世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

恋の予感

2012年05月16日 | 
恋をしている。




好きな人を自分だけのものしたい。


所有欲はつきものだ。




それをストレートに表現することもいいだろう。




だが


表現の仕方を誤ると


往々にして失敗する。




ジェラス(嫉妬)があまりに強すぎると


鬱陶しさを感じさせてしまうだろう。






上手な恋の仕方とは。



感情のコントロールにある。




逸(はや)る気持ちを抑えること。


自分の気持ちより相手の気持ちを尊重すること。




相手のペースに合わせるといってもいいだろう。


一緒に歩くときだってそうだ。








初期的段階にあっては



当然のことながら

お互い相手のことをよく知らない。





縁があって


フィーリングが合えば

恋へと発展する。





お互いの気持ちを探りつつ


確かめ合う。




「そうだね」、


という気持ちが多ければ多いほど


恋は深く進行していくだろう。





「ちょっと違うな」、って思うことが多ければ


気持ちは自ずと離れていく。







過度な詮索も禁物だ。



急激な恋は、


危うい。





ここは


じっくり熟成させたい。






大人の恋(Mtutred Love)であればあるほど


まろやかな味と香りを楽しみたい。



マチュア―(Mature) な恋。



良い響きだ。





若いころは


経験も少なく



恋に関してもアマチュア(amateur)だといえる。





だが


恋を重ねると


アが取れてマチュア(mature)になるのだろうか。








話は変わるが




このところ


パラノイアに陥る女性が少なくないと聞く。




情報過多と


ストレス過多




それに自己愛が強すぎると生まれやすくなる。




余りに出会いが多い世の中だ。



簡単に出会える世の中だ。




SNS上の友達を合わせると


未曽有の数字に上る場合もある。




以前には考えられなかった


いとも簡単に人間関係が構築され




良いも悪いも


複雑に絡み合っている。






そういった環境の中


思い込みから


ヒステリックになったり


感情のコントロールを失いがちになるのも頷ける。




ストーカーに発展するケースもある。





逆に


自己嫌悪に陥り、



引きこもり


鬱になったり




手首を切ったりして


自殺願望まで生まれる。





失恋を繰り返し

トラウマになると



異性を寄せ付けなくなるケースもある。




これも


パラノイアがひどくなったものだ。






本来


恋愛とは美しく楽しいものだ。



またそうあるべきだ。





だから


甘味な気分に酔いしれる。





だが


実際は苦しくなるのは何故だろう。




離れていれば


なおさら気が重い。




これもパラノイアのなせる技なのだろうか。



ついつい余計なことを考えてしまう。





夢やビジネスに関する妄想は大いに役に立つ。




こと恋に関しては、


妄想は精神的にいいとは言えないだろう。




何事もほどほどに、ということだ。







Matured Love(大人の恋)は、


激しく燃え上がることはない。




静かにそして着実に


炎を燃やし続ける。




そして

消えることはない。





そんな恋をしている、


予感がする。






【追記】



今別れたばかりなのに


会いたくなるのは何故だろう。




「おやすみ」って言ったのに


眠れなくなるのは何故だろう。





※ 注釈


パラノイア(Paranoia)

内因性の精神病の一型。

偏執的になり妄想がみられるが、

その論理は一貫しており、


行動・思考などの秩序が保たれているもの。


妄想の内容には、

血統・発明・宗教・嫉妬(しっと)・恋愛・心気などが含まれ、

持続・発展する。


偏執病。


妄想症。