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HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

Broken Youth

2008年07月14日 | NICO TouchestheWalls
なんか1度聴いたら、頭から離れない曲だ『Broken Youth』

もう関東地方では7月頭からアニメ「NARUTO」のエンディングとして流れているんだね。早くここでも見たいな。

私がアジカンと出会った曲もこの「NARUTO」のテーマ曲の「遥か彼方」だった。聴いた場所はCDショップだったので、それが「NARUTO」の曲だとは最初知らなかった。こんな曲が日本にあったんだ!ってすごく聴いたその瞬間に心をぎゅっと掴まれた。そのまま、即座にその曲が入っていた『崩壊アンプリファー』を買いにいった。おもしろことにこれを聴いたCDショップにはこのアルバムはなくて、別のところまで行って、見つけて買ったんだ。

でも、その曲と初めて出会ってから15分以内にはもうCDを手にしてた。まさに「恋に落ちる瞬間」と同じだ。

それからアジカンのラジオがタイミングよくFMで始まり、それを聴いていた。そこで初めて聴いたのがELLEGARDEN。もしかしたら「遥か彼方」と出会わなかったらエルレとも細美くんとも出会えなかったかもしれない。

ゴッチのお陰かもしれないな。いつもゴッチは細美くんのことを褒めていたな~。

って話が違う方向へ行ってしまったね。



そう、今はNICO Touches the Wallsのテーマが素敵だ。なんかすごく体じゅうが熱くなる。血が騒ぐというのか・・・

8月13日発売がものすごく待ち遠しい。

ほんといいバンドに出会ってしまった。


フルアルバム早く出ないかな~。





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THE BUNGY

2008年06月08日 | NICO TouchestheWalls
改めて、いいバンドが出てきたな~って感じました。

「THE BUNGY」は彼ら自身がいうように今の日本ではこういう曲をやるのは彼らしかいないんじゃないかな?

何度もリフレインされるギターフレーズ、裏打ち、ソウルフルなベース。

どう説明していいのかわかんないんだけど

例えば サザンロック
例えば THE BLACK CROWS
例えば THIRD EYE BLIND
例えば THE STROKES
例えば THE WHO
例えば BLUR
例えば QUEENの「Another one bites the dust」

そんなバンドや曲のエッセンスが混在しているような、そんな印象です。

この曲がひらめいた時に光村さんは「風呂場でストレイキャッツ」って仮タイトルをつけたそうですが、ベースの雰囲気にはストレイキャッツのエッセンスが入っているかもしれません。

でも、ほんと今こんな感じをスマートにやってのけるバンドは思いつかないな~。


この曲の歌詞の中にピーターパンが登場します。
今までの人生の中でピーターパンが登場する曲でとても心に残っていて、好きな曲が今まで2曲ありました。

1つはKATE BUSHの「Oh England My Lionheart」
もう1つはJET KELLY (現・JET LILY STAR)の「ランドリー」

それに今回「THE BUNGY」が加わって、ピーターパン登場曲ベスト3が私の中でできました。

NICOのメンバーはこの曲のタイトルにちなんでか、バンジージャンプに挑戦し、ギターの古村さんなんて、カメラの不調のため、再度撮り直しで2回も飛ばれました。恐るべし・・・

きっと飛ぶことが決まった時「あ~なんでこのタイトルつけたんだろう?」って思ったのかな?それとも、それぐらいの覚悟は最初からあったのかな?

PVの雰囲気はどこかブラーやケミカルブラザーズのPVで見れそうな雰囲気のおもしろい空気感があります。


今回のシングルの初回限定盤にはDVDがついていたんですが、これは私が行った大阪のシャングリラのライブ映像で、すごくうれしいです。

あの思い出がまたよみがえるわけですから。ライブ映像はだいたいは東京でのライブが主。だから今回は本当に幸せな気持ちです。

3曲だけですが、見ごたえ充分で、しかも今回のライブ映像を見てすごく新鮮な気持ちになりました。

よくありがちなライブ映像とちょっと違う。
カメラワークがちょっと違う。
光のとらえ方がちょっと違う。

そんな印象です。

かなりの台数があったようにあの日思いましたが、その何人かいらっしゃるカメラマンさんの中にきらりと光る映像センスのある方が数人いらしたようです。その中にはきっと楽器にこだわる、演奏にこだわるカメラマンさんもいたんでしょうね。

