カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

観楓・清凉寺

2015-12-12 00:30:38 | レトロ建築
カメラ試写の続きです。下鴨神社では紅葉が見られなかったので
清凉寺を訪ねてみました。



今年の夏に訪ねた折り、境内や庭園に楓がいっぱい植えられていて
秋には、さぞ・・・と思ったのですが。


〈多宝塔の前の紅葉〉

お寺の説明は今回はなし、前回とだぶりますからね。
今回は写真の羅列になります。










観楓(かんぷう)という言葉はあまり使いませんね。
もみじ狩りの方が一般的。逆に「さくら狩り」は聞きません。
「梅狩り」なんて言ったら果物狩りみたいだもんね・・・






どうも「狩り」という言葉は自然の中、特に山かな?に分け入って
何かを獲ってくる。そんなニュアンスがあるようです。
鹿狩り、猪狩り、植物で言えばキノコ狩り、柿狩りなんてね。
イチゴ狩りやブドウ狩りは農園や果樹園に行きますが・・・







もみじがお寺の境内や庭園に植えられるようになったのは
梅や桜より後のようです。
源氏物語五十四帖の巻の一つ、第7帖。に「紅葉賀(もみじのが)」
というのがあり、光源氏の建てた六条院の秋の町には紅葉が植えられて
いたと記されていますが、この頃はまだ、観賞用としてあまり庭園に
植えられてはいなかったようです。












平安貴族の紅葉の愛で方は、どうやら山に行き紅葉した楓の枝を
手折り、それを眺めて楽しんでいたってところでしょうかね。



桜とともに日本の四季を雅に彩ってくれる紅葉、
できれば優雅に観楓したいものですね。



2015.11/28、清凉寺にて。