さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

モヤモヤ が分かりました…

2018-02-19 11:00:23 | ダイアリー



今朝 ダウ・ジョーンズ社(アメリカの日経新聞社のような経済関連の出版・通信社)の新聞 ウォールストリート・ジャーナルのコラム 「仏ルノー、経営統合論と株価の行方」 が 証券会社のニュース版に出ていました。

このところ ルノー日産のニュース が結構あるのは何か? 気になってました ので読んでみました。
このコラム記事の結論は 日産自動車と連合を組むルノーの株は 割安であり、新興国や米国での事業で利益を生みそうな情勢であり、日産・三菱との統合も実現しそうで、買いでしょう でしたが、中身は興味深いものでした。

因みに 最近のルノー・日産がらみで気になったニュースとは:

・ゴーン日産会長が ルノーの会長/ CEOを退任する気配

・ルノー CEO(ゴーン氏の)後任者と目されていた者が突然辞任

・三菱重工が三菱自動車株の売り増しを行う

・ゴーン氏が ルノーと日産の関係を不可逆的なもの(完全合併状態)にすると発言   です。

注 1) 1999 年日産が経営危機にあったときにルノーが資金援助して、ゴーン氏がやってきて、日産の社長にも匹敵した日産労組を叩きのめして、事業部や工場を切り捨てて、3年半余りで 2兆円の負債を完済させました。日産とルノーの関係は以後 ルノーは日産の株を 43%持ち、日産は議決権のないルノー株 15%を持つ関係で、ルノー・日産アライアンス(企業連合)といわれてます。 しかし実際は 日産の儲けのほとんどがルノーに行く仕掛け体制といい続けられました。2016 年、日産の指摘で三菱自動車の燃費不正認定問題が発覚し、三菱自は販売/経営不振に陥り、同年 三菱自は日産に 34%の株主になってもらい 資金を得て、日産の実質子会社となりました。コーン氏が三菱自動車の会長となりました。

注 2) フランス政府はルノーの株を 15%持っていましたが、ルノーは日産からの実入りがいいので フランス政府は 2015 年にルノー株のシェヤーを 15%から 20%弱まで増やしました。ルノーの最大の株主はフランス政府です。


ウォールストリート・ジャーナルのコラムで興味を引いたのは、ルノーの株主、フランス政府、ルノーの取締役会の動き の部分でした。 具体的には:

・ルノーの株主は 仏政府も入れて、(将来性や収益面から)日産との完全合併を望んでいて、三菱自動車も歓迎 としていること

・仏政府は先端企業への投資資金を調達したいがために、昨秋 ルノー株を売ったが、15%は手元に残したこと

・日産と三菱は 仏政府資金が入っているルノーに統合されるのは反対だが、

・ゴーン氏が三菱の会長(ルノー・日産の三社の会長)となり、仏政府 2人を含むルノーの取締役会は、ゴーン氏を使って 日産との合併(連合関係の不可逆的なものにすること)を進めることを条件に ゴーン氏を ルノー会長兼 CEO に再任した とのことでした。

即ち ルノーの日産と三菱自の吸収は可能となった とのニュアンスを含むコラム記事でした。


日産も三菱自も 近々 ルノーの会社になる と読めば 最近の一連の ルノー・日産がらみのニュースがつながります…


初めて買った車が日産車でした。運転免許教習所の車も日産車でした。息子は三菱の車を買いました。将来 孫は ルノーを買ったりして…

それにしても ビジネス界の変化は速いです(ね)
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