すごくいい映像だな~って

それがまたうれしくて。


ライブ映像がアーティスティックなんて、素敵ですよね。もちろんなんの小細工もなくて、ただそのカメラマンさんのカメラアイの成せる業。

NICOのメンバー自体からもそういう風に撮りたいと思わせるオーラは出ているんだと思います。


そして、改めて映像で光村さんを見たら、あの日感じた透明な瞳というのか、清涼感と目力を感じる瞳がそこにもありました。

坂倉さんのベースもすごくかっこよかったし、あの対馬さんのドラミングもあの時のビートがそのままにそこにありました。

古村さんのギターワークにはやっぱりとろけそうです。

私にとって今の日本の三大注目ギタリストは

DAITAさんはスペシャルなんで別枠ですが、

ELLEGARDENのウブさん
この前見たFoZZtoneの竹尾さん
そしてNICOの古村さん

です。

まあ、早弾き系にどうしてもいってしまう私ですが、そんな中でも音に優しさとぬくもりと知性と深みがあるのがこの3人ですね。ギターが歌う・・・そんなギタリストさんたちです。


カップリングの「SIMON SAID」と言う曲はまた「THE BUNGY」とは違うタイプの曲ですが、NICOのカラーは濃厚に出ていると感じました。

サイモンセッドというのはアメリカやイギリスの子供たちがよくやる遊びで、鬼というとちょっと変だけど、ある子が言ったとおりにみんなが体を動かすゲーム。

それに絡めて、こんな風になるんだと光村さんの詩もすごいな~って思う私です。

NICO touches the Wallsって男女同じぐらいに愛されるバンドだと思うから、これからがすごく楽しみです。でも、チケット取りにくくなるのが・・・ね。




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WantsそしてTHE BUNGY

2008年05月28日 | NICO TouchestheWalls
もう眠ろうとしている今。
心がとっても温かい。

なぜなら、寝る前にたまたまつけていたVMCでまず、BINECKSの「GLORY DAYS」のPVを見て、チャンネルを替えてSSTVにしたら、GRAPEVINEの「Wants」のPVとNICO Touches the Wallsの「THE BUNGY」のPVが見れたから。

まず、BINECKS。どうしてあんなにかっこいいのだろう。誤解ないように言うけど、顔がかっこいいとかそういうのではないよ。なんていうのか音楽への姿勢というのかロック魂というのか、ロックってこんなもんだろ?っていう感じの。

The Birthdayのようなアプローチももちろん私は大好きで、チバさんのたたずまいとかすべてかっこいいし、あれこそロックだといつも思うんだけど、一方でSIAM SHADEの血筋を受け継ぐこのBINECKSのようなストレートなハードロックもすごくかっこいいと思うんだよね。爽快なロックが。

B'Zというユニットがいる。誰もが知る日本でもトップのロックユニットだ。彼らの曲で名曲もたくさんある。でも、私は嫌いではもちろんないけど、心底からは好きにはなれなかった。どうしてかわからない。松本さんのギターは凄いし、稲葉さんも素敵だ。でも、どうもあのタイトルとか選ぶ日本語とかがいまいち私の心を外す。稲葉さんの声もややストライクゾーンを外す。「アローン」は名曲で今も大好きな曲なんだけど。

でも、そのB'Zでは得られなかったストライクをくれたのがこのBINECKSだ。もちろん、SIAM SHADEカラーが漂うからでもあるけれど、ボーカルのKEITAくんの声がストライクだ。ちょうどいい具合に届いてくる。ギターは松本氏のやや脂っこいギターとは違って、何歳になってもどれほど早弾きをして複雑に弾こうともさわやかさと温かさとシャープさが無くならないDAITAさんのギターはやっぱり日本でナンバーワンだと私は思う。

ベースのBOHさんもシークエンスプログラマーのTESSEYさんもすごくかっこいいし、そのちょっと恐いかんじがまたいい。いいドラマーが加わればもっとすごくなるんだろうね。今でもすごいけど。

さて、うって変わってGRAPEVINEの「Wants」はずっと田中くんが弾き語りするシーンが繋がる。都会のビルの風景を背にアコギを弾く田中くん。バインもやっぱり私の大事なバンドであり続ける。SIAM SHADEと平行にいつも彼らは側にいてくれたもの。そういえば、彼らが一番長く側にいてくれているのかもしれない。

PVはあの須永さんの手によるものだけど、やっぱり須永さんは都会を描く第一人者だと思う。なんかビルの風景にドキドキするもの。モノレールに哀愁を感じるもの。

なんとなく、田中くんのアコギを弾く姿を見て、君を思い出したよ。そう君のライブに行きたいな。

君の歌う「月 満ちる間に」がまた聞きたい


そして、NICOの新曲「THE BUNGY」は前の「夜の果て」とはまったく違うアプローチ。すごくおもしろいし、なんか新鮮だ。彼らは本当に自分たちの世界をもっている独特のバンドだと思う。こんな曲って今までなかったよな~って思わせてくれる。早くCDを手にしたいな。

