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HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

フンデルトヴァッサー

2006年05月02日 | スポーツ/芸術/コラム
フンデルトヴァッサー展に行ってきた。はっきり言って何年ぶりだろう、京都国立近代美術館へ行ったのは。美術館へ行くのが大好きだった私もいつしか時間と仕事と毎日の生活に追われて、美術館へ行く余裕などどこかへ行ってしまっていた。そんな私は久しぶりに心が穏やかになる時間が持てた。

フンデルトヴァッサーはもともとはオーストリアのウィーンの人だったけど、晩年はニュージーランドに住んでいたようだ。そういえば、何年か前にBS-NHKでカールスモーキー石井こと石井竜也氏がこのニュージーランドの家に行く番組をやっていたのを思い出した。石井竜也氏のアートなところが好きだった私は彼が私と同様にフンデルトヴァッサーをリスペクトしていることを知り、すごくうれしかった記憶が今日、ふとよみがえってきた。

私はアールヌーボーという芸術が好きでその様式の建物を見たりするためにウイーンに1週間ほど滞在したことがあるんだけど、その延長で当時まだ現役のアーティストだったフンデルトヴァッサーを知り、彼がデザインした市営住宅を見に行った。実際にふつうに人はそこで生活し、自転車置き場には自転車がふつうに置いてあって、生活感漂うのに外観はアートなんだ。

こんなところに住める人は幸せだな~って思った。それに市営住宅をこんなアートな建物にしてもいいと許可したウイーンという街もさすがだなって思った。

そんなヴァッサーが2000年に亡くなる前に大阪の舞州というところのゴミ処理場をデザインした。ちょうとユニヴァーサルスタジオジャパンの近くだ。まるでチャーリーとチョコレート工場に出てきそうなイメージの建物で、ファンタジーが漂う。是非工場見学したいものだけど、なかなか予約も大変みたいだ。

それなのに大阪の一部の芸術センスのない連中は「税金の無駄づかい」なんておっしゃっている。こういうことにお金を使わないから、心の貧しい日本人が増えるんじゃないか。

日本の古い建造物や調度品なんかほんとにお金がかかっている。ゆえに心がそこで育って和の独特の文化が育ったのではないか。でも、それがだんだんくだらない政治のくだらない事に使われて、それこそ文化が衰退してしまっている。

だからこそ、この舞州の処理場の建物はすばらしいと思う。ゴミ処理場を素敵な建物にしてしまうところ。

もう彼がこの世にいないのは残念だけど、彼はすばらしいものをたくさん残し、しかもそれは単なる飾りものではなく、しっかりと人間の生活に密着し、役立っている。

今日は心が活性化し、自分の中の表現したいものを少し見つけられた一日だった。

加えて、物販コーナーで売っていたあるレンズつき3Dカード。すごく買ってよかったと思った。家で見ていると自分がヴァッサーの建物の中にいるみたいに感じられるんだもの。束の間のファンタジー体験ができちゃう。これはヒットだった。
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タカノ綾

2006年03月28日 | スポーツ/芸術/コラム
タカノ綾って知ってますか?あのルイ・ヴィトンとコラボしたり、ゆずとコラボしている日本の新鋭アーティスト村上隆の弟子であり、私の大好きなUKバンドのフィーダーの『FIND THE COLOUR』や『COMFORT IN SOUND』のジャケットを手掛けた人であります。私の好きな日本人の女性アーティストの一人ACOの「四月のヒーロー」のPVで彼女の後ろにでっかく飾られている絵も彼女の作品です。イギリスで村上隆の弟子たちが展覧会をした時も彼女の人気はかなりのものでした。

そんな彼女は今京都に住んでいるんです。もちろんどこかは知りません。でも、京都に住んで東京の女の子を描いているそうです。彼女自身は東京出身です。八坂神社近くにアトリエはあるみたいなんですが、どこかでふらっとデッサンでもしている彼女とお会いしたいものです。

