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静岡で休校中の子どもを学校に受け入れ、大阪では保護者と飲食店を同時支援 - 政府より民間の方が賢い

2020-03-04 | いとすぎの見るこの社会-コミュニティ関連
台湾よりも遥かに劣る「後進国」並みの「全国で休校」という愚かな措置が行われ、
判断力に劣り実行が遅い泥縄な日本政府の体たらくが全世界に知れ渡っている。

しかし震災時も豪雨災害時もそうだったが、非常事態においては
日本国民は驚くような民度の高さを示すものであり、今回も同様である。

程度が低過ぎて寧ろ悪影響をもたらしている政治家とは違い、
民間では俊敏に、困っている人々を助ける活動が始まっている。

愚かで空疎なパフォーマンスしか芸のない首相が一斉休校を宣言すると、
すぐさま保護者を助けるために子を預かる活動が始まっている。
静岡などでは学校に子の居場所をつくり、学童では必死の防疫対策の上で受け皿を作ろうとしている。

また、劣化二世の愚劣な判断で大打撃を受けた給食業者は
食材を一気に買い求める消費者によって打撃を緩和させることが出来、
より独創的な活動としては経営難に追いやられた飲食店が受注して
低所得世帯に食事を届けるスキームをNPOが編み出した。

ただ残念なのは、最近の選挙でのは日本の民度は明らかに低下しているので
事態を改善させるどころか悪化させる愚かな政治家が権力を握ってしまうことだ。

悪しき官邸主導で政策を歪め、官僚機構を意気沮喪させ、
社会を腐蝕させる政治が行われるのはそれが元凶なのである。

悲しいことに、東日本大震災や豪雨災害での失政、
地方創生の失敗と同じ様な現象がまた再び起きている。

▽ 地方で重要なのは人材の「質」であり、政府の頭ごなしの施策で再生する自治体など存在しない

『奇跡の村 地方は「人」で再生する』(相川俊英,集英社)


当ウェブログの厳しい警告は、令和元年の陶酔が冷めた後に再び浮上してくるのだろう。。

「元々、東日本大震災の被災地は過疎に苦しんでいた地域が多く、
 多くの識者が当該地域からの人口流出が起きると予想しており
 「復興」どころか「復旧」すら困難であることは予想されていた」

「加えて原発事故による壮烈な風評被害で
 福島とその近隣の第一次産業・観光業が凄まじい打撃を受けており、
 深刻な影響は後々まで残ることになる」

「知られているように被災地支援の熱意と活動は漸減するものである。
 被災地での日常回復も個々の状況や資質によって「まだら模様」となり、
 被災による打撃が甚大であった人々、復興の動きに取り残された人々は
 経済的にも心理的にもより苦しい状況に追い詰められつつある」

「寄付金でも「買って応援」でも彼らの苦境は改善されない。
 まして、自民党が票田にカネをばら撒き、選挙に勝つための方便である
 「国土強靭化」では復興が永遠に不可能なのは明白である。
 (せいぜい彼ら利益共同体の「利権回復」でしかない)」

「陛下が震災の影響が色濃く残っている被災地の現状に心を痛め、
 深い気遣いをされているのを聞いてしみじみと心打たれた後に、
 安倍首相のいつもの空々しい言辞を聞いて猛然と怒りが込み上げてきた」

「復興が進んでいる一部の見た目の良い場所だけで物見遊山し、
 震災が「新しいステージ」に入ったなどととんでもない嘘を吐く政治家は、
 天皇陛下のお気持ちを踏みにじる叛逆者に限りなく近い」

「今、被災地は復興どころか復旧も不可能になりつつある。
 それは様々な理由に基づくものだが、最大の理由の一つは安倍政権である」

「「国土強靭化」などと愚劣なプロパガンダを展開して
 公共事業予算を全国津々浦々にバラ撒いたために
 被災地に向かう筈の資材も労働者も一気に分散し、コストも高騰した」