あ~もう寝ようっと・・・





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GANIMATA GIRL

2008年04月30日 | NICO TouchestheWalls
スペースシャワーTVでSSTVオンリー版のNICOの「GANIMATA GIRL」のPVが流れました。わあ~大阪のライブだ~。ってテンションあがりました。あの時の熱がよみがえりました。改めて、いいバンドだな~って感じました。

そういえば、セットリストを書いてませんでしたね。まあ、セットリストはNICOのHPにあるのであえて書きませんが、やっぱり「行方」や「(MY SWEET)EDEN」「武家諸法度」「アボカド」そして「夜の果て」が生で聴けたのは最高でした。

って他の曲もすべてよかったけれど。初披露の「ほっとした」でほんとホッとしました。

シンプルなステージなのにどこかゴージャスで、何がそう感じさせるのか考えたら、やっぱりバンドから出るオーラなんだろうなって・・・

とにかく、この日の映像がDVDでつく新曲の発売が楽しみ。


いいバンドに巡りあえたときは本当に幸せですね。
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Nico Touches the Walls at 梅田シャングリラ

2008年04月06日 | NICO TouchestheWalls
ナハトムジーク・・・ナイトミュージック・・・小夜曲


ナハトムジークといえば、クラシカルミュージックファンの方ならきっとヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトによる『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』(Eine kleine Nachtmusik)ト長調 K.525を思い出されることでしょう。

今回Nico Touches the Wallsのワンマンツアーのタイトルは「ナハトムジーク」。

どういう過程でこのタイトルがついたのかはわからないけど、「夜の果て」という彼らの曲のイメージからなのでしょうか?


昨日はある仕事があって、もうギリギリっていう感じで梅田のライブハウス「シャングリラ」へ到着しました。ここは初めてなので、無事着けるかちょっと心配でしたが、なんとか迷わずに行けました。それにしてもJR大阪からそれほど距離は離れてないと思うのですが、かなり大回りしていかないといけない場所なので、早く道路を整備して欲しいと願います。

今回ソールドアウトということで、そんなチケットを手に入れられたことを感謝しています。その分、400人強収容のそのライブハウスなので、入場にかなり時間がかかっていました。私が入る頃にはもう予定の開演時間は過ぎていたと思います。

いつも思うのですが、なんでライブの時はこんなにもドキドキするのでしょう。まるで初デートに行くときみたいに。ステージにメンバーが現れるまで、そんな思いでいるんですよね。でも、ステージで演奏が始まったとたん、ドキドキは消えて、「かかってこい」(笑)体制に入るわけです・・・って私が行くライブがほとんどロック系だからでしょうね。

会場はそんなに広いわけではないのですが、後の方に入ったせいか、段差があるフロアだったので、その高い部分で見れることができ、かなりよくステージとメンバーが見れました。

開場前に皆が購入したTシャツに着替えて、ロッカーに荷物入れないと・・・ってかなり気合が入っているので、「モッシュ&ダイブ」あるのかな~って思ってました。男性ファンもかなり多くて、はるばる関東方面から来られていた方たちもいらしたようです。ライブ中でもあちこちから男性の声で「かっこえ~」って聞こえてくるのですごく微笑ましかったです。


というか、男性から見てもしびれるバンドなんですよね。彼らは・・・ってこの言い方ちょっと変ですよね。音楽に男女関係ないんですから。ただ、彼らは実際拝見してかなり皆さん男前ってことがわかったので、案外女性ファンが多いのかなって思ったわけです。でも、そんなことなく、同じぐらいの割合でした。

実際のところ、ダイブはありませんでした。まあ、狭いしね。モッシュはあったようですが、Avenged Sevenfoldとかパンクスプリングとかのあの超恐いモッシュみたいのではなく、温かいモッシュだったと思います。見ていたかぎり・・・


最近思うのですが、人それぞれノリ方は自由で、好き勝手に体を動かしたらいいわけですが、海外の人にはぜったいにいないだろうな~っていう体の動かし方をする人をよく見かけるようになりました。盆踊り的というか、キャンプファイアー的というか、これは絶対に日本人ならではの動きだと思う踊り方です。そういうジャンルがあるのでしょうか?以前行っていた邦楽のロックのライブでは見かけなかった動き方なので、今流行っているのかな~?妙にそういう人は目に留まります。


