世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

絶体絶命

2015年12月30日 | 100の力
二つの気持ちが揺れ動く。

一つは、愛に満たされ解放された気分。

もう一つは、

追いつめられているイヤーな気持ち。


心の中で、強気の自分と弱気の自分が攻めぎ合っている。

どちらも同じ自分なのに、

交互に現れてはまた葛藤を繰り返す。


弱気な自分が言う。

自分は愛される価値があるのかと。

それを問う度に彼女を苦しめる。

決して彼女に対する愛が不安定なのではない。

むしろ不動だ。

愛されることへの恐怖が襲うのだ。


何度愛に裏切られたことか。

相手を責めようとは思わない。

愛をつなげなかった自分の不甲斐なさが情けないのだ。

深い自己嫌悪に陥る。

ボクの弱気が彼女にダメージを与え、苦しめる。

その姿を見てさらに落ち込む自分がいる。

人はこうして鬱になっていくのかと、その入り口に立っている自分が見える。


一方、

この難局を乗り越えれば素晴らしい未来が待っていると説く自分がいる。

追いつめられたときこそ真価が分かる。

自暴自棄になるのか冷静でいられるか。


追いつめられ、それを乗り切って初めて人は成長し一回り大きくなる。

絶体絶命の瀬戸ぎわに立たつことで人は試される。

そして今がその時、進化を発揮する時なのだ。


今までもそうだったではないか。

幾多の難局を乗り切ってきた。

何度、もうダメだと思ったことか。

その度に歯を食いしばり自分に言い聞かせた

「ナニクソ!負けてたまるか!」と。

涙を流しながら耐え抜いてきた。


そして、いつもそこにはボクを支える愛があった。


今こそ彼女を愛さなけれならない。

彼女を強く抱きしめよう。

ボクが彼女を必要とするように、

彼女もまた僕を必要としてくれている。


自分に勝つことが、彼女に対する愛を証明することなのだ。


弱気の自分よさようなら。

負けてたまるか!

何度も何度もそういいかせる年の瀬。