カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

ターゲットを探せ、SX50 HS

2013-03-31 23:41:58 | キャメラ
光学50倍(換算1200mm)、さらにセンサークロップ方式デジタルズームで2400mm。
超望遠撮影ができるSX50ですが、ファインダーで被写体を探すのが一苦労。
そのためSX50には「フレーミングアシスト」なる便利な機能がついています。
レンズの根元左側に「探索」「固定」というボタンがあり、「探索」を押すと
押している間だけズーム倍率を下げ、広い範囲が見えるようになるので
被写体を探し易い。「固定」はファインダー、ディスプレイの画像を
止めてくれるので、手振れによって被写体を見失うのを防いでくれるってもの。
この二つの機能、かなり便利です。
それでもこの領域の望遠で小さな鳥を追いかけてみると分るのですが、そりゃもう大変!

そこで、バードウォッチャー、鳥撮りの方がよく付けられている照準器。
これがあればフレームへの導入時間が短縮され快適に・・・しかしながら
カメラ用の照準器となると結構お高い、1~2万円ってとこが主流。
よく見ると、これってモデルガンのダット(ドット)サイトと同じものが付いてるだけ?
ならばと自作してみました。

先ず必要なものは

ダットサイトはモデルガン、エアーガン用なら3000円くらいから各種あるので
選び放題。もちろん本物銃器のものも規格は同じはず。







私が選んだのは、オープンタイプでも半チューブタイプ。レンズ面が汚れにくいのと
日光の影響が少なそうなので。金属製、防振防水加工でちょっとずっしり重いw
レティクル(照準)は4種類、赤色・緑色光の切換えと調光が可能ってモノ。

自作と言ってもいたって簡単、コイツをカメラのアクセサリーシューに
取り付けられるようにするだけです・・・そこで必要なのが
ETSUMI E6283エツミ E-6283 ネジ付シュー

ETSUMI E6283エツミ E-6283 ネジ付シュー価格:1,050円(税込、送料別)


こんなものがエツミから出ているので、後はホムセンで20mm幅のプレートを調達。





銃器用(モデルガン用も)の照準器は20mmのレールに嵌まる規格になっています。
適当なジョイント金具を見つけたが19mm幅、それでも締付固定できるのでOKでした。





ガッチリ嵌まっています。これをアクセサリーシューに取り付けると



↑こんな具合、シューの下のネジを締めると動かないように固定できます。

さて、後は照準とAFエリアが合うよう調整する必要があります。





カメラのAFエリアが合う位置に適当な被写体を置いて・・・



付属の六角レンチで左右、上下を調整して被写体に照準がくるよう合わせます。





調整結果のイメージを合成写真にすると↓こんな具合。



これが光学ファインダー代わりになってくれると良いのですが、それはちょっと無理。
あくまでだいたいの目安、被写体をフレームに捉えるための補助手段程度かな。


で、ちょっと「作例」ってやつを・・・
マークが付いているものは大きい画像が見られます。


1200mm(センサーサイズ35mm換算)




1200mm










2400mm




2400mm



調光モデル オープンタイプ リフレックスドットサイト ダットサイト レッド&グリーン 4種レティクル切り替え可能
クリエーター情報なし
ANS Optical
 
エツミ ネジ付シュー E-6283
クリエーター情報なし
エツミ

春の乃木神社

2013-03-30 12:13:25 | 京都徘徊記
乃木神社は国内に幾つかあります。明治時代の軍人であり第10代学習院院長も務めた
乃木希典(のぎ まれすけ)を祀った神社で、京都では明治天皇陵の麓にあります。
日清、日露戦争で活躍、乃木大将と呼ばれる人物ですが、学習院にて昭和天皇を
養育されたことでも知られています。
1912年、明治天皇が崩御されるとその大葬が行われた日に、妻を伴い自刃、殉死されました。
東京赤坂にある乃木神社は、乃木夫妻が自刃した邸宅の隣地だそうです。












乃木将軍ゆかりの資料館があったり、境内もその雰囲気が漂っています。

かと思うと、一角には山城えびす神社なるものがあり、





幸せに成り「鯛」ってか・・・(^_^ゞ


武運長久の御神水だそうで。


こちらは、勝ちま「栗」祈願。

この神社、意外と春は花盛り。3年前は椿を見に来たのですが(2010.3/14)
見事に咲く梅の木が忘れられず、今回はその梅の木を訪ねて・・・(3/17)
日付からいってもう咲いている頃だと思ったのですが、今年は何と2分咲き程度。