さて、メンバーを生で見て、最初ボーカルの光村さんがかなりスレンダーな体だったので(縦縞のシャツのせいでそう見えたのかもしれませんが)、どういう歌声なのかな~って思ったら、すごく分厚い広がりのあるボーカルだったので、感動しました。全身が声って感じで。とにかく、上手いです。うわ~やられた~って感じにすぐになりました。そして、ギターも上手いので、激しく歌いながらよく弾けるな~って思いました。

ドラムの対馬さんは思っていたとおりに個性的ですごく雰囲気のある人でした。彼の存在はこのバンドにはなくてはならないものだと本当に感じました。力強いドラムがきらきらそして私の全身に響いてきました。

ベースの板倉さんはクールな感じで(でも人間的な温かみは自然と溢れてきていたのですが)、ベースを弾きつつも、これまた心地よいビート感が指先から溢れてきて、すごく気持ちよくその低音に身をまかせることができました。

そして、リードギターの古村さんのギターワークは期待どおりでした。とにかく、動く、動く、指が・・・・・速弾き系でしょうね。どちらかというと。曲の演奏の途中でメンバー紹介もされたのですが、その時に彼はDeep Purpleの「ハイウエースター」(たぶんそうだったと・違ったらごめんなさい)のフレーズをやや長めに弾いてくれました。リッチー・ブラックモアもびっくりでしょう(笑)あれ、かなり指大変ですから。


そんなメンバーで本編15曲。アンコール3曲。計18曲やってくれました。

昔からのファンも今のファンも楽しめるようにと最初セットリストを考えたそうですが、最後は自分たちが楽しめるものにしようと思ったそうです。

でも、間でやってくれた、「めったにライブでやらない曲」だとか「初めて演奏する曲」だとか、6月に出る「新曲」とかは、彼らの新旧ファンへの思いが表れていたと感じます。

新旧関係なく、この3曲はみんなが同じ時に同じ空間で初めて聞く曲だからです。同じラインに立って、それこそ新旧の壁を取り除いてくれた3曲なんです。

まだツアー中なので、セットリストを書くのはやめてますが、今日の名古屋や次の東京で参戦される方は楽しみにしていてくださいね。


あえて、書かせてもらうなら「夜の果て」が生で聴けて本当に心から幸せでした。苦しかった時期に夜歩きながら、何度も聴き続けたこの曲。昨日のステージを見て、歌のフレーズにある「いつか迎えにきてよ、夜の果てに」という言葉の答えをようやくもらった気がしました。これはあくまで個人的な思いですが、昨日のライブを紆余曲折の中、ほとんどあきらめていたのに見れたことは「光」がそのステージに迎えにきてくれたんじゃないかと。

これからまた歩いていける。


それを強く感じたステージでした。




すべてソールドアウトは初めてだという彼らは「これは本当なの?」ってステージに上がるまで不安だったそうです。そんな最初のソールドアウトのライブに参加できたこと。すごく運命を感じます。これからはチケットが取り難いバンドになっていくんでしょうね。でも、この日のこの素晴らしいセットリストのワンマンが見れたこと。自分の人生の新たなステップで見れたこと。生涯忘れ得ないライブのひとつとなりました。


光村さんはMCは長くはないけれど、端的にしっかり言葉をまとめて話す人だな~って感じました。ステージでのノリもいいテンションだし、甘すぎず、渋すぎないステージがすごくよかったです。砂糖を入れなくても、おいしく飲めるブラックコーヒーって感じで。

そして、彼の瞳はすごく澄んでいるように、後方から見てはいた私ですが感じました。こちらまで、なんか目薬入れた後みたいにライブ中に目がすっきりしてくるんですよ。彼の目を見てたら。不思議でした。そういう経験あんまりなかったから。
きっと目力があるんでしょうね。ゆえによくステージも観客もライティングも見えました。


今回3台ほどカメラが入っていて、そのライブ風景が新曲の特典としてつくらしいです。行ったライブがこうして残るってうれしいですよね。スペースシャワーとかでもオンエアがあったらいいな~


曲の詳しいコメントは書けませんが、本当に満足いくセットリストでした。


素晴らしいナハトムジークでした。



終演後流れてきたのはデビッド・ボウイの曲。これもちょっとうれしかったです。ここ数ヶ月、またデビッドの初期の音楽に心がいっていたところなので。


こうして世界中のありとあらゆる音楽が夜を超えて、手を繋ぎあっていくんですね。








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武家諸法度

2008年03月08日 | NICO TouchestheWalls
『How are you?』というNICO Touches the Wallsのメジャーデビューのミニアルバムの最初に入っているこの曲の導入部分というのかな~♪気まぐれに~で始まる直前のイントロからすっかりその世界に引き込まれる。何か懐かしい遠い記憶のようなメロディ。昭和の終わりつつある時代に生まれた彼らがその消えゆく時代の音を当時たぶん2,3歳だったと思うけど、大切にしまって持っていたんじゃないかと思うようなメロディなんだ。

