なかなか予約の取れないイタリアン「イルギオットーネ」を
ご予約いただいた京都マダムのご案内で
ランチのあとに、円山公園内にある「長楽館」に伺いました。
長楽館は、「両切り紙巻きたばこ」で大きな成功を収めた
“明治時代のたばこ王”村井吉兵衛(むらいきちべえ)が、約5年の歳月を経て建設した別荘。
完成直後に訪れた伊藤博文公が、『長楽館』と揮毫(きごう)し、
迎賓館として華やかな社交場となったそうです。
京都マダムが、長楽館経営者の奥様とお友達ということで
特別に3階のお部屋を見せていただき、お店の方に色々と説明を
していただきました。
ルネッサンス風の瀟洒な建物の中にひと足踏み入れると、
ルイ15・16世時代の調度品が優雅に空間を彩ります。
昔の洋館は、和と洋がみごとに調和していて
その時代の人たちがどんな生活をしていたのか
思わず想像してしまいましたね。
冷たいアイスティーを頂きながら、
しばし明治へタイムスリップした貴重な時間でした。