいいベースを弾いていた。
でも、ミッシェルとは違って
昔みたいなパンク感はちょっと薄れて
たとえはよくないかもしれないけど
the JAMのときはパンクだったポールが
時を経て大人のロッカーになって
サマソニで見せてくれた渋さのように
ウエノさんの大人の渋さが溢れてた。

ある意味細美くんといっしょにいるのが
不思議な感じもした。悪い意味ではなくて
こういう同じ系統ではない
異文化感覚のメンバー構成が
新しい音やグルーブを作っていくんだろうね。

隆史君は昨日のライブ後にTOEのライブがあるって言ってたよね。
一日に2つのバンドのライブをやるってスイッチ切り替えるのが
大変な気もしつつ、おもしろいかもって思った。

そんな隆史君のドラミング見てて
やっぱりすごいな~って
そのワイルドさに
ある意味けものっぽさに
彼がthe HIATUSにその色をつけているのが
わかった。

一葉君のキーボードはやばかった。
こんなに打楽器を意識させてくれる
キーボードはあまりライブで見た事が無いので
すっごく新鮮だった。

私のよく知る人で
同じようにピアノ弾きだけれど
エルレをカバーしてるときに
ピアノでメロディはもちろんだけど
ベースとドラムを表現している人がいた。
その人が私に
ピアノは打楽器だからねって言ってたのを
思い出した。

そんな彼のLittle Odysseyのときの
音は本当に心に染み渡った。

そういえば細美くんが

「今日はもうひとりのキーボードの堀江さんも来ている」

って言ってたね。一目会いたかったな。


そして細美くんはあの見覚えのあるレスポールを
弾いてた。もちろん間でチェンジはしているけれど
あのギターがやっぱり細美くんに一番似合う気がする。


そんな細美くんを

「正義の味方なんじゃないかと思います」って

masaが紹介した。


ほんとにそうだよね。

何に対しての正義の味方かっていうことだけど

それは正直者が正直すぎて
世渡り下手で
辛い目にあっても
それでいいんだよって
おれはお前の味方だからって
いつも歌で言ってくれてる
そんな人だからね。
細美くんは。


セットリストは
アルバム1枚しか出てないから
それしかないし
想像できるだろうし
他の誰かのHPみたら
わかると思うので書かないけど

Lone Train RunningとThe Flareが
2回も聴けて最高だった。

♪Away now~

っていうところで皆で歌う。

でも、その歌詞の意味とは相反して
心は遠くどころか
こんなにも近くに
多くの心が集まってきてる。

Away~ って歌うたびに
どんどん近くなる。

みんながまるで細美君の中に
入っていきそうな感覚だった。

The Flareで
 
♪Hands out~
からのくだり

もうほんとうにそこにいる人たちの
感情が炎になって空にのぼっていくような
そんなぐらい感情がステージに
届けられていたように思った。

もちろん私もだけど。

まるでドラゴンボールみたいに
みんなが感情を燃えさせて
投げてるの
ステージに向けて。

「ユニコーン」のあの英語の部分が
特に好きだ。これも泣けてくる部分だった。

これからもずっといっしょにいてよねって
ほんと思った。

細美くんの音楽がないと
やっぱりやってけないよって。


「紺碧の夜」の歌詞に

♪たったひとつ

っていう言葉があるんだけど

「たったひとつ」

この言葉を細美くんはどこかで
いつも心にもっているんだなって
思う。

昔から

同じものなんてないし

あるいはそのひとつのために
ずっと悩んだり
喜んだり

でも、それは結局
すべてのものは
この地球を司るすべてが
細美くんも言ってたように
つながっていて
どんな人も欠けてはいけないって
ことなんだよね、きっと。

たったひとつ

欠けたら何も無くなる。
自分も欠けたらみんな無くなる。
だから
自分も
皆も
大事なんだよね。

話をちょっと機材の話に戻すけど
ORANGEのアンプが印象的に目に入った。
masaさんの後ろの方に見えてたんだけど

あとライブ前のセッティングのときに
細美くんの前にセットされたフットコントローラーが
気になった。


細美くんが

昨日のライブは最高のオーディエンスだと
言ってくれたことはすごくうれしいし、
そんなライブに自分も存在しえたことが
しあわせだった。

「おまえらと対等な付き合いができるような気がする」
って言ってくれたこと。

これって

The HIATUSが始動して
やっとファンとバンドがひとつになれたって
ことなんじゃないかって思った。

もちろん、他の場所がいいとか悪いとかではなく
やはり新しいバンドが生まれて
1からライブを始めて
最初から一体感を会場ともてるなんてことは
絶対に無いと思う。
もし、あるとしたら
それはうそっぱちだ。
見かけだけだ。