たとえば吉井和哉氏なんかが好きな音のような気がする。

昭和と同時に海外の70年代の音とも重なる。


でも、タイトルは「武家諸法度」

懐かしいな~日本史で習ったよね。


こういうタイトルをつけるセンスがまた好きだったりする。


これのライブバージョンも『Eden』というアルバムに入っていて、それも聴いたんだけど、「あ~生で聴きたい」って本当に思った。

なんかちょっとロンドンパンクの香りもするんだよね。おそらくギターのフレーズからだと思うんだけど。今のパンクではなくて、昔のクラッシュとかの。ミッシェル・ガン・エレファントから香る音楽と通じる部分があるというか。

現The Birthdayのチバさんは何せクラッシュファンだものね。


クラッシュは私にとっても人生においてすごく重要なバンドのひとつだし。


多感な時期を彼らに救われたんだもの。



この「武家諸法度」を聴いていると、自分の中のもやもやしているものが少しずつ流れ出ていく感じだ。


「(My sweet)Eden」という曲はアルバム『Eden』の表題曲だけど、これは「武家諸法度」とはまたぜんぜん違うタイプで、でもすごく好きになった。イメージするなら紙飛行機が風に乗ってずっと飛び続けるような感じにメロディが舞っていくように思う。結構強い風もあったり・・・

「雨のブルース」という曲は『Eden』にはライブバージョンが『Walls Is Beginning』にはスタジオレコーディングバージョンで入っている。これもまた違う側面が見える曲なんだけど、このバンドの特徴なのかわからないけれど、私がすごく好きになる部分というのは共通している。それは音が半音ふと落ちるところだ。そこがぐっと私を捕らえる。


スローな曲からロックな曲まですごく幅が広い。

これからどんな風に展開していくのかがすごく楽しみ。次のアルバムがほんとに待ち遠しい。
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夜の果て by NICO Touches the Walls

2008年02月26日 | NICO TouchestheWalls
「夜の果て」中毒症状。かなりのもんだ。
今日は朝からi-Podでずっとこの1曲だけを聴き続けている。
「夜の果て」が終わっても「夜の果て」が始まって・・・
グルグルと夜は終わりそうにない。

今までの生きてきた人生において、何度か「完璧」だと思う音楽に出会ってきた。でも、そんなに簡単に出会うわけでもない。

日本のバンドにおいて、ここ数年でいうなら、ELLEGARDENとTOKYO DROP(JET KELLY)とストレイテナーはそんな貴重な出会いであった。


そこには全身の細胞と血が「会いたかった」と叫ぶ曲が存在する。


そして、この2008年にNICO Touches the Wallsの「夜の果て」という「完璧」な曲と出会ってしまった。


♪野暮な孤独吐き出しても涙が出ないから

というところのメロディに堕ちた。

「吐き出しても」から音が落ちていくところ。

音楽的表現だと別の言い方があるんだろうけど、この音の転がり方が胸の奥をぐっと掴んでいく。



出だしのギターのイントロから実際のところ、すでにかき乱されてしまうわけで、

♪僕のもとへ~

のあとに流れる深いメロウでジャージーなギター音がものすごく好きだ。



♪そんなんじゃ~・・・・からのサビに至っては、もう本当に飛んでいきそうだ夜の果てまで。



「無礼」っていう言葉。



どうやったらこのような言葉を思いつくんだろう?この場所に・・・って思う。



とにかく、ギターの音は最高であり、ベースもドラムも気持ちいい。そして、ボーカルはほどよく、絶妙な苦さがあって、こんなにもストレートに入ってくるかというほど、なんだか泣きたくなるほど、熱いんだよね。


Who holds the light that calls beyond the dark?


この言葉が孤独にも強くなれる気持ちにさせてくれる。

孤独に沈みながらも、希望が見えるのはなぜだろう?


夜の歩道を歩きながら、横を通り過ぎる車のライトだったり、ポツリポツリとあるお店の光だったり、タクシーの待合場所だったりのわずかな光に、この曲が溶け出して、凍えそうな体と心を温かくしてくれた。


誰にどう言われようと私にとってこの曲は「完璧」なんだ。
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