桜は早いと言われる今シーズン、梅は遅かったです。そのためか
ねずみの狛犬で知られる大豊神社では、枝垂れ梅と枝垂れ桜の競演が見られる
という珍事。大豊神社によると30年以上前に1度あったきりの現象だとか・・・

とにかく境内をうろうろしてみます。買ったばかりのSX50 HSのテストも兼ねて。


※SX50


※D5000


銀葉アカシア、一般的に「ミモザ」と呼ばれている花ですね。※D5000
ミモザ(Mimosa)は、オジギソウなどの植物の属名なので、本来この花は
ミモザアカシアと呼ばなければいけないのですが・・・



※SX50(以下同様)



土佐水木〔マンサク科〕
満開状態、日向水木も咲いていましたが3分咲き程度でした。



山茱萸(さんしゅゆ)〔ミズキ科〕
春黄金花(はるこがねばな)とも呼ばれるらしい、早春にはこのように
葉が出る前に黄色い花を咲かせる木が多いです。
蝋梅や満作、三叉、檀香梅も。今咲いている連翹は葉と同時ですが。




お目当ての梅の木にはフラれましが・・・






杏(あんず)=アプリコット〔バラ科〕※D5000



沈丁花(じんちょうげ)〔ジンチョウゲ科〕※SX50(以下同様)



金柑(きんかん)〔ミカン科〕=姫橘(ひめたちばな)



水仙(すいせん)〔ヒガンバナ科〕、
一番よく見るこの花の学名は Narcissus tazetta var. chinensis 日本水仙ですね。



馬酔木(あせび)〔ツツジ科〕



木瓜(ぼけ)〔バラ科〕

他にも椿は各種取り揃えてあります(^_^ゞ 
春の花がいっぱいですが混みあうことはありません。結構穴場♪
この時季以外はもっと人が来ないかも・・・





2013.3/17、伏見・乃木神社にて。※SX50

b-grip、マカロニ・ウェスタン?

2013-03-28 17:25:37 | キャメラ
写真を楽しむのに、三脚を据えてじっくり撮影・・・それもアリでしょうが、
ぶらぶら歩きながら面白いものを見つけると、o[◎]_- )パチリ。
そんなスタイルがほとんどの私、ネックストラップはどうも好きじゃなくて・・・
歩いている時も体にゴツンゴツン当って不安定だし、首から外して撮影する時も
長いストラップが邪魔だったり・・・

ネックストラップを付けずにバッグからいちいち出して写していたのですが
それも邪魔臭い・・・そこで、D7000には
たすき掛けストラップ『BLACK RAPID』を使っています。
もちろんこの製品も一長一短ありますが概ね便利で快適、手放せません。

SX50を購入の際、カメラの使い分け、同時携行の際どうするかを考えました。
BLACK RAPIDの2台付け、ダブルストラップも良いのだろうが、単独の時は・・・


他に何か無いかと探していたら、こんなモノを見つけてしまって。(^_^ゞ
『b-grip EVO Camera Belt Holder』




どうせならと、購入したのはAmazonでベルトホルダーとハンドストラップが
セットになった
b-gripバリューセット(EVO カメラベルトホルダー + b-gripハンドストラップ)安心保証 国内正規品
クリエーター情報なし
CPTech



カメラベルトホルダー
ホルダーはガラス繊維を混合させたテクノポリマー樹脂製。軽くて強く、
長く伸びた部分が太ももに接し安定します。
カメラの着脱はクイックシュー式になっています。

基本的にネックストラップを外して使うので、ハンドストラップがあれば
カメラを持つ時にも便利、手を通しておけば落下もしずらい。
特にSX50の場合、小さくて軽いのでハンドストラップがあればホールディングも
快適になります。手振れを軽減できるかはちょっと?ですが・・・
尚、反対側にネックストラップを付ければ、併用もできます。

