カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

豪華絢爛、極上、ゴージャス。

2016-05-16 23:07:56 | レトロ建築
贅の限りを尽くしたような旧村井別邸、長楽館の中身は・・・
それほど大きな建物では無いのですが、趣の違う様々な部屋があって楽しめます。
カフェメニューで来ても2階までは見学OK、もちろん写真撮影も可です。
ただ、お客さんも居られるので、なかなか思うようには鑑賞できませんけど。

建築様式から見ると外観はルネサンス様式。1階の客間〔迎賓の間〕はロココ調、
食堂〔フレンチレストラン〕は英国ビクトリア調のネオ・クラシック様式。
重厚な設えの〔書斎〕、ビリヤードを興じる部屋として造られた〔球戯の間〕、
建設当時は温室だった〔サンルーム〕今はいずれもカフェとして使われています。
2階には美術の間、喫煙の間、貴婦人の間、鳳凰の間、接遇の間などの部屋が
ありますが、ゆっくり見学はできませんでした。
3階は和室で長楽庵、御成の間があるのですが公開されてません。宿泊客は
見学できるようです。
インテリアに関しては英、仏、米、中、イスラム、そして和の趣が折中され、
さながらモデルルーム?
調度品も極上の本物、30ほどが文化財に指定されています。




〔迎賓の間〕アフタヌーンティーをいただいた部屋です。
応接間として造られた部屋、現存する日本の西洋館では最大規模だそうです。



シャンデリアは全館、バカラ社製だそうです。置き時計もタダもんじゃない?



今はアフタヌーンティー専用の部屋として、エレガントでゴージャスな
雰囲気を漂わせるロココ様式。乙女チックかな?(^_^ゞ
かつては数多くの賓客を迎えた部屋だったことでしょう。




暖炉、寒い時季には薪で火が入れられます。他の部屋にも暖炉があり
それぞれにマントルピースも趣向が凝らされているようです。
薪による暖房、そう言えば外から見ると煙突が何本かありました。



カメラ女子、撮影会を兼ねてアフタヌーンティーで女子会。
なんてグループも居られるようで・・・

さて、2階へまいりましょう。



隅々まで豪華絢爛、重厚な雰囲気が凝縮されている感じ。
写真を何枚とっても足りないくらいです。



二階の階段ホールから、もう何様式か私には分かりません・・・



この二階にはバルコニーが備えられた〔喫煙の間〕と呼ばれる部屋が。
さすが煙草王・村井吉兵衛別邸、建物の中心的存在?



扉の上にはステンドグラス。天井にはシャンデリア・・・なのに



なぜか壁や置物は中華風。
観音開きのドアにもステンドグラス、床はイスラム風のタイル張りに。



バルコニーはこんな感じ、桜の季節は最高でしょうね♪




二階のサンルーム、建設当時はバルコニーだったそうです。











〔喫煙の間〕を挟んで〔美術の間〕と〔貴婦人の間〕があります。
どちらも入りませんでしたが、当時は美術室、村井夫人の部屋として
使われていたもので、今はカフェやパーティ会場に使われています。




伊藤博文揮毫の扁額が飾られています。実は「長楽館」と名付けたのは
彼だそうで。竣工直後に訪れた際
「この館に遊ばば、其の楽しみやけだし長(とこし)へなり」と
感想を述べ、扁額に館名を揮毫されたものです。

貧しい煙草商の次男として生まれ、煙草王と呼ばれるまでに登り詰めた
村井吉兵衛。煙草産業が国家による専売制になった後、
その莫大な補償金を元手に村井銀行、東洋印刷、日本石鹸などの事業を
設立し財閥を形成するも、昭和に入りすぐに起った金融恐慌により破産。
没後、豪華絢爛を誇ったこの館も売却されます。
明治、大正、昭和を駈けた一代記をこの残された館が語っているようにも
思えます。



虎は死して皮を留め人は死して名を残す、名前ばかりでなく明治の
成り上がり、実業家の中にはこのような文化財を残した方が多いですね。
もちろんこの館に惚れ込み買い取って現在の姿にした先代オーナー、
現オーナーの情熱があってこそ、こうして観賞できるのですが・・・

