カンボジア経済

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2016年11月14日 | 一般
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南部経済回廊 北部サブ回廊を走破 その1

2016年11月14日 | 経済
  ベトナムのクイニョンからプレイクを経て、陸路で国境を越え、ラタナキリ州、ストゥントレン州、プレアビヒア州を経て、シェムリアップに至る道は、南部経済回廊の支線として、北部サブ回廊と呼ばれています。最近、調査団に随行して、この北部サブ回廊を走ってカンボジアを横断しましたので、インフラの状況等につき、5回に分けてご報告します。第1回は、プノンペンから国道5号線、プレック・クダム橋、国道61号線、国道6号線、プレック・タマック橋、国道8号線、国道7号線を経て、分岐点のクラチエ州スノウルまでです。ほとんどが中国の支援によって整備されています。
 まずは、プノンペンから国道5号線で北に向かいます。この部分は現在、中国支援で片側2車線に拡幅整備中ですが、周辺住民を強制的に移転させる等の問題もあったと聞いています。一部舗装工事は完了していますが、既に補修の跡が散見される等、工事の質には疑問が残ります。この部分の工事の品質については、最近現場を視察した公共事業運輸省のスン・チャントル大臣も問題視しており、施工した中国業者に厳しいクレームを突き付けたとしています。
 ウドン遺跡の近くで、トンレサップ川をプレック・クダム橋で渡ります。この橋も中国の支援で建設したものですが、築堤部分と橋梁部分が大きくずれており、心配です。橋を渡って国道61号線で国道6号線に向かいます。この道路も中国支援で整備されており、以前の状態と比べると相当に良くなっています。次は、国道6号線をちょっと戻ってプレック・タマック橋に向かいます。国道6号線は当初は日本の支援で舗装しましたが、最近、中国支援で片側2車線に拡幅されています(写真上)。
 プレック・タマック橋でメコン河を渡り、国道8号線で東に向かいます。プレック・タマック橋も国道8号線も中国の支援で整備されています。舗装面はすでに荒れており、修復の跡が目立ちます。なお、多くの案内標識が新設されていました。ベトナム国境近くで国道7号線に入り、分岐点のスノウルに向かいます。国道7号線のこの部分はADBの支援で、2004年に簡易舗装(DBST)で整備されたものであり、大分舗装が荒れてきています。

カンボジア公共事業運優勝のサイト(スン・チャントル大臣の国道5号線工事現場視察:英文です)
http://www.mpwt.gov.kh/nr05.html?lang=en

早くも補修の跡だらけの国道5号線(カンダール州)。中国支援で中国企業に施行させると質が低いという実例。スン・チャントル大臣もお怒りとのことです。


中国により建設されたプレック・タマック橋。築堤部分が沈下して、橋梁部分と段差が生じています。ぐにゃりと曲がったガードレールを見ると心配になります。


国道5号線と国道6号線を結ぶ国道61号線。かつてに比べると格段に改善されています。しかし、写真のような過積載トラックに走られると損傷が進みます。


国道8号線。路面は荒れていますが、新たに大きな案内標識が多数設置されていました。


国道7号線(メモット付近)。路面が大分荒れてきているので、一部で補修工事が実施されていました。



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