ただし、SX50にこのハンドストラップを付けるには、ちょっと加工が必要でした。



本来ストラップを通す環に、この赤いラバー製の接続部品を通すのですが
D7000の三角環にはピッタシですが、SX50にはそのままだと幅が広過ぎて入らないw


D7000


SX50
片側だけをギリギリまで削って(カッターナイフで簡単に削れます)
何とか通しました。(-。-;)



ハンドストラップを付けるためには、ベルトホルダーに最初から付いている
クイックシュープレートの赤いラバーを外してハンドストラップのパーツを
付けますが、手の大きさによって6段階のアジャストが可能です。



クイックシュープレートをカメラの三脚ネジ穴に固定しますが、ネジを回した後、
この赤いラバーを押し込んで、ネジが緩むのを防ぎます。ナルホドってパーツですね。



それにこのクイックシュープレートには、スタンドになる支えが仕込まれている。
これはとても便利、カメラを置いておくのに都合が良いです♪

・・・こんなところかな?
詳しくは『デジカメ Watch』『メーカーHP』で。



先日の夜桜ライトアップを見に行った時に使いましたが、なかなか快適♪
右にこのホルダーでSX50を、左にはBLACK RAPIDでD7000を腰にぶら下げ・・・
さながら2丁拳銃のガンマン。ハズカコイイ?(^_^ゞ

そう言えばこの製品、設計・デザイン・生産もイタリア。
まさにマカロニウェスタン♪

・・・マカロニウェスタンって何ぞや?!って方も居られるでしょうね。
ジュリアーノ・ジェンマ、フランコ・ネロ、クラウディア・カルディナーレ・・・
知らんかぁ?リー・ヴァン・クリーフ、クリント・イーストウッドならどう?
みんな、マカロニ育ちね!巨匠エンニオ・モリコーネもマカロニウェスタンの
映画音楽で世に出たようなものだし。

映画『荒野の1ドル銀貨』オリジナル予告篇


懐かしの60年代やね。子連れ狼、木枯らし紋次郎、必殺シリーズなんかは
マカロニウェスタンの影響をかなり受けてるねぃ・・・


果てしない荒野をさすらう一匹河童、荒野の用心棒ガンマン無頼なんてネ♪



黄砂やんッ!

続SAKURA便り 上賀茂神社

2013-03-26 18:32:06 | 花だより
東京は桜満開って・・・はて、京都は?と徘徊してみましたが
まだだよぉ~って感じでした。
とは言え、昨日今日で一気に咲き出したってところもあるようですが・・・




ぶらりぶらりと辿り着いたのが世界文化遺産『上賀茂神社』
正式名、賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)です。ちなみに
同じく世界遺産の「下鴨神社」は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)が正式名。
京都が都になる100年以上前からある神社だから歴史も古いです。


摂社 須波神社            片山御子神社(片岡社)
他にも摂末社が全部で24社もあります。(摂社8・末社14)



細殿前に作られた立砂(たてずな)は、ここのシンボルかな。



楼門前で記念撮影。 縁結びのご利益もあるのかな?
ここではよく結婚式を見ます。世界文化遺産に登録された国宝本殿の前にある、
重要文化財御籍屋(みふだのや)にて結婚式・・・どうです?



玉橋


本殿は今、桧皮屋根葺替え中。参拝はできます。


ここの広々、まったりした雰囲気が好きなのだが・・・この日はやたら賑やか。





第4日曜は『上賀茂手作り市』だったようで。






ちら~っとスナップなんぞ・・・










そうそう開花情報(3/24)としては・・・



奥の御所桜(枝垂れ桜)は三分咲き程度、手前の斎王桜(紅枝垂れ)は、まだツボミ。



斎王桜は満開になると下の写真のようになるはず。
ここの桜の木は名前がついていることが多く、親しみやすい。たとえば他に
御幸桜、みあれ桜、賀茂桜(んッ女優さん?)、風流桜、むちうちの桜・・・
いずれもまだ咲いてません。