「自民党のお家芸である業界買収策の余波で、
 ただでさえ困難な復興が遅れに遅れ、
 自民党と癒着している建設業界が優先するのは「ハコモノ」である。
 生活再建は業界に及ぼす恩恵が少ないので後回しにされる」

「このようなことは、自民党の通弊として、
 これまでの「実績」から見て分かり切った話だった」

「権力の監視どころか「権力の犬」になっている御用メディアは恥さらしである。
 こうした被災地の実情を知っていたら、「新しいステージ」が嘘八百である位はすぐ分かる筈だ」

「口ではいいことを言うが、相変わらず中身が伴っていない安倍首相。
 状況がかなり良い場所ばかり視察し、子供と一緒に写真に収まって
 自分のイメージだけ良くしようとする魂胆が見え見えである」

「あのバラ撒き民主党よりも自民党は6兆円の予算を上積みしていた。
 この巨額予算が、人口流出した被災地の巨大な建造物に化けたのである」

「震災復興がうまくいかなかったことは、この速報を見れば明白である。
 安倍政権による「被害」はこれにとどまらない。
 建設業ばかりに労働者が集中した被災地は、二度と立ち直れなくなる。
 自前の産業を失い、産業が空洞化する。政治家に予算を求めて生きるしかなくなる」

「被災地には穏和な人が多く、支援を受けて感謝している。
 だからはっきりと言わないのだが、本音は以下の通りだ。
 「安倍首相は大嘘つきで、「新しいステージ」になど入っていない」
 「安倍政権や自民党は、被災地よりも建設業界のために行動している」
 「震災復興は失敗しており、復旧すら不可能になった」」

「口だけ安倍政権が、経済ばかりか震災復興でも成果に乏しく、
 寧ろ復興を妨害している様相が明らかになってきた」

「「被災地の復興に向けた取り組みを加速する」などとまた空々しい美辞麗句を語るが
 映りの良い子供と一緒に御用メディアのテレビに映ってばかりで、
 震災復興が思うように進んでいない苦い現実を誤摩化そうとしている」

「その見え透いた小細工も道理であり、人の少ない場所に巨大な土木工事ばかり進み、
 自民党の票田である建設業界ばかりが儲かっているのが現実だからだ。
 自民党の国土強靭化こそが震災復興を妨げる根源なのだから、誤摩化すしかない」

「国勢調査によれば、被災地の人口流出は加速している。
 確かにインフラが失われてしまえば生活が困難になるから仕方のない面もあるが、
 福島の深刻な人口減少をみれば、「復興に向けた取り組みを加速」などと大嘘をつくのは
 とんでもない話であるばかりか、政権の重大な責任を認識すらしていない事実を示すものだ」

「また、岩手・宮城の人口減少トレンドは全く変わっていない。
 「取り組みを加速」したつもりだけで、成果は乏しい低能の証拠であるのは明白だ」

「「復興を加速」と称した安倍首相の発言は嘘で、
 投入した兆円規模の予算にもかかわらず
 東日本大震災の被災地復興ははかばかしくない」

「矢張り「復興格差」が進んでおり、特に福島原発事故の悪影響が甚大である。
 2020年に日本国民が東京五輪に束の間の熱狂を見せる時にも、
 多くの被災地自治体は今と左程変わらない現実を痛感せざるを得なくなる」

「これも大方の予想通りであろう、
 カネをいくら投入して公共事業を行っても、かつての生活が戻ってくる筈がないし
 被災地には元々人口流出・減少が続いていた地域が多いこと、
 そして福島原発事故は不可逆的かつ長年に及ぶ悪影響を与えていることから、
 復興が容易でないことは初めから分かっていたことなのだが」

「軽々しく大言壮語した安倍首相と、
 社員に対して「高く評価されている」と豪語する東電社長の言葉が、
 かつての暮らしを取り戻せない被災地の現状の前で
 白々しく響くだけなのは至極当然のことと言える」

「このままだと、建設業への降って湧いた特需と
 仙台など一部の震災バブルに終わってしまいかねない。
 多くの人々の命が失われ、コミュニティと生活が破壊された末に
 そうした結果しか残らないのなら、「復興」という言葉に対する深い不信ばかりが残る」