そうそう、ACOといえば、ドイツに1年間留学していたんですね。なんかイメージがあう気がする。私の好きな奈良美智さんもドイツでずっと活動していて、私はその頃から好きになったんですが、独特の雰囲気がドイツにはあるんですよね・・・って行ったことありませんが(笑)まあ、細かくいうとドイツの空港内は乗り継ぎの関係でいたことはあるんですけどね。フランクフルトだったのですが、そこでソニーのハンディカムを持っていたら、その小さい機材にあちらの税関の方たちが非常に興味をもたれまして、まるでCMで見たことがあるような光景で「ちょっと見せてくれよ~。これがソニーのビデオカメラか~。パスポートサイズじゃないか~」ってドイツ人のおじさんもお兄さんもものすごく物珍しそうに触ってました。もちろん、すぐに返してくれましたよ(笑)

って話が飛びましたが、ACOを最初に知ったのはドラゴンアッシュとのコラボからですね。赤いメガネかけて歌ってました。それから少しブランクがあったのですが、この「4月のヒーロー」でそのタカノ綾の絵に惹き付けられ、そしてACOの歌声に惹かれ、シングルを買うと、なんとカップリングには私のこれまた大好きなKATE BUSHの「THIS WOMAN'S WORK」をカバーしていたんです。なんという偶然となんという繋がり・・・

ドラゴンアッシュは最近はあまり聴いてませんが、まだDJが入る以前にケンジ君がまだアフロヘア-の少年(そういう感じだった)頃のPVを見て「いい感じだな~。」って心に残った時からACOとのコラボあたりまでは聴いてましたね。でも、「ファンタジスタ」は大好きです。って前にも書いた気がしますが・・・すぐに忘れるもので(笑)

話はタカノ綾に戻しますが、彼女の展覧会が4月に東京のパルコミュージアムであるそうです。おそらく、そこから順番にいろんなパルコを回っていくんでしょうね。関西である時には行きたいと思ってます。
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応援したくなるプレー

2006年03月21日 | スポーツ/芸術/コラム
スポーツの良いところを改めて感じた日だった。おそらく、日本の国民の多くが今日のワールドベースボールクラシックに釘付けになった一日だったのではないだろうか?

まだこのWBCの予選前にイチローが出場を決めてその時のインタビューでこんな事を言っていたのが印象的だった。

「応援をよろしくお願いします、なんて絶対に言えない。僕らがやらなくてはならないのは、見ている人たちが応援したくなるようなプレーをするだけです」

まさにその通りの試合であり、プレーだったよね。ほんとに野球への情熱と日本人という誇りが今回のWBCでは溢れていた。力と感情が見事に一体化した試合だった。

あきらめてはいけない。そして、どんな苦境であっても落ちついて脱出の糸口を探ること。仲間を信じる事。自分を信じる事。そんなことをこのゲームは教えてくれた気がする。

王監督を始め、松坂や上原、メジャーのシステムの中でこのゲームに出るのにいろいろ大変だったけど、あえて自分の意志で参加したリリーフの大塚、多くのヒットを打ったイチローや福留などの打撃陣・・・皆素晴らしかった。

泣けてくるほど素晴らしい試合を・・・そして、こんなにも感動した試合を見せてくれた王ジャパン。

本当にありがとう!日本人としての誇りです。

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悔しさが力

2006年03月19日 | スポーツ/芸術/コラム
今日のWBCの準決勝。やはり見事な勝利だった。あれだけの悔しさを日本のメンバーそれぞれが力にして得た勝利だった。もちろんまだ決勝があるのだけど、今日の試合はまるで優勝したかのような喜びが選手の笑顔から溢れていた。上原の力投やイチローの冷静なバッティングなど・・・それぞれのメンバーすべてがすばらしかった。

悔しさはこんなにもすごい力になるんだ。

今日はそれを強く感じた。

私も日常の中に悔しいことがいっぱいある。でも、それが力になるなんてあまり考えてなかった。明日からは自分の中でまだ消化しきれてない悔しさを力に変えていこう・・・そんな気持ちを今日この試合からもらった。
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イチローの笑顔

2006年03月18日 | スポーツ/芸術/コラム
最近イチローは笑顔だ。というか表情が豊かになった気がする。それはあの古畑任三郎に出たからだろうか?思いのほか演技力があり、結構評判になった。それで彼もなにか変わったのかな?今やっているWBCでの彼の発言はホントに心に響くものがある。彼は野球を愛し、そして日本をやっぱり愛して、その情熱が今回はっきりと見えたそんな気がした。一方で、ゴジラこと松井は少しイメージがマイナスに変わったかもしれない。彼は自分を優先し、日本に背を向けたからだ。もちろん、彼自身に何かを聞いたわけではないので、いろんな事情があるんだろうけど、ちょっと損したような気もしないでもない。