4月、5月は神事も多く主なもので賀茂曲水宴、賀茂競馬(くらべうま)、
そして5/15日は京都三大祭りのひとつ葵祭(賀茂祭)が行われます。



2013.3/24、上賀茂神社にて。


さて、帰り道の白川通、川端通の桜並木はチラホラ程度。
鴨川河川敷、五条より下流の紅枝垂れは見頃。

         宮川町はやっとツボミが膨らみ始めた程度ですね。

安心していると今週末には一気に咲いてしまうかもね。それにしても昨日今日は
肌寒くて、お花見モードじゃ無いです。

こんな日は部屋で和菓子でも・・・(^_^ゞ


ブログ『京男雑記帳』の管理人、京男さんが出版されたご本です。
オールカラー?360ページの厚みのあるずっしりした立派な本に仕上がってます。
もちろん内容もたっぷり、ブログに掲載されてきた四季の京和菓子と京都の風情を
美しい写真とエッセイで綴られています。
英訳もつけられているので海外出版も視野にあるようですね。
京男さんとは仕事の関係で20歳台からのお付き合い、ブログもほぼ同時期に始めてます。
つか、ブログをするように勧めて下さった師匠でもあり、当ブログの
ブックマーク最古参♪
この日、お訪ねしたら一保堂茶舗のティーバッグを添えてご本を・・・
和菓子を眺めてお茶でもどうぞって、京男さんの粋な計らい。
「血糖値もあがらへんし、ええやろ」って。
お気遣い、ありがとうございました。(^_^ゞ


和菓子
中村 肇
河出書房新社

SAKURA便り

2013-03-25 17:39:14 | 花だより
3月23日、土曜日。
河津桜(カワヅザクラ)はもう見頃だろうと、淀城跡へ行ってみました。

花の見頃を捉えるのは毎年難しい。ましてや休日しか動けないと、次の機会
一週間先はどうなっていることやら・・・



ま、早咲きの河津桜なら間違いなく咲いているだろうと、しかもこの伏見区淀周辺は
近隣の方が中心になってボランティアで「淀さくらを育てる会」って
伏見・淀水路の美化、河津桜並木を作っておられます。
今年も水路の方には行かなかったのですが、淀城跡公園の桜だけ楽しんできました。










5時半を過ぎると徐々に日が暮れて、夕陽が花を染め始めます。






染井吉野でしょうか、1本だけ満開のサクラが・・・










もうぼちぼち限界ですね、空にはお月さんも・・・


↑クルマのドアを開けてSX50 HSでヒョイと月を撮ってみました。
換算1200mm、半手持ちでノートリミング。お月さんを近くに引き寄せられます。







2013.3/23、伏見・淀城跡公園にて。


この後、宇治市植物公園へ向かいました。目的はこれ・・・



『枝垂桜夜間無料公開』
♪・・・どんだけ「無料」好きやネン!(^_^ゞ
今月下旬までやっているそうですが、今週中ってことかな?



街明かりの夜景も見えてキレイだったのですが・・・
今回はちゃんと三脚も用意して行ったのに、雲台が壊れていて使えず。(-_-;)
それでも何とか撮ったのですが、ほぼ全滅!
少しマシなのはこれだけ・・・(悲)









2013.3/23、宇治市植物公園にて。

50倍楽し?SX50 HS

2013-03-23 00:34:04 | キャメラ
次ぎに買うのはコンパクトなデジイチをと考えていたのですが・・・
オリンパス PENとかNikon V1とかね。特に有力だったのはV1、これだと
今まで持っているNikonのレンズが使えるしね、それに初期型が標準レンズ付で
3万円くらいまで値段が落ちて来ましたから。
でもレンズを着けるためのマウントアダプターが2万円近い・・・
現状、どうしても欲しいというところまでには至りませんでした。

そんな折り、先日行った植物園。D7000でマクロ、望遠ズームとレンズの
付け替えも慌ただしく、しかも小鳥を撮るには300mm(換算450mm)の望遠では非力。
諸先輩方がお持ちの大砲、ドデカレンズは羨ましいものの重そう、高そう。
ちなみにキャノンの800mmレンズは4.5kg、希望価格は175万円、
ニコンの今月発売になる800mmだと4.59kgで価格は212.1万円!