「西日本の豪雨災害により、改めて確認できたことがある。
 日本は「民度一流、議員三流以下」の国である」

「名もなき一般国民が、自前でボートを出して被災者を助けて廻ったり、
 自らも被災しているにも関わらず真っ先に炊き出しを始めたり、
 今回もまた諸外国が讃歎を惜しまない驚くべき事例が複数ある」

「しかし、この前例のない豪雨災害において一般国民の示した「民度の高さ」と、
 与党議員の示した自己中や「程度の低さ」が真に驚嘆すべきコントラストだ」

「「赤坂自民亭」炎上の件も醜悪だが、それは実は本質ではない。
 腐敗した自民党議員が大勢の犠牲者や被災者を「利用」して
 「国土強靭化」と称した業界バラ撒きの謀略を巡らせているのが最悪なのだ」

「死者を利用して予算を出させ、自分の票に繋げるという
 人間として最低最悪の行動と言っても過言ではない。
 (勿論、議員としても最低最悪であるのは言う迄もない)
 こうした「反社」議員の歳費を大幅カットして復興予算に投入すべきであろう」

「腐敗したこの連中の「業界バラ撒き」が地方自治体を衰退させ、
 地方からの人口流出と高齢化を加速させてきたのである」

「論より証拠、東日本大震災でも今回の豪雨災害でも、
 安倍の口だけ「国土強靭化」は殆ど効果を発揮せず、
 防災・減災に役立った予算の方が遥かに少ない位である。
 政策リテラシーが果てしなく低い安倍が何もしていないのは想定内だが、
 自民党議員も国交省も防災の費用対効果や検証を碌に行っていない」

「腐敗している上に大勢の国民を無視し、
 自分の選挙と票田への利益誘導しか考えていない
 自民党議員はまさに「国賊」と言うべきなのだが、
 こうした「国賊」を議員として選んだのが「民度」の高い国民なのだから不思議だ」

「考えられる結論はただ一つ、「日本国民の最悪の資質を反映したのが自民党議員」で、
 日本国民の自己中心的で利益誘導ばかり求める体質が国会議員に集中的に体現されているのだ。
 (実績や日頃の行動から見てそれ以外の結論は出ない)」

「国交省が治水計画の見直しに着手するとのことなので、
 矢張り国交省も自らの見通しが役に立たず、想定が外れている事実を
 認めざるを得なくなった訳である」

「しかし悲しいことに「業界」との関係が余りに深過ぎる官庁だけあって、
 「堤防の高さやダムのかさ上げ」等という旧態依然の対処しかない」

「相変わらず、防災の実効性や費用対効果を無視して
 防災事業の焼け太りのような非効率的状況を脱する見込みがない」

「諸先輩方に逆らえない組織というものは、正しい方向へ舵取りすることが非常に難しい、
 そうした深刻な現実をまた改めて証明してしまったと言える」

「安倍自民の国土強靭化(という名前の選挙対策のバラ撒き)や省庁の防災対策の
 非効率性を嘲笑うように、住民主導の防災対策と訓練で「一人の犠牲も出さなかった」
 奇跡的な団地が広島にあるが、安倍も自民も霞が関の組織人間も何も学ばないのだろう」

「その「奇跡の団地」の合言葉は「自分の命は自分で守る」であり、
 災害においては業界バラ撒きに必死の安倍や自民など信用してはならず、
 緊急時には官庁や自治体が住民を救ってくれる訳ではないと教えてくれているのだ」

「それを理解できずに国土強靭化などという欺瞞的な標語を信じる地域住民は、
 これまでの口だけ「復興」事業と同様に、故郷を衰退に向かわせることとなろう」

「自民党や政府の「復興」事業など信じてはならない。
 これまでの被災地での「復興」の実態が明々白々に証明している。
 奥尻島は地理的条件において著しく不利という点はあるものの、
 東日本大震災の被災地でもそっくりの状況になっているのが何ともやりきれない」

