ただいま~、「お白石」を無事に外宮御正殿に奉献して参りました。
8/23(金)9:50 上本町発の近鉄特急で一路、五十鈴川駅へ。
明日は外宮に「お白石」を奉献するので、
前日は「内宮」にお参りすることになりました。
伊勢神宮内宮へ向かう途中の「猿田彦神社」に参拝します。
猿田彦大神は「みちひらき」の神様として有名で
ものごとの最初にご出現になり、万事を最も良い方向へと
「おみちびき」になる神様だそうです。
昼食は、おはらい町で伊勢うどんと軽くビールを一杯。
さぁ、内宮へ参拝です。
猿田彦神社のあたりで急な雨に降られ、
内宮参拝は涼しくなるかと思いましたが甘かった…
少なすぎる雨に逆に木立の中は蒸し風呂状態・・・
「暑い、暑い」を連発しながら、熱帯雨林のような参道をひたすら歩いて参拝しました。
無事、参拝と終え、一路、鳥羽で前夜祭???
もちろんビールです(笑) 暑さのおかげでいくら飲んでも大丈夫です。
鳥羽で夕食を済ませ、今宵の宿、志摩観光ホテルクラッシックへ。
そう、華麗なる一族が集うあのホテルです。
明日の行事に備え、みんなお利口さん、夜は早めの就寝となりました。
「おはようございます」
朝6:20、ホテルロビー集合、早起きの私には苦になりません(笑)
行事に参加する白装束に身を包み、気持ちも引き締まります。
外宮の集合場所までバスにての送迎、バスの車内で朝食は済ませます。
集合場所に到着し、結団式をします。
人・人・人…
宮川より拾い集められた「お白石」を奉曳車・木そりに乗せ、沿道や川を練り進みます。
「エンヤー エンヤー エンヤー」皆で声を出し合って気合いをいれ、進みます。
木遣りのお姉さんが同行して、かけ声を先導してくれます。
そして、各町ごとに違うらしい「木遣り」の披露があります。
「伊勢木遣り」が基本です。曳き始め、道中、気込めの時など必ず木遣りが入ります。
ホォーンエーエー祝いめでたやヨイヤーヨー
ハーヤットコセーヨイヤナ
私にはどうも呪文のように聞こえますが(ごめんなさい)
とても日本的な感じがします。
木遣りのお姉さんが手に持っているのは、采(ざい)というそうですが
私も持たせてもらいました。「エイヤー」と声をかけました。
キャー恥ずかしい。。。。でもめったいにない経験だから…
采(ざい)とは、木遣子が手に持つ無くてはならぬ小道具。
切り裂き紙をたばねた竿のこと。采配の「采」という字、なるほど…
<陸曳きでは、紙を使うが水に漬かる川曳きでは
木をかんなで薄く削り取ったものを使うそうです>
これを木遣りの人が腰にさしている姿がいなせでカッコイイ。
そうこうしているうちに、アッと言う間に、いよいよ外宮に到着です。
綱が収納されていきます。
一人一人に白布とお白石1つが手渡され、
大切に両手で抱え、外宮を進みます。
お祓いを受け、神殿に入っていきます。
遷宮後は立ち入ることの出来ない新宮の御垣内、
真新しい御正殿の近くまで進ませていただくことが出来、
大切な「お白石」を奉献します。
もちろん、撮影禁止です。この目でしっかりと見治めます。
新しい御正殿は神々しく、凛としていました。
無事ご奉献を終え、解団式も終了、
ふるまい広場でお茶などのご接待を受けます。
ふぅ、、、、、おそろいの法被(はっぴ)の文字がにじむほど
汗をたっぷりとかきましたが、とっても清々しい気持ちです。
色んなご縁を頂戴し、お仲間に入れてもらえるチャンスがあり
一行7名が、健康で無事に参加できたことに感謝です。
志摩スペイン村にて温泉に入り、さっぱりした後は
我々の解団式、またまた冷たいビールで乾杯です。
プハッ~~~、う、うまい。。。
後には心地よい疲れが残りましたが、
やり終えた充実感と何よりもいろんなことへの感謝の心でいっぱいです。
また日々の喧騒に戻っていきますが
私の中ではこれで2013夏が終わったような気がします。
苦手な暑い暑い夏でしたが、ロンドンからの友人親子が遊びに来てくれたり
指折り数えた行事に参加出来たりと、いつもの夏にはない
いろんな刺激がいっぱいあって、楽しい夏でした。
さぁ、秋へ向かって、新たな気持ちで『Go!』です。