8月8日、野党のフンシンペック党は、ノロドム・チャクラヴァット殿下が代理党首に就任したと発表しました。これまでの党首は、故シアヌーク前国王陛下の長男であるノロドム・ラナリット殿下でしたが、高齢となったことと、今年6月の交通事故で重傷を負いタイの病院で療養中であるため、党首を実質的に譲ったものと見られます。故シアヌーク前国王陛下が設立したフンシンペック党は、1993年の最初の選挙のときから、王党派として議席を獲得してきましたが、次第に党勢に陰りが見えていました。1993年は58議席でしたが、1998年43議席、2003年26議席、2008年2議席、2013年0議席でした。
チャクラヴァット殿下は、1970年プノンペン生まれの48歳、フランスで工学を学んだとのです。カンボジアは、若手の人材不足が指摘されますが、海外留学を経験し、先進的な考え方にもなじんでいる優秀な人材が、政府の要職や財閥の娘婿等に、ぽつぽつと現れています。まだ人数には限りがあるものの、スマートでリースナブルなこの世代は、フン・セン首相や現在の財閥の長を中心とする第1世代とは一線を画しており、「プロミネント・ジェネレーション(光り輝く世代)」と呼ばれています。この世代がついに政治の表舞台に登場したことにより、今後のカンボジアの変化の始まりを予感させるものがあり、更なる活躍が期待されます。
(写真はクメールタイムズ紙より)
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チャクラヴァット殿下は、1970年プノンペン生まれの48歳、フランスで工学を学んだとのです。カンボジアは、若手の人材不足が指摘されますが、海外留学を経験し、先進的な考え方にもなじんでいる優秀な人材が、政府の要職や財閥の娘婿等に、ぽつぽつと現れています。まだ人数には限りがあるものの、スマートでリースナブルなこの世代は、フン・セン首相や現在の財閥の長を中心とする第1世代とは一線を画しており、「プロミネント・ジェネレーション(光り輝く世代)」と呼ばれています。この世代がついに政治の表舞台に登場したことにより、今後のカンボジアの変化の始まりを予感させるものがあり、更なる活躍が期待されます。
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