1月20日から23日まで、フン・セン首相は、中国を公式訪問しました。北京で習近平国家主席や李克強首相と会談した他、中国の官民関係者多数と面談しました。また、カンボジアへの投資と両国間の貿易を促進するためのフォーラムに参加しました。
習金平主席との会談では、今後3年間で40憶元(約650億円)の無償資金の供与、両国の2023年の貿易額を2017年の2倍となる100億ドル(約1兆900億円)へ増加させる目標、中国がカンボジアから輸入するコメの輸入枠の30万トンから40万トンへの引上げ等について合意したとしています。フン・セン首相は、「習主席は、中国とカンボジアの関係はほかの国に比べとても特別だと話した」と発信しており、中国包囲網が強まる中で数少ない親中国としてのカンボジアのアピールに成功した模様です。
李克強首相との会談では、「中国はこれまで通り、カンボジアが自らの国情に合った発展の道を歩むことを断固として支持する」との発言を引き出しています。また、両首相は、プノンペン~シアヌークビル高速道路関係等8件の覚書の調印に臨席しました。
中国は、アメリカとの貿易戦争の影響を受けて経済が減速しつつあります。また、国際社会では、ファーエイ等の中国企業の問題行動を厳しく批判されつつあり、苦しい立場に追い込まれつつあります。そうした中で、カンボジアは、小国ではありますが中国寄りの姿勢を保っており、中国にとってはありがたい存在となっているものと見られます。現実派のフン・セン首相はこの機を逃さず、中国から様々な支援を引き出しており、小国らしい外交の巧さを感じさせます。
(写真は、AKPより)
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習金平主席との会談では、今後3年間で40憶元(約650億円)の無償資金の供与、両国の2023年の貿易額を2017年の2倍となる100億ドル(約1兆900億円)へ増加させる目標、中国がカンボジアから輸入するコメの輸入枠の30万トンから40万トンへの引上げ等について合意したとしています。フン・セン首相は、「習主席は、中国とカンボジアの関係はほかの国に比べとても特別だと話した」と発信しており、中国包囲網が強まる中で数少ない親中国としてのカンボジアのアピールに成功した模様です。
李克強首相との会談では、「中国はこれまで通り、カンボジアが自らの国情に合った発展の道を歩むことを断固として支持する」との発言を引き出しています。また、両首相は、プノンペン~シアヌークビル高速道路関係等8件の覚書の調印に臨席しました。
中国は、アメリカとの貿易戦争の影響を受けて経済が減速しつつあります。また、国際社会では、ファーエイ等の中国企業の問題行動を厳しく批判されつつあり、苦しい立場に追い込まれつつあります。そうした中で、カンボジアは、小国ではありますが中国寄りの姿勢を保っており、中国にとってはありがたい存在となっているものと見られます。現実派のフン・セン首相はこの機を逃さず、中国から様々な支援を引き出しており、小国らしい外交の巧さを感じさせます。
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