「国土強靭化よりもハザードマップ、それに加えて住民の意識と行動だ。
 災害の危険性の高い地域ではそれしかない。
 また、国交省は自らの見通しが外れている事実を直視し、
 機動的に社会インフラの復旧を行える仕組みを整えるべきであろう」

「東日本大震災から8年。追悼式で安倍は「復興を加速していく」と豪語したが、
 実態は被災地の方々や殆どの国民がよく理解しているように、真逆である」

「「復興は加速していない」「ハコモノ等のインフラだけ(=土建だけ活況)」
 「若者が戻って来ない」「政治家の言葉は空疎」が偽らざる真実なのだ」

「当ウェブログは公共事業や「国土強靭化」で復興を加速させようとしてはならない、
 それはこれまでの震災を見れば明白であり、重要なのは人材であると指摘してきた」

「全く学習能力も自浄能力もない安倍と霞が関は、過去から学ばず
 東日本大震災の被災地にインフラばかり整えようとし、
 被災地からの若者の流出を招いているのである」

「人口統計から、「復興が加速」などしていないことは明白である。
 ペースは緩慢で、二度と元には戻らない被災地も多いのだ。
 特に困難に直面しているのは、若年層が流出して戻らない地域である」

「特に、安倍が国会で非常用電源を失うことはないと豪語したにも関わらず
 (この劣化二世は、10年以上前から軽薄で嘘つきで無責任だったことが実証された訳だ)
 実際は全く逆の結果となり歴史に残る過酷事故の直撃を受けた福島の被災地は深刻である」

「こちらは政策で対処しようとしても条件的に厳しいところではあるのだが、
 エネルギー政策の転換をサボって福島の潜在エネルギー資源を活用せず、
 大規模な除染事業で腐敗が黴のように広がっているのは間違いなく安倍の責任である」

「「日本は「民度一流、議員三流以下」の国である」と当ウェブログは指摘した。
 安倍は三流以下なので(B層を騙す能力だけは一流)勿論例外はあるが、
 残念ながら東日本大震災からの復興においては完全に正しかったと言える」

「三陸海岸の地理的条件を活かした「南三陸わかめ羊」や
 三陸の陸前高田でしか養殖できない「エゾイシカゲガイ」のように
 見事に復興に貢献している素晴らしい例はある」

「それらは皆、例外なく民間発の事業である。
 安倍の手柄でも霞が関の貢献でも全くないのは言う迄もない」

「恐らく20世紀の世界でも有数の英明な君主であった昭和天皇。
 満州事変勃発の際には軍需物資禁輸の恐れを予見し、
 226事件では若い天皇を軽んじて日和見する陸軍幹部に決然たる姿勢を見せ、
 終戦時の的確な見通しも人間宣言の決断も常人の遠く及ばないところだった」

「その余りに偉大な父から天皇の地位を引き継がれたこと自体が
 筆舌に尽くし難い程に大変なことではなかったかと推察する」

「雲仙へ、神戸へ、東北へ、中国・九州へ。
 そして沖縄へ、サイパンへ、ペリリューへも。
 象徴天皇の新たな規範を陛下が築かれたと言っても過言ではない」

「陛下のお言葉は「国民に寄り添って」というものだったが、
 「災害の時代」だった平成に被災地を見舞われる両陛下は
 国民の方こそ自ら寄り添い申し上げないとと思わせる存在だった」

「平成から令和になっても多くの社会問題も構造問題も残ったままではあるけれど、
 今は国民の陛下に対する大海原のような感謝の波を感じてゆけよう。
 国民が令和に聳え立つ幾多の試練にひるまず対峙してゆけるように」

「人口流出が進む被災地の現状は明白な復興の「失敗」を示している」と当ウェブログは警告した。
豪雨災害でもコロナ禍でも全く同じ過ちを繰り返している。。

▽ 政策面での「民度」はこの通り、政治主導での巨額の公共事業は完全に失敗した

『震災復興 欺瞞の構図』(原田泰)