我が家にはなぜかイチローファンが一名いて、サイン入り(といっても何かで当ったので本物かどうかわからない)キャップとかペプシかなんかについていたキャップのイチローコレクションもある。妹の旦那さんがアメリカに出張が多いので、その時におみやげに買って来てくれたイチローグッズなんかもある。

私にはそういうのはわかるようでわからないんだけど、イチローが語る言葉は好きだ。彼のドキュメントも案外見ているような気もする。とにかく、あのアメリカの審判の誤審はアメリカのチームにマイナスの結果をもたらし、日本にはチャンスが回ってきた。

今まさに燃えている日本の野球が見える試合になりそうだな~。

がんばれ日本!がんばれイチロー!

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イナバウアー

2006年02月24日 | スポーツ/芸術/コラム
美しかったな~。トゥーランドットに合わせてのその華麗なる演技。まさに氷上の妖精。荒川静香さんに心から拍手を送りたい。それにしても、ロシアの応援の人たちがもっていたチェブラーシカのホワイトバージョンがかわいかった・・・

信念を持つ人は本当に美しい
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藤山寛美

2006年02月06日 | スポーツ/芸術/コラム
この前のスマステーションで藤山寛美さんの特集をやっていた。ファンではないけど、彼の芝居をテレビで見た事はある。実は私の今会社で机を並べている人はその藤山寛美さんの娘の一人と同級生で藤山家に遊びに行ったことがあるそうだ。そして、私もかつて京都の山科というところに半年だけ住んでいたことがあるのだけど、その時家で借りていた駐車場が藤山家の横の駐車場だった。

それはともかく、彼の娘の直美さんが語るには、父である藤山寛美さんはこんな事を言っていたそうだ。

「生きて行く上で、毒殺したいほど憎たらしいやつは三人はいるだろう。でも、そういう人がいるからこそ、自分は成長できるんだと思いなさい。」と

深い言葉だな~って思った。

憎いやつほど自分のこやしになるんだな。

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不思議なお話

2006年02月05日 | スポーツ/芸術/コラム
思い出した奇妙なお話

ある人が友達と車で奈良から和歌山の方へ遊びに行った。ところが帰り予定より遅くなって、山道を走っているうちに迷ってしまった。何度も何度もぐるぐるしているうちにある峠に出てきたら、そこにぽつりと小さなお店があった。そこで道を聞こうと入っていくとひとりのおばあさんがいた。そして、急にお腹がすいてきたので、そこで不思議なパンを食べたそうな。カレーパンみたいなんだけど、今まで食べたことなく、そしてそれ以降も食べた事がないそう。また、食べたいな~と御本人は言っているけど、果たしてそこはどこだったのか?しかもあんな辺鄙なところになんで一件お店があって、たったひとりおばあさんがいたのかも不思議だそうだ。でも、そのパンのお陰で飢えをしのげたし、そのお店を出た後無事に山から出られて家に帰れたわけで、救世主には間違いない。

もう1つ。日本史の中世の時代(鎌倉・戦国時代あたり)に「天正遣欧使節」という項目があったのを覚えていらっしゃいませんか?

簡単にいうと

「1582年(天正10)2月、九州のキリシタン大名大村純忠・大友義鎮・有馬晴信の3人は宣教師ワリニヤーニの薦めにより、ローマ法王・イスパニア王に敬意を表し、あわせて日本伝道の援助を求めるために派遣した少年使節。

その少年使節として派遣されたのは正使・伊東マンショ・千々石ミゲル、副使に原マルチノ・中浦ジュリアンら14~15才の一族の少年。」

ビジュアル系のようなヒラヒラのフランジがついた襟や袖の服を着た美少年達。

歴史の教科書に必ず載っていたような・・・

そのメンバーの内の誰かが持ち帰ったというローマからの鏡がある人の親戚筋の人のところの蔵に残っていたそうだ。そして、その鏡をときどきフリフリの襟のついた服を着た美少年たちが行き来するのを見るらしい。恐いようで、ロマンティックな話だ。彼らはその異国の地ローマで何を感じたのだろう。何を得たのだろう。そして帰国して何を思ったのだろう。