気になったのは50倍ズームのネオイチ(デジイチみたいな格好したコンデジのこと?)
確かキャノンが口火を切って(35mm換算)1200mm!を出してから半年、ちょうど
フジ、ソニーが次々と最近出してきたところ。当然スペック的にはキャノンを
上回って魅力的♪ 連日、価格.コムにかじりつきで比較検討をした結果・・・
〔3機種の比較〕
結局、スペック的には一番劣る「PowerShot SX50 HS」に決定!
理由は価格.コムの「この製品で撮影された画像」に信じられないような精細な
作例がいっぱい投稿されていたから。
ほんまにこんなん撮れるんかいな?・・・自分で弄ってみたくなりました。(^_^ゞ



D7000と比較したら・・・玩具みたい。しかし1200mm、2400mmで撮った野鳥の
写真が、作例通りならめっちゃ魅力あるネオイチです。
何ちゅうても4万円弱で、軽くて、レンズ交換の必要も無し♪



で、早速色んな付属品も同時に揃えることに(詳細はまた追々に)
フィルターアダプターだけ紹介しますと、Amazonで見つけたコレ。
【STOK SELECT】キヤノン SX50 SX40 SX30 用 フィルターアダプターキット(レンズキャップ、花形フード、UV・CPLフィルター、レンズホルダー付属)
クリエーター情報なし
KIWI fotos

もともとこの機種はフィルターが着けられるようにはなっていませんから、
装着したければアダプターが必要になります。
メーカー純正品のアダプターも用意されていますが、それなら67mm径になり
キャノン純正のフィルターを取り付けることができます。
でもそんな予定は無いので、58mm径のこの商品にしました。


花形レンズフードも付いていますが、アダプター経由で装着はできません。
キャノン純正でも同じです。




UVフィルター,CPLフィルター,レンズキャップも付属しています。
これとは別にKenko 58S MCプロテクターを購入、それを着けています。

プロテクターフィルターを着けるのは賛否あるようですね。私の場合は
レンズを汚したり傷つけることを考えれば有効かと思って、コンデジ以外は
全レンズ、プロテクターフィルターを装着しています。
ついでにKenko 液晶プロテクター PowerShot SX50HS用も着けました。


これはキャノン純正リモートスイッチRS-60E3
月面撮影用かな?(^_^ゞ 
作例で2400mm、手持ちで撮ったという月の写真がありましたが、これがまた
キレイに撮れている。でも今までの経験上、手持ちというのは考えられないので
これは必要かと・・・


さて、高倍率ズームがウリのカメラ。どうしてもやってみたくなりますね♪
 ○撮影条件は、薄曇りの午後2時頃。南南東を向いてますからほぼ逆光。
  風が強いので柱に寄りかかっての半手持ちです。三脚未使用、手押しです。
 ○カメラ設定は、プログラムモードのオート撮影、出荷時デフォルトのまま。
  もちろん補正無しの原版(サイズ変更のみ)です。
 ※〔 〕内は35mm換算(約)です。


最広角(ワイ端)焦点距離4.3mm〔24mm〕


17.1mm〔95.8mm〕4倍ズームってとこですね。よくある範疇です。


このカメラの真骨頂、光学50倍ズーム、215mm〔1200mm〕です。


さらにデジタルズームで倍、100倍です。215mm×2〔2400mm〕
この場合のデジタルズームはイメージセンサー(撮像素子)の一部だけを使う
画質を落とさないって方式です。各メーカーによって呼び方が色々ですが・・・
ちなみに、キャノンは「プログレッシブファインズーム」。
この方式はパナの「EX光学ズーム」が最初だったと思いますが、今では
各社が採用してますね。


これが限界かな?さらに倍、200倍です。215mm×4〔4800mm〕
さすがに解像は落ちますが(さらに狭いセンサー面積のみ使用)
手持ち撮影の4800mmで文字が読めるのは・・・驚異かも。


デジタルカメラの画質を決定づけるものは、レンズ、画像処理エンジンなど
さまざまありますが、特にイメージセンサー(撮像素子)の大きさは重要なはず。
このカメラのセンサーは、1/2.3型CMOS(裏面照射型)、約1280万画素。
※画素数は画質とはあまり関係がありません。一時、高画素数競争に陥りましたが
最近では返って弊害もあると、控える傾向も出てきているようです。
センサーサイズ、画質についての説明はこの記事が解りやすい『デジイチ初心者応援』

1/2.3型と言えば28.5mm平方、フルサイズ機の864mm平方の3.3%の大きさしか
ありません。APS-C機からみても7%・・・とても画質では勝負にならないはずが
そこそこ解像感があるのが不思議、それになにより手振れ補正によるピントが
しっかりしているのが優秀です。