珈琲、紅茶が1杯864円、高いようですが入館料込みだと思えば・・・



日本の洋館は西洋への憧れと、その文化に追いつきたいとする
バイタリティを感じることができるし、真似では終わらない匠の技も
感じたりします。そんなところが魅力です。
もともとバタ臭いものが好きですが、最近は「百年名家」で紹介される
ような和風の建物にも大いに魅力を感じますが・・・



2016.4/16、長楽館にて。

時空を旅して、迎賓の間に。

2016-05-12 01:16:55 | ランチ/カフェ
たまには時を超えた旅人になるもよし。(^_^ゞ
長楽館の迎賓の間で、歴史を彩ってきた方々を感じながら
アフタヌーンティーを楽しむことにしました。
家内の誕生日のお祝いにね♪



ここでアフタヌーンティーをいただくのは、皇室の方や外賓の方、
伊藤博文、井上馨、西園寺公望、山縣有朋、大隈重信・・・
そんな人々を迎えた迎賓の間。

メニューに書かれていたコメント

「長楽館は明治42年(1909)に紙巻き煙草の製造・販売によって
富を築いた煙草王 村井吉兵衛が贅の限りを尽くして建てた洋館です。

玄関のそばに位置するこのお部屋は、日本にある洋館では
現存する唯一のロココ様式のお部屋です。

かつてヨーロッパで、食後に女性たちがおしゃべりに興じた
ドローイングルームの流れを汲むもので主にご婦人の
おもてなしの部屋として使われていました。

壁に飾られています高木背水画伯による12枚の絵には
世界中のシンボルが描かれています。

家具の多くは京都市指定有形文化財に指定されているものです。
今、貴方がお掛けになっっているその椅子に、
かつて伊藤博文公も座っていたかもしれません。

100年を超えるタイムスリップを
スコーンやケーキとともに英国風スタイルでお楽しみ下さい。」



敷居が高いと感じる方もおられるかも、私は鈍感なので大丈夫♪
だいたい、アフタヌーンティーも初体験でしたもん。(^_^ゞ
未体験の方もおられると思います。特に男性は・・・
まずは私の冒険談? 体験談をご笑読あれ。

予約は1ヶ月前くらいにしたのかな、家内に任せました。
「要予約」では無いのですが、繁忙期は2、3週間前には詰まるようです。
正装されたドアマン?レセプショニストが居られて、フロントへ
案内されます。席に着く前に「お上着お預かりしましょうか」などと
・・・ヨレヨレの上着で恥ずかしかったですが、預けます。
ちなみに下はジーンズにスニーカーでした。(^_^ゞ
厳密なドレスコードはありません。ディナーでも常識的な格好ならOK。
ただし、12歳未満のお子様は断られるようです。



まずはアペリティフ(食前酒)、スパークリングワインのように
見えますが、アルコール分は抜いたものだそうです。
私はフレッシュフルーツジュースでしたが、何のだったか忘れました。



英国式アフタヌーンティースタンド(タワー)に、軽食やスイーツの
載ったお皿が置かれて行きます。
説明されますが、すべて右の耳から左の耳へと・・・(笑)



飲み物は、コーヒー、紅茶、フレーバーティーなど数種類あり、
おかわりで種類を変更したりもできます。
カトラリー(食器)、ティーポットやティーカップもブランド品の
ようですが、私には分かりません・・・(-。-;)



ティータイマーは砂時計ではなく、オイル時計?でした。
砂時計とは逆で下から上に溜まって、時間の目安にします。
紅茶、杉下右京のように注ぎたかったけれど、練習不足なので
やめておきます。



もちろん、紅茶の銘柄も選びますが・・・えーっと。



ルール、アフタヌーンティーのマナーは下の段からいただきます。
そのくらいは知っていましたけど。

下の段はサンドイッチ、キッシュ(ケークサレ?)、スープなど
詳しい料理名はカタカナばかりなので、覚えられません・・・



中段はスコーンね、プレーンとベリー。
ラズベリージャムとクロティッドクリームをつけていただきます。



お上品にゆっくり味わいながらいただきましょう、そうすれば
量が少ないようですが、結構お腹がふくれます♪



最上段はデザート、スイーツです。



このブログ、糖尿内科でかかりつけの先生に見つかったら怒られそう。
わざわざお金払って血糖値をあげんでも!って・・・



アフタヌーンティーですが、充分ランチ代わりになります。
満足、満腹。お誕生日記念の家内も歓んでくれたようで、なにより♪
血糖値は高い薬を呑んでコントロールします(悲)