「東日本大震災での「復興」の失敗は、西日本の豪雨災害でも繰り返されることとなろう」
とも当ウェブログは予言したが、矢張り。。

「国民の側も災害時において世界一と言っても過言ではない
 「民度」の高さを随所で示しており、災害支援への恩返しや
 過去の水害の伝承による迅速な避難など、改めて感服させられる例が複数見られる」

「政策面ではすっかり保守退嬰になっても
 災害時になると高い倫理性が必ず示されるのが不思議だ」

「令和は経済面では殆ど良い話がないと運命付けられているが
 (即位式に便乗して自己アピールに走った劣化二世のせいである)
 日本社会自体は決してその高い資質を失うことはないだろう」

「災害大国日本では、過去の災害の教訓を生かして
 驚くべき防災や避難を成功させた地域が必ず出てくる。
 今後も貴重な教訓を無にしないよう、先進例から学ばなければならない」


安倍の「戦略上の大失敗を、戦術の巧妙さで取り返すことはできない」ということだ。
太平洋戦争は昔の話ではなく、今も同じ構図である。

 ↓ 参考

「支援へ恩返し」や災害の伝承、今回も民度の高さが示された - 両陛下のご心痛は国民に共有されている
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/82e7ccbe47407e9434a637dd2ddda886

被災地に戻らない若者、安倍の言う「復興加速」は土建業だけ - 政府や霞が関は予算をバラ撒くのみ
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/6f3779a1f9e6fed9b76d02dd6cd76e19

国交省の想定は外れてばかり、「国土強靭化」は予算の無駄と実証 - 命を守るのは住民主導の対策と訓練だ
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/a4a243e2925114b2cdeba8f29cd1b1ec

復興予算6兆円増額して人口減少が止まらず、安倍政権はもはや害悪 -「復興進んでいない」が住民の54%
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/d54f95e8d21729902e8ae49c5c25d54a

被災地の女性の貧困が深刻化、自営業者・パートの約7割が失業中 -「国土強靭化」で復興できる筈がない
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/af4ca12c6b88a24beb5dfa856ad6ee5f

▽ 地方創生が失敗したまま、令和に突入してしまった

『地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減』(増田寛也,中央公論新社)


休校中も学校で子ども受け入れ 静岡市が「激変緩和措置」 教職員が対応(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20200229/k00/00m/040/049000c.html
”静岡市は、市内の小中高校127校について3~15日を臨時休校にする。「激変緩和措置」として、休校期間中も学校で児童生徒の受け入れを行うほか、影響を受ける市職員には時差出勤や在宅勤務を認め対応する。
〔中略〕
 市は「突然学校が休校することで混乱する家庭もある」とし、子供を自宅で見ることが難しい家庭から希望があった場合、児童生徒を学校で預かる。午前8時半~午後2時まで各校の教職員が対応にあたる。
 田辺市長は「子どもの安全を守るための措置。産業界も有給休暇の取得や勤務時間の調整に協力してほしい」と呼びかけた。市内の多くの小学校では18日、中学校では19日に予定されている卒業式は規模を縮小した上で行う。
 静岡市立葵小学校(葵区)では児童の下校前に、担任教諭が臨時休校を説明した。4年3組の児童約30人は真剣な表情で聴き入り、女性教諭が「落ち着いて、おうちで過ごしてください」と呼びかけると、「はい」と元気よく返事をした。
 クラスでは、転校する男子児童のお別れ会が予定されており、児童から日程を心配する声が上がった。
〔中略〕
 同校の川島広己校長は「この1、2週間が収束できるかの瀬戸際。ある意味、国難でもあるので、みんなで頑張って乗り越えていくしかない」と話した。【古川幸奈】”

官邸よりも静岡県の方が明らかに上だ。
(台湾のように学校・学級閉鎖基準を作成すればなお良かったが。。)
安倍は私邸で寛ぐ暇があったら静岡市長に教えを乞うべきだろう。


