カンボジア経済

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南部経済回廊 北部サブ回廊を走破 その3

2016年11月16日 | 経済
 南部経済回廊・北部サブ回廊の第3回は、ベトナムとの国境オヤダウからラタナキリ州の州都バンルンまでです。
 ベトナム・ザーライ省プレイクから入国してくる調査団を、国境のオヤダウ(写真上)で待ちました。1時間ほどの間に、国境を越えるバスやトラックをそれなりに見ることができました。カンボジア・ラタナキリ州で生産されるカシューナッツ、ゴム、キャッサパ、コーヒー、胡椒等の農産物は、その多くがこの国境を越えてベトナム側に輸出され、ベトナムの工場で加工されるケースが多いと言われます。国境のベトナム側には、税関や入国管理事務所等が入る立派な建物がありますが、カンボジア側は、昔よりは良くなったとはいえ、平屋建ての小さな建物が並んでいます。この小さな国境でもカンボジアのアライバルビザは取得可能です。
 国境からは、ベトナムの支援で整備された国道78号線で、ラタナキリ州の州都バンルンへ向かいます。道路の状況は、悪くありませんでした。国道の両側には、カシューナッツやゴム、キャッサパ等の大規模プランテーションが続きます。ベトナム語で表示された農園もいくつか見かけました(ベトナムによる投資と思われます)。また、最近の変化としては、胡椒のプランテーションが増えたことがあげられます。
 ラタナキリ州の州都バンルンは小さな町ですが、火山湖のヤクロム湖や溶岩台地のバールランバン等の見どころもあります。

ブログ「カンボジア経済」2009年6月12日「開発三角地帯 その7 カンボジア・ベトナム国境」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/18de59c2b3d6dd3dd4285e6295a03429

これでも立派になった出入国事務所。2009年の様子は上のリンクをご参照ください。


ビザ発行所、税関等の小屋が並びます。


農産物を運ぶと思われるトラック。


国道78号線の両側には、胡椒の大規模プランテーションが増えていました。



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