彼らが帰国した時には秀吉がキリスト教を禁止していて、きっとかなり大変な状況だったことだろう。

というような雪降る夜の奇妙な、でもロマンティックなお話でした。
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安藤忠雄

2006年02月04日 | スポーツ/芸術/コラム
JET KELLYのビリーさんは昔、「光の教会」の見える場所に住んでいらしたようだ。自分の好きなバンドの方からこれまた自分の好きな建築家の名前があがると妙にうれしいものだな。そうそう、JET KELLYではドラムの長尾さんは奈良美智さんが好きで、ステージ衣装はナラTなんだよね。奈良さんと安藤忠雄さんといえば、私の日本人で特に尊敬するアーティストで、この2人の名前があがった時点でなんだかJET KELLYとは出会う運命だった気がした。

安藤忠雄さんの初期の方の建築で京都で馴染みのあるのは京阪三条から河原町まで歩いていくと高瀬川が流れていて、その川沿いに立つコンクリートうちっぱなしの建物『TIME'S』だ。できた時はまだ安藤忠雄さんという名はそれほど有名ではなかったけど、私はその建物が好きになって、そこのカフェに友達とよく行ったものだ。京都VOXHALLよりは若いかな~?

大阪で行ったことがある彼のデザインによる場所は天保山のサントリーミュージアム。海遊館の隣だ。

兵庫で行ったことがあるのは兵庫県立美術館。これも彼の手によるものだけど、ここでは童心に戻って「なんとかごっこ」がしたくなってしまうし、写真を撮るロケーションとしてもいい。海がすぐそこにあって・・・

行ってみたいのは彼がデザインした寺院。地底に本堂があって、でもそこには光が射し込む。本堂から地上に出るとそこは確か庭園と池になっていたと思う。本堂の上に蓮の池があって、その池を通って光が射し込むんだ。もちろんガラスの屋根があるんだけど。

「都会の中でも切り取られた空は自分だけの空や」

これは彼の言葉。彼はいつもきっとどこでも空を見ていたい人なんだろうな。だから彼の建物にはいつもどこからか光が射し込む場所があって、その向こうに切り取られた空がある。

今や世界的にも認められて、海外にも彼のデザインによる建物がある。それはアメリカであったり、イタリアであったり・・・ほんと素晴らしいアーティストだ。

彼は別に大学で建築を学んだわけではなくて、高校出てから建築事務所で働いていた人だときく。
才能というものと建築というものを愛する気持ち・・・これが彼をここまでにしたんだな。

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アール・ヌーヴォー

2006年01月29日 | スポーツ/芸術/コラム
今日テレビで「日本が生んだアール・ヌーヴォー」というスペシャル番組が天海祐希をナビゲーターとして放映された。思わず、用事をほっぽりだして見入ってしまった。

実はアール・ヌーヴォーは私の大好きなアートだ。それゆえスコットランドのグラスゴーのマッキントッシュに決して叶うことのない思いを抱いていたわけだけど、スコットランド以外にもヨーロッパあるいはアメリカにまで広がったアール・ヌーヴォーという芸術。でも、それは日本の文化に多大な影響を受けたものなんだ。

浮世絵や着物、寺院や町家いろんなものが影響を与えている。ゆえに懐かしさや日本の心もそこにあるわけだ。

ウイーン、ベルギー、フランスのナンシーなど、私がひとりでリュックを背負って、ジーパンでたずね歩いた場所が映って、ほんと懐かしかった。特にベルギーのオルタ博物館やら、ナンシーの美術館で見た着物の女性やちょんまげの町人とかが描かれたグランドピアノとかがまた映像を通して見れてうれしかった。

妙な話だけど、こういう美術館とかでは日本人であることがすごく誇りに思えたものだし、外国人の方も日本人である私にいろいろ話しかけてくれて、うれしかった。

グスタフ・クリムトやエゴン・シーレ、エミール・ガレにオルタ・・・そしてマッキントッシュ。皆日本を愛してくれていたんだな~って思うとほんとにうれしい。さらに皆、音楽を愛していた。ゆえに彼らの絵には音楽が表現されていて、それは最高のものとして描かれていた。

芸術って、ある意味、命の証明みたいなもののように思える。
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