それをライブを重ねるごとに
ファンといっしょに心と音を
通わせていったんだ。
すこしづつ。

で、The HIATUSもファンも
がんばってきたんだ。

そして、やっと昨日そのレベルに
達したんだと思う。

だから、昨日があるのは
今までのライブに参加したすべてのファンの
音楽への愛の結果だと思う。

昨日だけなんじゃなくて
今までの積み重ねが
昨日を作ったんだ。

私はそう感じた。

だから、東京での残りの2本は
もっとすごいことになるかもしれない。

でも、それをうらやましいと思うんじゃなくて
自分たちもそれの一員だと思って
誇りに思いたい。

だから今までライブに参加した人すべて
誇りに思ってほしいな。

みんなが昨日の夜を作ったって。

バンドと会場がひとつになる瞬間を
昨日この目で見れて、この体で感じて
この心で受け取った気がした。

これから

もっと

もっと

このThe HIATUSが

すっごいバンドに進化する手伝いを
みんなでアリンコみたいでもいいから
ライブに行けなくても
音楽聴くだけでもいいから
いっしょにできたらいいね。


そんな風にライブ後の会場を見ながら思った。


みんなですべての星を見つけてやろう!って
いう勢いで

Silver Birchの歌のように










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Trash We' d Love Tour 2009 at Osaka パート1

2009年07月18日 | 細美武士/the HIATUS
拝啓 細美武士様

やっぱりあなたの笑顔は最高です。


2009年7月17日(金)

大阪・なんばHATCH

今日は雨だと天気予報で言ってたけど、
ひどい雨ではなく、パラパラ降っては止み
開場前にはいつの間にか空に光さえ見えてきた。

朝6時前に起きて、職場に出かけて
仕事を全力投球でやったあとに
HATCHへまっしぐら。


到着したら物販もかなりの人だったけれど
欲しかったものは手に入れた。


私は600番台だったんだけど
1000番台の人もいっぱいいて
ここってそんなに収容できるんだって
思った。


どうせひとりだから
番号呼ばれたら行こうって感じで
ちゃんと並ぶかんじではなく
適当に立ってたら
めずらしく声かけられた。

そう君だ。(笑)ってここを知るすべもないから
永遠にわかんないだろうけど。その彼は岡山出身って
言ってた。今は神戸の大学生さんだそう。
そんな彼は同時にそばにいたやはりひとりで来てた
男の人にも話しかけて、なんとなく3人でお話することになった。

正直、ひとりでライブに来ているときに誰かと話を
するっていうのはかなり私にしてはレアだ。

でも、その2人の話を聞いてて思った。

彼らはほんとうに細美武士っていう人物を愛してるんだって。

その大学生君の細美くんに対する思いの表現がピュアで
こちらまですぐに初心に戻れるかんじだった。
もう1人の方も細美くんに会える喜びをまたまたまっすぐに
話してくれて、細美くんの言葉を借りるなら

おまえら、最高だぜ~。

って感じのファンの方たちだった。


細美くんがライブ中に

みんな無理してなくて、でもすごく楽しんでて・・・って
言うような言葉を会場に向けて言ってくれたけれど、

まさにそれだと感じた。


エルレがでっかくなって、なんだかファンの雰囲気も
ちょっと違う流れが入ってきた感があった。

でも、先週みたNCISもそうだったけれど
The HIATUSのファンもちょっとエルレのときとは
流れが変わっているように感じた。
ほんとうに音楽が好きでしかたがないって
細美くんの言葉が好きでしかたがないっていう
純粋培養のような音楽魂をもったファンが集結している
そんな印象だ。

MCで細美くんが

細美武士という見せ物みたいな人間から
やっと音楽やる人になれた気がします。

って言った言葉はまさにそこだと思った。

ファンが音楽人である細美くんに会いにきているんだ。


だから単に暴れるためだけに来たんじゃなくて
心底音楽を浴びて楽しもうって来ているんだ。
それぞれが自分の楽しみ方でね。


今回のゲストは8otto(オットー)だった。
ドラマーがボーカルっていうのは
日本ではあまり浮かばないけれど
海外ではイーグルスのドン・ヘンリーや
ジェネシスのフィル・コリンズが浮かんだ。

生でライブが見れたのはよかったし、
なんかたくさん聴けたような気がした。
時間的には40分弱だったかな?