「煙草王」と呼ばれた村井吉兵衛さん、なのでコースターは
当時の煙草の箱のデザイン。SUN-RISE、HERO、PEACOCK。
頂いて帰ってもいいですか?って訊いたら、「どうぞ、どうぞ、
お持ち帰りください」ってことだったので・・・
グラスに仕掛けでもあるのか、不思議と汚れずに綺麗なまま
持って帰れました。



そうそう、最後にクールデザートもね。
調子に乗って飲み物のおかわりも、
私は珈琲、家内は銘柄を変えて紅茶をね。珈琲もポットで出るので、
お腹ちゃぽちゃぽに。(^_^ゞ



12時に席に着いて「何時まで居れますか?」と訊ねたら
「3時までお席はとってございます」とのこと、
2時間近く居たかな・・・まったりできました。
ちなみに、予約でも満席にはしないようで、隣りのテーブルは
空いている状態、それもまた気持ちよかったです。
ただ、客で男は私一人でしたけど・・・

写真、いっぱい撮りましたが、最初に許可をもらうため訊いたら
「ありがとうございます。ご自由にお撮りくださいませ」と・・・
嬉しいですね、「ありがとう」なんて言われたのは初めてかも?
このあと、館内の撮影も自由と言うことなので、
あちこち撮りましたよ。お客さんの居る部屋は遠慮しましたが。


2016.4/16、長楽館・迎賓の間にて。

想いは遥か、百年の夢幻。

2016-05-08 23:55:11 | レトロ建築
円山公園の一角にある長楽館、レトロな洋館建てが目を引きます。
この建物、明治42(1909)年にアメリカ人建築家のJ.M.ガーディナーの
設計で建てられたもの。依頼主は明治のたばこ王・村井吉兵衛です。
さて、107年前にタイムスリップです。



かつては村井吉兵衛の別宅として、国内外の賓客をもてなすための
迎賓館の役割を果たすべく建てられたもので、伊藤博文、大隈重信や
山県有朋など明治の偉人たちや英国皇太子ウェールズ殿下や米国財閥
ロックフェラーなどなど名だたる賓客が多数訪れた館です。

現在は、私たちでもレストランやカフェ、ホテルとして利用すること
ができる『長楽館』。一度行ってみたいと思い、訪ねてみました。


訪ねたのは先月半ば、まだ円山公園には八重桜がなんとか咲いていました。



名残りを惜しんでのお花見があちこちで。このグループは女子会?



こちらはお決まりの隣国観光客、なんかなぁ着物姿です。







時代が時代なら私ら市井の人間が門をくぐることも許されなかった?
今は予約さえすればマイカーで堂々と入って行けます♪

この館誕生から107年、現代に至るまでの経緯、物語を辿ると・・・
建築主・村井吉兵衛は幕末の京都に生まれ、煙草の行商から身を立て
日本初の両切り紙巻き煙草を製造、煙草王と称されるまでになります。
当時のたばこ産業は製造業者が5000人ほどいたと言われる過当競争。
その激戦を勝ち抜き、生産日本一に。パリ万博で金賞をとるなど
世界的評価も得たようです。

しかし明治37(1904)年、日露戦争の戦費調達のため「煙草専売法」が
施行され、官営化されてしまいます。その際、明治政府から煙草商へ
莫大な保証金が支払われた。村井吉兵衛は全補償額の45%以上を手に
することが出来たようで、それを元手に長楽館の建築や銀行などの
事業を展開することになります。
長楽館には国内外の賓客、各界の錚々たる人物が集い、鹿鳴館を
しのぐともいわれた華やかな時代もありました。

それも束の間、吉兵衛没後の昭和2(1927)年には昭和の金融恐慌の
煽りで村井銀行が破産、長楽館も売却されます。
その後、何人かの手に渡ったようですが、昭和29(1954)年、現在の
オーナーの義父、土手富三が土地・建物を購入。
この建物に並々ならぬ情熱を持っていた土手氏、前の持ち主を5年も
かけて口説き落とし手に入れたのだとか。
購入時は進駐軍の接収を経ていたため、壁にはペンキが塗られ、
ぼろぼろだったようで・・・
私財を投じてひたすら修復に情熱を傾けた先代オーナー、購入から
10年余、隣接地にホテル・レストランを建設、開業。
昭和43(1968)年には、本館にて喫茶店開業に至ります。その後も
一部屋づつ改修を進め、3階までの修復が終わったのが昭和55年頃。
昭和61(1986)年に、館とその調度品の多くが京都市指定有形文化財に
指定されるに至ります。
現在も改装が続けられ、今年2月に全室リニューアル・オープン
されました。