慣れるために試し撮りをしてみた画像です。
ISOオート・手持ちもしくは半手持ち・ノートリミング・JPEG撮りですが
付属ソフトCanon Digital Photo Professionalに慣れるため少し加工した画像も
あります。画像クリックすると無補正、撮ったままの画像が見られます。

(サイズ4000×2664pixを2000×1332に変更)


ss:1/500 f:6.5 ISO:80 焦点距離:215mm×2〔2400mm〕被写体距離:6.5m Tv(シャッター優先)モード



ss:1/320 f:5.0 ISO:80 焦点距離:29.5mm〔165mm〕被写体距離:0.7m P(プログラム)モード



ss:1/400 f:6.5 ISO:80 焦点距離:198.5mm〔1112mm〕被写体距離:5.3m Pモード



ss:1/160 f:6.5 ISO:200 焦点距離:198.5mm〔1112mm〕被写体距離:5.3m Pモード



ss:1/160 f:6.5 ISO:125 焦点距離:198.5mm〔1112mm〕被写体距離:5.1m Pモード



ss:1/160 f:6.5 ISO:125 焦点距離:215mm×2〔2400mm〕被写体距離:5.1m Pモード



ss:1/160 f:6.5 ISO:160 焦点距離:215mm×2〔2400mm〕被写体距離:5.4m Pモード

最後の2枚は被写体までの距離5mちょっと、2400mmでは
動き回るメジロちゃんを捉えることが出来ませんでした。(^_^ゞ 
もっと精進しなきゃ・・・
このカメラでまた、花鳥虫月の撮影が楽しみになったような。ヽ(´∀`*)ノ

書写の里・美術工芸館

2013-03-14 23:50:43 | 洛外うろうろ
ロープウェイ運休で「書寫山 圓教寺」に参拝するのを断念。ならばと乗り場から
歩いてすぐのところにあった『姫路市書写の里・美術工芸館』へ行ってみました。











竹林を抜けると円教寺のイメージも盛り込んだという近代的な建物が現れます。
書写山を背に、前庭には真っ白な玉砂利を敷き詰め、瓦屋根と朱の列柱。
なかなかお洒落な建物です。


入館料は300円、ミュージアムにしては珍しく撮影OK(特別展などは禁止)











いろいろ展示されていますが、メインはこのちょっと凝った展示されている泥仏。
三百体以上あるそうで、姫路市出身の元東大寺管長、清水公照師が制作されたもの。
姫路市が公照師より寄贈を受けた書や墨彩画など美術品が約五千点あるとのこと。

もともと市は郷土の工芸文化を発信する観光施設の整備構想があったところに
この寄贈を受け、美術工芸館としたようです。




したがって工芸品も数多く見られます。見るだけじゃなく体験も・・・







姫山人形の木彫り実演見学や姫路こま、姫路はりこの絵付け体験ができます。
姫路はりこのお面、河童のお面があったので絵付けしたかったのですが・・・(^_^ゞ








姫路だけじゃなく全国の土鈴や人形も集められ展示されていました。




ひやぁ~!出たッ・・・何だか晒し首のようで、ちとコワイですが♪





2012.12/16、書写の里・美術工芸館にて。

西国三十三所巡礼 第二十七番札所 書寫山 圓教寺

2013-03-11 23:11:24 | 西国三十三所巡礼
「西の比叡山」とよばれるほど寺格は高く、西国三十三所中最大規模の寺院
『書寫山 圓教寺(しょしゃざん えんぎょうじ)』
最大規模って言うことだから、京都の清水寺より大きい?楽しみにしていたのですが・・・

兵庫県加西市「一乗寺」から姫路市の「円教寺」までは下道で4、50分かな。
途中、昼ご飯を食べたりしていたから書写山に着いたのは午後3時・・・
ロープウェイ乗り場の無料駐車場に停めて、いざ・・・何だか様子がおかしい!