突然の休校、給食業者に衝撃 「涙止まらない」国に補償要求へ 発注済み2万食どうなる(京都新聞)
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/174321
”新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の感染拡大防止のため実施される小中学校の一斉臨時休校は、滋賀県内の学校給食現場にも甚大な影響を及ぼしている。
〔中略〕
 小中学校が3月3~24日まで休校する大津市。24小中学校の給食を担う東部学校給食共同調理場(同市栗林町)は、1日最大1万7千食を作れる全国2番目の施設能力があり、1月に稼働を始めたばかりだ。
 市教委学校給食課によると、同2~18日に提供予定だった計2万8千食の食材は既に発注を済ませた。数千万円規模で、同課は、国から休校要請があった27日夜から、市内外の業者約30社に連絡し、納品停止や納品先の変更を求めたが、日持ちしない食材も多く、難色を示されるケースがあったという。「想定外のケースで業者との補償の取り決めなどはない。国はどこまでフォローしてくれるのか」と頭を抱える。
 休校中の3月分の給食費を徴収しないことも検討中だが、「徴収しない分は、市が負担せざるを得ない」という。
 一方、納品業者は「大打撃」と悲鳴を上げる。

 「これほどの規模で納品がキャンセルになったことはない」。全19市町に200~300品目の食材を納品する「嶋林食品センター」(栗東市)の嶋林慎悟社長(41)は、損害額は約5千万円にも上ると説明。「補填(ほてん)や補償がないとあまりに厳しい。子どもの安全のためとはいえ、どこに不満をぶつけていいのか」と声を振り絞った。
 県学校給食協同組合専務理事で、11市町に毎月約22万食分の給食用パンを納品している「丸栄製パン」(長浜市)の辻井孝裕社長(44)は「売り上げの8割が学校給食。涙が止まらない」と声を落とす。組合として、近く国に何らかの補償や穴埋めを要望する予定で「セーフティーネットを張ってからにしてほしかった」と憤った。”

安倍が碌に効果のない一斉休校で見え透いたパフォーマンスするから、
民間事業者が凄まじい打撃を受けている。
愚かで利己的なトップがいる国はえてしてこうなるのだ。


突然の休校…給食の食材余る 多くは廃棄、緊急販売も(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20200302/k00/00m/040/303000c.html
”突然の休校決定を受け、給食などの食材は発注のキャンセルが間に合わず、廃棄されるものが出たり、納入が止まったりした。
 休校要請の報道から一夜明けた2月28日、神戸市内の各給食センターや学校には、小中学生約9万5000人分の食材が届いた。土日を挟んだ週明けの3月2日の分。市はこの後、2日以降の給食中止を決めたが、食材のキャンセルは間に合わず、多くは廃棄されることになった。
 「60年以上前から給食用に納めてきたが、納入が止まったのは震災や台風などの災害を除いて初めて」。コッペパンや米飯を納入する「原田パン」(神戸市長田区)の原田富男代表(67)は驚く。
 パンは当日朝に焼くため廃棄は出さずに済んだ。しかし、3月の卒業シーズンに合わせて準備していた赤飯の材料や手巻きずしに使う酢約100リットルが余ってしまったという。
 水戸市の納豆メーカー「だるま食品」も2月28日、同様に納豆約2000カップの在庫を抱えた。2~4日に茨城県内の小中学校に納める予定だった。発注のキャンセルで半数は社員が購入したり知人に配ったりした。
 牛乳は影響がより大きい。
関東の酪農家約2500戸から生乳を受託販売する関東生乳販売農業協同組合連合会によると、飲用乳の約1割が給食の消費。3月は約7500トンを給食で消費する見通しだったが、キャンセルで行き場を失う可能性がある。担当者は「生産は止められず、ストック(保存)にも限界がある。バターなどへの加工も検討しなければならない」と話す。
 北海道乳業協会の担当者は「値崩れが心配だ」という。給食用の割合は大きくないが、「市場用や加工用に流れると卸値が下がってしまう。廃棄にもお金がかかり、補償があるのか気がかりだ」。
 愛知県一宮市では2日、給食で出せなくなった野菜などの食材が緊急販売された。
〔中略〕
 休校が決まってすぐに発注を取り消し、納品済みの食材も冷凍食品などは返品できたが、生鮮品が残っていた。同会の石原幹雄理事長(61)は「早めの給食中止決定だったので下ごしらえ前の食材を提供できた。食品ロスを減らし、市民にも喜んでもらえた」と話した。【奥山はるな、河部修志】”