外観はルネサンス様式で、1階部分が石張り、2階・3階がタイル張りに
なっています。正面から見ると意外とシンプル。



設計者のジェームズ・マクドナルド・ガーディナーは、米国人宣教師。
教育者として現・立教大学の第3代学長も務めましたが、
学長を退任後、建築家として活躍します。
代表作は「外交官の家(旧内田家住宅):横浜」「聖アグネス教会:
平安女学院聖堂」「京都聖ヨハネ教会教会堂:明治村に移設」など



エントランス・ファサードには、イオニア式の柱頭、デンティルと
呼ばれる歯形飾りも観られる。上部はバルコニーになっていて、
玄関入口には村井家の家紋・丸に三つ柏があしらわれています。



側面の出窓やバルコニーが美しい。



前庭には大きな石灯籠や五重塔が置かれ、まさに和洋折衷。
これも海外からの賓客を楽しませるためだったのかな?



ちなみに、村井吉兵衛ゆかりの建築が幾つか残されているので
機会があれば訪ねてまわりたい。
残念なのが明治33(1900)年築の東山・馬町にあった煙草工場。
赤煉瓦造りの貴重な建築物だったのに、2009年に跡形も無く解体
されてしまった。『2006・京男雑記帳』
煉瓦ファンにはショッキングな記事?『解体現場』








2016.4/16、長楽館にて。

にゃんこがで~ん。

2016-05-03 23:34:16 | in My お庭
遠くへは行けない連休、たまにはこんなエントリーでもいいかな。
我が家のにゃんこさん(サラくん)とガーデンです。(^_^ゞ











コデマリ(小手毬)バラ科




ユリオプスデージー キク科




秋に植えた ナデシコ(撫子)ナデシコ科 
一度花が終わって、そのままにしておいたら今、爆発的に咲き出した。
奥の黄色い花は オステオスペルマム キク科
これも去年植えたもの、宿根草なので隅っこに移植しておいたら
これまた見事に花を咲かせてくれました。

小さな花壇が花で埋もれて・・・♪







最近はFUJIFILM X30ばかりで写真を撮ってますが、
この機種のシリーズ、もう後継機が出ないとか・・・
SIGMA DP2 Merrillも生産終了だし、私の買うカメラは
みんな終わってしまうようで・・・(^_^ゞ


ほな、さいなら~。足でバイバイ、あしからず。


2016.4/16~30、我庭にて。

石段下の石のそば・・・

2016-05-02 19:27:42 | ランチ/カフェ
また悪い癖、タイトル、わけ分からんし。
まぁ検索には引っかからへんし、ええやろけど・・・(^_^ゞ


〈祇園石段下のT字交差点・南西角〉



ローソンと石段下交番。どちらも景観保護?

交番の西隣りは只今工事中、以前は京都市立弥栄(やさか)中学校、
こんな繁華街のど真ん中にね!杉本彩が通っていた中学校。5年ほど前
閉校されて今年、跡地に日本漢字能力検定協会(漢検)が「漢字博物館」
をオープンさせるのだとか・・・



その隣りの変な建物が「ぎおん石」のビル、そして旧・京都祇園ホテル。
今はアパホテルになってる。1階はスタバに・・・
石段下も変わってきましたねぃ。

『ぎおん石』は石段下でも特異なカタチをしたビルなので、
昔から気になっていましたが、入ったことがありませんでした。



だいたい何の店かようわからんし・・・
1Fは、宝飾店の様で、ちょっと違う?天然石を扱っているお店。
店内はそれなりにゴージャスな雰囲気、店員さんもスーツでシャキッと、
でも賑わっている感じは無いから、経営が成り立っているのか疑問。
ここ祇園と銀座にも店があるんですね、やっぱそれなりのお客さんを
相手にしている商売なのかな・・・
だから、今まで入ってみることが無かった。(^_^ゞ