な、なにぃ!ロープウェイ、運休?
12月10日~24日まで定期検査のため・・・行ったのは12月16日、ど真ん中やん。(^_^ゞ

近くに居られた地元のおっちゃんに話しを伺うと、ここのところ毎年、この時期には
ロープウェイ止めるんだとか。「歩いても行けるけど、2時間くらいかかるかな、
もう無理やなぁ」・・・おっしゃるとおり、2時間もかかったら真っ暗になります。
ちなみにここへの登山道は6ルートもあるそうで、山歩きにはもってこいとか。
ただ、境内を歩くだけで1時間はたっぷりかかるそうで、普段はロープウェイの
山上駅からも15分ほど歩かないと着かない。(;-_-メ;)
(マイクロバスがシャトル運行しているようですが・・・昔は馬車だったとか)


写真見て、気がついたのですが、
去年の時点でもう次の大河ドラマが決まっていたのですね。「軍師官兵衛」、
主人公は黒田官兵衛のようです。豊臣秀吉の側近として仕えた天才軍師として有名。
関ヶ原の戦いでは反三成の立場から東軍につき、徳川家康の勝利に貢献、
その勲功として長男、長政は福岡藩初代藩主となっている。
何はともあれ、織田・豊臣の家臣で徳川からも認められた黒田官兵衛、戦国時代を
生き抜き、信長・秀吉・家康の三英傑よりも優れていたと評される人物。
来年の大河ドラマが楽しみでもある。

この円教寺とはどういう縁があるのかは知らないが
・・・だいたいキリシタン大名だったのに。
ただ黒田氏の本拠地は播磨姫路だし、官兵衛自身も姫路城で生まれていたり
姫路市には多くのゆかりの地が残されているようです。
それともこのお寺が、大河ドラマのロケ地にでもなったのかな。
ここは数多くの映画・ドラマのロケ地になっていますが特に有名なのは
ハリウッド映画「ラストサムライ」に使われたことでしょうね。

閑話休題
ロープウェイ運休の間は、待合所にて出開帳しているとのことで・・・

納経御朱印だけは、もらって帰ることができました。

このまま帰るのもなんですから、辺りを散歩して





本来はここから書写山を目指すはずだったのに





西の比叡山と言われる大寺院、いずれここには来ないとな。『7駆さんの記事』

トム・クルーズもロケの合間に寄った?かどうか知らないが
杵屋・書写お菓子の里で、

我が家のにゃんこと同名の姫路銘菓を買って帰りました。



何か虚しいけれど

○宗派:天台宗 ○開基:性空上人
○御本尊:六臂如意輪観世音菩薩 ○創建:康保3(966)年

御詠歌「はるばると のぼれば書寫の 山おろし 松のひびきも 御法なるらん」

西国三十三所巡礼 第二十六番札所 法華山 一乗寺

2013-03-05 23:45:41 | 西国三十三所巡礼
「法華山 一乗寺(ほっけさん いちじょうじ)」は、兵庫県加西市にあり、
加古川と姫路市に連なる山中に建つ古刹です。国宝や重文も数多くあるお寺です。

開基は数々の伝説を残すインドの法道仙人。第二十五番札所の「播州清水寺」
その後に行った番外「花山院菩提寺」も法道仙人が開山されたことになっています。
法道仙人は飛鳥時代、天竺(インド)から紫雲に乗って中国、百済(朝鮮)を経て
日本へ飛来、播州の山岳地を中心に60以上のお寺の開基とされています。
仙人は飛行自在の能力と限りない寿命を得ていたといわれ、自ら動かず仙術を
駆使して鉢を飛ばし、お布施を受けていたため「空鉢仙人」と呼ばれていました。
そうした法力の逸話が、時の帝である孝徳天皇の知るところとなり、都に呼ばれ
長年患っていた天皇の病を平癒したところ、その功績により法華山に一大伽藍を
建立することとなり、一乗寺ができたということです。

駐車場は少し離れたところにあり、直ぐ側には・・・








水子供養壇がいくつかあり、夥しい数のお地藏さんが置かれています。


「お水かけ地蔵菩薩」像と「粟嶋堂」


粟嶋堂を後ろから。横には絵馬が奉納されています。
この堂宇、「一乗寺 隣聖院 粟嶋堂」となっており、一乗寺の塔頭である隣聖院に
属するもので、ここに移築されたもののようです。
隣聖院は道を隔てて一乗寺の向かいにあります。

