新緑眩しい晴天に恵まれた3日間、E+素敵セミナー Vol.16が無事終了致しました。
ご参加くださいました皆様、有難うございました。
どの日にちも満員御礼で、アッと言う間に予約でお席が埋まり
「折形」に興味をもっていらっしゃる方の多さに驚いた次第です。
さて今回のセミナーテーマである『折形』とは何でしょう?
室町時代に武家の間で興った、紙を折って贈り物や金品を包む、日本の伝統的なパッケージ。
当時は金品を贈るにあたり、どのように包み渡すのか、
家々で折る形(デザイン)が決まっていたそうで、折形は「心遣い」そのものだったようです。
現代では祝儀袋や結納品にその形が残っていますが
やはり現代生活に取り入れやすいものを教えてくださる先生はいらっしゃらないかと思い
もう2年ほど探して、探して…
あっ、この先生に習いたい~と思ったのが、今回セミナーをお願いした乾 陽亮氏!
伝承折形を現代的に解釈したA4折形の企画・設計・制作を手掛けられるデザイナーです。
乾氏のサイトはこちら
A4折形
まずはプロジェクターを使って
折形の歴史、伝承折形や季節の配色、和の文様のお話から…
興味深い、う~ん、興味津々…デス。皆さん、熱心に聴いてくださっています。
さぁ、いよいよワークショップの始まりです。
石竹ぽち袋-これは比較的簡単、スイスイッと折れます。
祝い袋(小梅)-お札を折らずに入れられるのでこれもいいですね。
襲(かさね)ぽち袋-十二単のようなかさねが特徴的、雅な感じが素敵!
とっても美しい。。。
きっと折り紙とかが得意なんだろうなぁと思わせる人は
ひとつ説明を聞いて理解されて、サクサクッと進めていかれます。
私は折り紙とか展開図があまり得意でないので、途中からこんがらがってしまいました。
いいんですよ、焦らないで、自分のペースで! と人には言いながら焦る~(笑)
いやぁ~この「ほそ竹ぽち袋」は難関中の難関!!! 超~難しい。
もう私ギブアップ気味です。
このあたりまで来ると、
皆さん集中しすぎて、無言で、もくもくとまるで職人さんのようです。
私はひそかに「内職」って呼んでました。ごめんなさい。
さぁ、今日のノルマ? 4つの素敵な折形が完成しました。
ラストは「伝承折形」、これが昔から伝わる形のひとつです。
実はこれが一番簡単だったという、ウソみたいなお話ですが
この伝承折形に「自分らしさをプラス」してみようというのが今回のセミナーの締めくくり。
ふぅ~、皆さん、もうあと少しの気力しか残っていないようです。パワー出し切りました?(笑)
カラフルな現代的な折り紙と伝統的折形との共演です。
渋めの和紙でこんなに素敵なオリジナル折形をデザインされた方もいらっしゃいました。
ワークショップは「頭の体操みたい~」と言うほど、難しくもあり、
頑張った分だけ完成品がいとおしくもあり…
2時間のセミナーも無事終了致しました。
乾先生、有難うございました。皆さん、お疲れ様でした♪♪♪
さぁ、2時間集中した反動です。
ここからは女子のおしゃべりタイム! 懇親会も兼ねたランチパーティへ!!!
時間にせかされないように、今回はそのままE-styleにて開催致しました。
ランチボックスは谷町6丁目にあるキッシュ専門店『ル・ボンマルシェ』の
シェフにご無理をお願いしました。ワインにあうあうメニューです(笑)
ワイワイ、ガヤガヤ………
日頃のレッスンでは会えない方との交流を深めて頂きたいのが一番の目的。
いっぱいお話して、いっぱい刺激をもらって…
また次に会ったときは「アッ、こんにちは」って
テーブルコーディネートを通して笑顔の輪が広がることが一番嬉しいですね。
次回「E+素敵セミナー」は秋頃に和紙のセミナーを予定しています。
また興味深い内容で皆様に喜んでいただけるものにしたいと思います。
ご参加くださった皆様、本当に有難うございました。
今回は都合で参加できなかった方も次回ぜひ、いらしてくださいね。