感染者の出ていない地域は分散登校にすれば良かったものを。。
安倍は無意味な食品ロスを大量に生んだ点でも愚かで、恥晒しだ。


臨時休校で使えない給食食材を格安販売 1時間で完売 愛知・一宮(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20200302/k00/00m/040/195000c.html
”愛知県一宮市では2日、臨時休校で給食がなくなり、使えない野菜などの食材が緊急販売された。食品ロスを防ぎ、税金の持ち出しも減らす狙い。仕入れ値の半額程度とあって朝から長い列ができ、約1時間で完売した。
 仕入れ業務を担う市学校給食会が、市立小中学校61校のうち約3分の1を賄う北部共同調理場の1万2700食分を販売した。同会によると、2月28日に休校が決まってすぐに発注を取り消し、納品済みの食材も冷凍食品などは返品できたが、生鮮品が残った。他の給食センター分もフードバンクに寄付したが、自校方式の給食分は廃棄せざるを得なかったという。
 この日は感染拡大を防ぐため、市役所横の屋外を会場とし、リンゴ2000個や長ネギ280束、ダイコン210本など5品目を販売した。
〔中略〕
 同会の石原幹雄理事長(61)は「早めの給食中止決定だったので下ごしらえ前の食材を提供できた。食品ロスを減らし、市民にも喜んでもらえた」と話した。この日は約15万円を売り上げたが、市学校給食課によると3月分の食材費で100万円以上の赤字見込みという。【河部修志】”

市民に格安で販売しても当然、赤字が残る。
政府が補填するだろうが、結局は納税者が負担しているので
諸悪の根源である安倍は大して負担していない。(責任も取らない)


「休校で貧困世帯に無償でラーメン」大阪のNPO送付へ 小中の子供いる就学援助受給世帯に(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20200303/k00/00m/040/103000c.html
”新型コロナウイルスの影響による休校措置で、子供たちの昼食の準備が保護者の負担になっている。大阪市鶴見区のNPO法人「みらくる」は、感染拡大で経営に打撃を受けている飲食店の支援を兼ねて貧困世帯に無償でラーメンを送るプロジェクトを始めた。
 予約のキャンセルが相次ぎ、売り上げが減少している東京都中央区の居酒屋「おさかな本舗たいこ茶屋」が通信販売しているラーメンをみらくるが購入。野菜炒めセットを添え、店側の協力で通販より1食多い10食分を家庭に郵送で提供する。
 支援を受けられるのは、小中学生の子供がいる就学援助受給世帯で、休校により経済的に食事回数が減ってしまう家庭。8日まで100世帯を募集する。
 応募した高校3年、中学3年、小学5年の3人きょうだいを育てる京都府の30代のパート女性は「突然の休校要請で給食が無くなり、食費のやりくりは限界。大げさでなく3人の子供たちの誰かが飢え死にするかも、と不安になる」と打ち明ける。スーパー勤務の60代の夫は長時間働けない。
〔中略〕
 みらくるは食材を購入するため、1口5000円のサポーターを募集しており、100口が目標。理事長の吉村大作さん(39)は「多くのサポートが集まれば、対象世帯の拡大や期間の延長もできる」と呼びかけている。支援を受けるための応募はメール(shoku.ouen@gmail.com)で。サポーター制度の詳細はホームページ(https://www.make−future.jp/)。【芝村侑美】”

まさにミラクルな仕組みを生み出したのがこちらのNPOで、
非常事態はNPOにとって名を売る好機ではあるが
「共依存」に近い子供食堂と違ってこちらは非常に合理的な仕組みだ。

支援対象が、小学5年生の子を持つ「60代のスーパー勤務の夫」なのは気になるが、
(家族構成から見て経営者か自営業でないとかなり苦しい筈)きっと事情があるのだろう。。
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