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福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

観音経講説その5

2009-06-19 | 法話
応以比丘。比丘尼。優婆塞。優婆夷。身得度者。即現比丘。比丘尼。優婆塞。優婆夷身。而為説法。
比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷の身を以て得度すべき者には、即ち比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷の身を現じて為に法を説き、

応以長者。居士。宰官。婆羅門婦女身。得度者。即現婦女身。而為説法。
長者・居士・宰官・婆羅門の婦女の身を以て得度すべき者には、即ち婦女の身を現じて為に法を説き、

応以童男。童女身。得度者。即現童男。童女身。而為説法。
童男・童女の身を以て得度すべき者には、即ち童男・童女の身を現じて為に法を説き、

 

 
応以天龍。夜叉。乾闥婆。阿修羅。迦楼羅。緊那羅。摩陲羅伽。人等身。得度者。即皆現之。而為説法。
天・龍・夜叉・乾闥婆・阿修羅・迦楼羅・緊那羅・摩・羅伽・人等の身を以て得度すべき者には、即ち皆之を現じて為に法を説き、

応以執金剛神身。得度者。即現執金剛神。而為説法。
執金剛神の身を以て得度すべき者には、即ち執金剛神を現じて為に法を説く。

無尽意。是観世音菩薩。成就如是功徳。以種種形。遊諸国土。度脱衆生。
無尽意、是の観世音菩薩は是の如き功徳を成就して、種々の形を以て諸の国土に遊んで、衆生を度脱す。「無尽意よ。観世音菩薩は、こういう功徳を成就しさまざまの姿になって、どのような場所にも自由自在に現われて、人々を救うのです。」

是故汝等。応当一心。供養観世音菩薩。是観世音菩薩摩訶薩。於怖畏急難之中。能施無畏。是故此娑婆世界。皆号之為。施無畏者。
是の故に汝等、応当に一心に観世音菩薩を供養すべし。是の観世音菩薩摩訶薩は、怖畏急難の中に於て能く無畏を施す。是の故に此の娑婆世界に皆之を号して施無畏者とす。
「 ですから皆さんは、一心に観世音菩薩を供養しなければなりません。この観世音菩薩は、衆生がおそろしい災難や困難におちいった場合にも、救ってくださり、無畏を施してくださる(恐れを取り除いて救ってくださる)という意味で施無畏者と呼んでいるのです。」
 


無尽意菩薩。白仏言。世尊。我今当供養。観世音菩薩。即解頚衆。宝珠瓔珞。価直百千両金。而以与之。作是言。仁者。受此法施。珍宝瓔珞。
無尽意菩薩、仏に白して言さく、世尊、我今当に観世音菩薩を供養すべし。 即ち頚の衆宝珠の瓔珞の価直百千両金なるを解いて以て之を与え、是の言を作さく、仁者、此の法施の珍宝の瓔珞を受けたまえ。 「感激した無尽意菩薩は、仏さまに申し上げました。 「お釈迦さま。わたくしは今ここで観世音菩薩にこれをお供えします。」  そう言うと、自分の首に懸けていた金銀やもろもろの宝石をつらねた、何万両分とも知れない高価な首飾りをはずし、観世音菩薩の前に差し出し、「これをお供えしますから、お納め下さい。」と申し上げました。 」
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