エルダーBP

登山 写真撮影等多趣味ですが最近は卓球で登山のためのトレーニングして 山岳写真撮影に励んでいます。

日本の電気メーカー業績予想の巻

2015-02-23 | 日記
私は電気技術者として、以前から電気メーカの戦略やその結果としての業績に興味を持っています。
私が若い頃のSONYは花形で他のメーカの商品より少し価格が高いがデザイン性が高く品質が良いという評価、そして小型トランジスタTVやウオークマンのように他社に先駆けて新商品を投入していました。
しかしゲーム機プレーステーションで成功した後、ヒット商品がなく、数年前にはSONYタイマーと言うことがささやかれました。
この意味はSONYの商品は比較的信頼性がないという、致命的な噂が広まったのです。
これはコスト競争力を意識し、生産を中国に移し、その品質管理に失敗したことが要因と私は考えます。
私の経験では数年前に購入した東芝のPCも液晶が初期不良で壊れ、日本製に共通したことのようです。
そんな中で韓国のサムソン、LGが大成功し、大型TVの世界市場は韓国勢に完敗です。
私はこの背景に先ほど指摘した品質管理の甘さと、ここは大変危機的なことですが、新商品の開発競争においても遅れを取ったように考えます。
液晶TVではバック照明のLED化が遅れ、SONYが先行した有機ELにおいても韓国のメーカの方が進んでいるようです。
韓国のメーカーはカリスマ的な経営で、決断が早く、思い切った投資を行い、ハイリスク、ハイリターンに成功したと思います。
そこでSONYは分社化を行い、危機意識を持った(親方日の丸の排除)迅速な経営を行うことにしたと考えられます。
私が2年購入したSONYのPC、VAIOブランドはすでに売却されベンチャー企業により再生中なのです。