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福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

角田さんの高野山・奈良諸寺参拝記録その2

2010-05-08 | 頂いた現実の霊験
(2)5月3日、04時、高原講元、床をぬけ、結縁灌頂入壇、一番乗りをするため、其の陣取りのため、普門院をでる。
  戸外は、まだ暗く、気温も低く、寒い。
  06時、中塚さんの先導で、同院のご本尊が奉られている境内に.堂内は、空気が引き締まり冷たい。文明の利器
  の恩恵に浸りこんだ我われは、たまらず、片隅に用意されていた電気ストーブを、ON,,暖を取る。

  06時30分、堂内の僧侶が、参集し、朝の勤行が始まる。
  読誦のお経は、「大楽金剛不空真実三縻耶経」(略称・理趣経)で、報告者にとっては、久し振りに接するもので
  有難く感謝の気持ちで一杯でした。
  近藤ご住職様から法話。高野山は、わが国では、第一番目の世界遺産に登録された寺院であり、参道にあった島津家の墓碑に
  刻み込まれていた、豊臣の朝鮮征伐の時に、犠牲になった敵、味方の区別なく弔うという、博愛の精神は、世界中
  で、わが国だけしかない。この、精神が、大切である。と強調しておられた。

  この普門院は、弘法大師の師、勤操大徳が、草庵をむすんだところで、わが国で、屈指の造園芸術家である小堀遠州の庭
  があった。
  
  07時45分、普門院で、それぞれご先祖の供養を、お願いした後、本日の最大のイベントが、行われる壇上伽藍の金堂へ。
  すでに、先発隊として、先陣取りをしていただいた、高原講元と合流。待機する。
  08時、金堂前に、金襴の袈裟をつけた僧侶が、庭儀曼荼羅供の遷列を成して歩み進んでくる。列の終わりに、法印様を、乗せた朱色
  の駕籠が担がれてきて、金堂にはいる。荘厳、厳粛な雰囲気でした。長い歴史の重さを、感じさせる儀式です。

  ☆高原講元語録

  愈愈ですよ。このお堂そのものが、仏様のお体です。我われは、仏様のおなかの中に入ってゆくのです
  ありがたいことです。

  庭儀曼荼羅供がおわり、11時、我われの入壇です。高原講元のご苦労の甲斐あつて、第一斑の先頭
  グループです。若い僧侶の方たちの案内で堂内に入ります。堂の扉は、すべて閉じられていて、堂内は真っ暗やみです。僅かに
  蝋燭の明かりがともされているだけです。阿闍梨様の結縁灌頂の要領の説明の後十善戒を授かり普賢菩薩のご真言・おんさんまやさとばんを、おとなえします。
  そのあと、若い僧侶の方が、我われに、一人ずつ細長い紙で目隠しをし、外縛の印を、中指で結ばせ、そのまま、曼荼羅檀まで、
  歩きます。曼荼羅檀に来ると、指の間に樒の葉をはさまれ、檀の上で、これを放ち、落ちたところの仏様とご縁を結ぶ,投花得仏
  が終わり。ここで、目隠しをとり、導師役の阿闍梨さまから、「ただいま、大日如来様と結縁されました。おめでとうございます。」と説明を受けました。
  、次の場所に、いざなわれる。
  そこには、お導師さまが控えておられ、三錮を握らされ、宝冠を被せられ宝鏡が差し出され、自分の顔がうつる。「これで、あなた様は、立派な
  仏様に、おなりになりましたよ。とご託宣をうける。???、仏になった自分自身を確認する。
  神秘的で、荘厳な、不思議な、静かな感動が、心身を駆け巡る。不可思議な経験です。
  即身成仏といいますが、成程、古代からの仏・人間の知慧で、こうした、神秘的な手法で信仰の切っ掛けをつくることや、
  信仰を深化させることを、考えた叡智に、思わず畏敬の念を抱きました。

  金堂の外にでると、若葉が目にしみる、まぶしさで、見慣れた檀上伽藍が、鮮やかに、新鮮に見えました。12時でした。
  
  前後しますが、我われが、結縁灌頂を受ける前に、高原講元のお導きで高野山・金剛峯寺の大門,中門、壇上伽藍の金堂
  一切経堂、御社、西塔、孔雀堂,准胝堂観音、金堂、御影堂,獄弁才天,大塔,覚海大徳、不動堂、愛染堂、大会堂,
  瑜祇塔、三昧堂、東塔、立里荒神に、それぞれ、礼拝し、ご真言をおとなえしました。
  
  12時、霊宝館を見学、一旦、中本に戻り、今度は、南海バスで高野山駅。ケーブルを乗り継ぎ南海電車で橋本駅。15時30分
  、湯北さんとお別れしました。さらに、電車は、高田まで行き、近鉄大和高田駅で乗り継ぎ、17時46分長谷寺駅着。
  湯元・井谷屋の迎えのマイクロバスで、18時、宿泊先である、井谷屋着。
  一息つきました。この宿には、天然温泉があり、早速、飛び込んだ次第です。

  19時、お膳の夕食。大仕事を、無事終えた達成感が、つい、「般若湯」を、戴く始末で、この日の出来事など話に花がさきました。

  ☆高原講元語録

   今日から仏さんになったのですよ。しっかり拝み、お祈りすることが大事です。お祈りするなかには、当病平癒、商売繁盛など、現世
   利益のお願い事もあるでしょう。身近な願いも利他の願いとセットで必死に拝めば必ず成就します。私も仏様の不思議なお力で、願いが次々,聞き届けられています。本当に有難いことです。

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