ライブ終了後に
物販で見た彼はまたまた
あのサマソニで見たときと同じ
ユニクロのキューピー柄のTシャツを
着てて、ついつい確かめてしまった。

きっとなんじゃこいつって思ったと思うけど
ごめんなさい。どうしても自分の記憶が
正しかったことを確かめたかったの。
で、人違いではなかった。

ついでにottoの意味を聞いたら
イタリア語で8のことで
8には無限大とかいろんな意味があるって
すっごい短時間なのに深い言葉の意味を
話してくれた。

そういえば私は8月生まれで
来月またひとつ年を重ねるんだね。
できれば年齢も年を重ねないように
同じ年を無限にぐるぐるまわしてほしい。
まあ、どの年を回すかが問題だけど。



さて、ゲストのライブが終わって
セッティングに時間がかかるのかなぁ~って
思ったら、思いのほか早かった。

そうそう8ottoもthe HIATUSも待ち時間のBGMが結構充実してた。
聞いてて楽しいから待ち時間も苦じゃなかった。

Jetやレッチリ、アークティックモンキーズやブロックパーティなど
とにかくカラフルな選曲。誰がしたんだろう?


細美くんがステージに現れたとき、
そして曲が始まった時、

本当にやっと君に再会できたって感じで
泣きそうだった。いや泣いてた。
自分だけわかるように。

長かったよ。

ほんとうに。

君が消えちゃったらどうしようって思っていた不安は
君の生き生きとした姿を見た時、すう~っと消えた。


細美くんが

人間って生まれたときからすっごくかしこいのに
誰も何に役に立つかわかんないから悩むんだよな

みたいなことを言ってたけれど

私がまさに今日ライブの直前まで読んでいた本の主人公が
「自分は生まれてきて誰かの役に立っているのか」
と悩んでいた少女で、でもその少女はいろんな旅をして
最終的にこう結論づけたんだ。

誰の役に立たなくてもいいんだって。


それの裏を返せば


あなたが存在してくれているだけでいいってこと。


誰かの役に立つことばかり考えなくていいんだってこと。


あなたがこうして全力で音楽を放つことで
なんの呪縛や強制もなく
空気のように酸素のように
わたしたちのもとにその歌やメロディが
呼吸とともに入ってくるんだ。

それが


生きてる


ってことだ。


そう、細美くんだって今日言ったよね。


生きてるって。


笑顔で「生きてる」って言ってくれた君を見てると
ほんとうに君に出会えてよかったって心底思った。


細美くんの前では嘘や裏切りも溶かされていくよ。
その音楽と愛で。


リトルオデッセイをやってくれた時に
一回やり直しをした。

音が作り物みたいでいやだって、PAさんに
なにかを切ってくださいと言ってから
歌い直しをした。

そういうところが細美くんらしいなって。
ふつう流してそのまま続けそうなものを
ストップしちゃうところ。

こちらとしたら2パターンが聞けたんだけど。

でも、これを歌ってくれているとき
また涙が視界の邪魔をするんだよ。

細美くんの姿をしっかり見たいのに
滲んじゃってさ。
すっごく困る。

でも、ほんと心に滲みた。


アンコールのときに
会場から新曲は?っていうと

細美くんはそんなのないっていいつつ

♪乾いたパンツは心痩せさせる~

ていう歌を数秒歌った。

まあ、もちろんお遊びだけれど
なんか細美くんには珍しい気がした。

そういう余裕も出てきたんだって。


今回は細美くんが何度も深呼吸をしながら
体にぎゅっと気合いいれるかのように
力をいれる行為をしてて

それは「興奮してる」からって言ってたね。
そんなこと。

私自身のかつて緊張から震えがとまらず、
体に力をいれるようなしぐさをしたときを
思い出した。

細美くんの場合は緊張ではなく
むしろ最高の気分から来たものだと
彼の言葉から感じられた。

だとファンとしてはすごくうれしい。


一生懸命やるって楽しい。


まさにそうだよね。


一生懸命やっている人のライブを
一生懸命見るのは最高級の幸せだ。


セットリストはまだ書くのはどうかと思うので
書かないけれど、今日はアンコールを2回も
やってくれた。

そういえば、私が初めてエルレのライブに行ったときも
2回してくれたし、今回のthe HIATUSの初ライブも2回。

なんかすごくうれしいし、細美くんの素敵な言葉も聞けた。

まだ興奮が覚めてなくて
きっと妙な言葉の羅列になっていると思うけど、


最高っていう言葉すら満たせないくらい
「生きててよかった」って
「生まれてよかった」って
思う時間だった。


Thank you the HIATUS!
















コメント (2)
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