福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は神泉苑において祈雨の為の孔雀経読経がおこなわれ効験のあった日

2024-08-02 | 法話


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百錬抄 / 正治元年(1199)八月三日条
「八月三日 神泉苑において孔雀経御読経始めらる。 祈雨に依る也。」
天皇は御門天皇。後鳥羽上皇の院政。鎌倉幕府は源頼朝。
この時の修法は東寺長者の延杲が行い、その功績で高野山の孔雀堂が建立されました。
延杲は密教大辞典に依れば「左辨少藤原能忠の子。叔父禎喜大僧正に従い剃髪受戒、建久二年五月神泉苑に祈雨、賞として法印に叙せあっる。十月東寺五十代長者。護持僧。正治元年八月祈雨によりて牛車宣旨を蒙る。神護寺別当、東大寺別当。元久二年東寺灌頂院にて祈雨、賞として弟子教延権律師に補せらる。後諸職を辞して六条別院に隠居し建永元年三月二十一日寂。壽八十四。

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