世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

期待から失意へ

2014年09月06日 | 海外事業
クールジャパンから国際電話がかかってきた。


「ご応募ありがとうございました。

部内で慎重に審査しました結果、残念ながら今回は見送らせていただくことになりました」


ガーン!!!

自信があっただけに、激しく叩きのめされた。

なぜ?


「はい、一つは御社一社の企画なので、投資対象は複数の企業様が絡む事業に絞らさせていただいております」

なに!?


「もう一つは、御社は実績がないので、何らかの実績を積まれている企業様が対象となります」

は!?

開いた口が塞がらない。


「ですから、実績のある大手メーカーと組まれるとか、

すでに実績を上げている外食産業と組まれるとかされないと難しいと思います。


素晴らしい内容と熱意は十分伝わります」


何じゃ、それは!

内容と熱意、それで十分じゃないのか!?


既存の大企業か、強力なコネがないと通らないとは聞いてはいたが。



これじゃあ、日本のベンチャーは育たないな。

なるほど、これがクールジャパンにの実態なのか。

アベノミクスの限界を見た気がした。


こんな考えでは日本経済浮上せず、だな。




激しく失意のどん底に落ち込んだ。

悔し涙が流れた。

30分後、涙が乾いた時、握り拳(こぶし)をしてボクは再び立ち上がっていた。


ナニクソ !負けてたまるか!!

声に出して自分に叫んだ。


一瞬でも脳裏をかすめた自分の弱気を恥じながら。

I was embarrassed by my moment weakness.


こんな時、決まって「風と共に去りぬ(Gone With the Wind)」のスカーレット・オハラ(ビビアン・リー)が

真っ赤な夕陽の中で畑の土をつかみ立ち上がる姿を自分に重ね合わせる。




それはプランBで行こう、と決意を新たにした瞬間でもあった。



プランBとは。


実績を作れ、ということだ。

苦節という言葉が脳裏に浮かぶ。


よし、やってやろうじゃないか。

自分の実力で。