駐車場からバス停の方へ歩いて行くと、一乗寺の入口が見つかります。


入山料を払って少し進むと現れるのが・・・




やはりここも石段。172段(私が数えたわけじゃないけれど)しかもかなり急勾配。
本堂に辿り着くまで三段階に別れていますが、階段に次ぐ階段の連続・・・


最初の階段を登り終えると先にも石段が。三重塔が建っていて、その先の階段を
登るとやっと本堂があるはずです。


振り返って見ると、やはり急勾配。(^_^ゞおおコワイ。




ちょっとひと休み。最初の石段を登りきったところには二層になった立派な
常行堂が建っています。常行三昧の行を修するために建てられた仏堂です。
同じ天台宗の比叡山延暦寺にもありますね。


「常行堂」             「経堂」

二つ目の石段を登ると古い三重塔が建っています。向かい合って経堂も。
この経堂の横からも奥の院に通じる階段がありました。


「三重塔」〔国宝〕

我が国でも十指に入る古塔です。建立は平安後期の1171年、建立年代の明らかな
塔としては全国で8番目に古いものだとか。



やっと金堂(本堂)が見えてきました。もうひと息、階段を登らないと行けませんが。


「大悲閣」金堂(本堂)です。〔重文〕

石段を登りきっても舞台造りの足元に着くだけ、参拝するには向こう側に
回り込まないと上れません。





「鐘楼」
本堂脇に建っています。1628年の建築で、袴腰が付いた美しいものでした。
本堂の回り縁から吊られている梵鐘もしっかりと見えます。



本堂東側の縁です。先ほど見上げていた南面へ回ります。


舞台から外陣。            「賓頭盧尊者」

ご本尊は、白鳳時代作の聖観世音菩薩像(重文)で、秘仏となっています。
外陣から外を眺めると目前に三重塔が見えます♪



ちょっと珍しい風景なので、イイ記念写真ポイントかも・・・♪





さて、本堂の奥にも重文建造物が並んでいるようなので行ってみます。


「手水舎」             「護法堂」〔重文〕
護法堂は 一間社春日造で、小高い石垣の上にあります。
ちなみにここの前まで行くには石垣のような石段を登って行きますが、
足腰弱いと、とても危険な気がしました。


手前「弁天堂」、奥「妙見堂」ともに〔重文〕    「行者堂」
弁天堂は一間社春日造、妙見堂は三間社流造で、護法堂と合わせて
鎮守三社となっています。どれも小さな社ですが鎌倉時代の様式をとった
室町時代の建築で貴重なものだとか。

※一間社とは前の柱の間隔が一間(約180cm)で、三間社は柱が四本、間隔が一間
なので合計幅が三間です。流れ造りは棟に平行な平側から屋根をのばして庇と
しているのに対して、春日造りは妻側から庇を付設した形をとります。

このお寺、心霊スポットとしても有名なようで・・・
それにはここに「賽の河原」があるからでしょうが、残念ながら奥の院ともども
土砂災害のため立入り禁止になっていました。


ちなみに奥の院には開基の法堂仙人が祀られている「開山堂」があり、その横から
山の中に入って行くと賽の河原があるようです。そこには、いたるところに
童子供養の無数の小石が積み上げられ、また同じく供養の風車やおもちゃが
供えられれている。そんな光景は子や水子をなくした親の悲しみが、この寂しい
世界の中に凝縮されているようだ・・・とのこと。

本来なら奥の院、賽の河原をお参りして戻ってきたところに放生池が見えるはず。


放生池の中には、弁天様を祀った祠があるのですが、豪雨災害の影響かかなり
荒れ果てていました。



この鳥居の向こうには白妙稲荷大明神と見子大明神を祀る見子堂があるのですが
無残な状態でした・・・



ここら(裏参道?)を通り抜けて駐車場へと戻ります。


「太子堂」
境内、敷地内のいたるところに石造りの祠に入った石仏を見ました。
どういうものなのかは、よく分りませんが・・・




駐車場に戻る前にバス停前の休憩所に寄りました。お番茶がいただけます♪
お土産も売っていたので・・・

こんなんゲット!!ヽ(^。^)ノ




2012.12/16、法華山 一乗寺にて。



○宗派:天台宗 ○開基:法道仙人
○御本尊:聖観世音菩薩 ○創建:白雉元(650)年

御詠歌「春は花 夏は橘 秋は菊 いつも妙なる 法の華山」