建物もモダンと言うか、かなり個性的。建てたときは景観問題とか
起らなかったのかなと思うほど。1969年に建てられたビル、
もう半世紀近い。よく見るとかなり凝ってます。
側面のデザインやテクスチャーが面白い、壁面から突き出した
丸い照明はかんざし?髪飾りの様で祇園の街にマッチ?(^_^ゞ
知らず知らず石段下のランドマークにもなっています。見方をちょっと
変えると、正面が漢字の「石」をデザインしたようにも見える♪

1Fが専門的なお店なんで、ちょっと入るのに躊躇しますが、店内にある
エレベーターで2Fへ上がると喫茶室。3Fには蕎麦処があります。



3Fの「ぎおん石 京そば処」でお蕎麦を食べることにしました。
店内のインテリアは外観同様、かなり個性的。蕎麦屋とは思えません。
昭和40年代に造られたままなんでしょうが、モダンだったでしょうね。
壁から突き出した球形照明は外観と共通イメージ、石窟を思わせる
コンクリートの壁、天井。漆黒の金属板が貼られていたり、
アート感覚に溢れています。
席は、ゆったり高級感が・・・どんなお蕎麦が出て来る?



宝石入りでもなく、普通なんですけどね・・・器はいいよね♪

〈にしんそば:1000円〉

      〈鳥なんば:1000円〉

ちょっぴり祇園価格が入っている気もするけど、味のレベルは納得です。



吹き抜けの中庭には、わらべ地蔵さんも。これもここの製品です。
京都の観光地で見かける地蔵さん、ここが納入されたものもあるとか。


石段下で古くからある純喫茶、そう言えば入ったことないかも・・・



創業から60年以上の歴史を持つ純喫茶、『珈琲 カトレヤ』。



「全席たばこ吸えます!」・・・禁煙、分煙が当たり前になった近年、
全席喫煙可がウリになるんですね、喫煙者には嬉しいです♪



昭和の喫茶店の香りが漂う店内。意外と煙草を吸っている人は少ない。



ほんじゃまぁ、一服。(^_^ゞ
煙草の匂いが嫌!迷惑千万っておっしゃる方の気持ちも分かるんですが、
酒臭い吐息で吐き気を催す人間も少なくないのをご存じだろうか?



ケーキセットをいただきました。八坂神社と同じ水脈から汲んだ
“御神水”を使っているとのことですが、ケーキもコーヒーも
味は特別じゃなかったな・・・



店内はアンティークでレトロなんだが、イマイチ落ち着けなかった。
喫茶店なのに、何か気取った空気感があったからかなw


八坂神社を通り抜け、祇園石段下で蕎麦や珈琲をいただきましたが、
この日、祇園に来た目的は・・・実はコレ♪



『よしもと祇園花月』
で演芸を観ることね。
たまたま抽選で招待チケットが手に入ったもので・・・
席は前から3列目、バッチリ楽しめました。



中田カウス・ボタン/笑い飯/チャンバラJAPAN/あべこうじ/学天即
ベテランから、初めて見る若手も。はっきり言って若手の方が
面白くて・・・ようわろた♪

その後はお馴染み吉本新喜劇。当然撮影禁止なんだけど、最後に抽選で
選ばれたお客さんを舞台に上げて、吉本名物ズッコケ体験。
この時は「撮影OKで~す」って事だったので、カメラを取り出し・・・
それでもブログに貼るのはね、問題あるかも知れないので目線モザイク。

もうこれで誰か分からへんやろ~



「祇園花月」になってから来るのは初めて。
昔は新京極に「京都花月」があり、子供の頃、行ったことがある。
新人のやすしきよしや新喜劇では桑原和男が若手で、女の子から
黄色い声援が飛んでいた・・・フルッ!
しばらく京都に花月劇場は無かったと思うが、数年前から元映画館
だった「祇園会館」をよしもとの演芸場として使うようになった。

映画館としての祇園会館は高校生の頃、何度も行ってます。
封切館では無く、ちょっと古い映画を二本立てで安く観られたからね。
いわゆる名画座ってやつね。
今は少なくなった二本立て興行、飲食物持ち込み自由、入れ替えなし、
途中入退場自由という昭和のレトロなスタイルを保ち続けた
日本国内の中でも稀有な名画座でした。

そんな頃の映写機でしょうか、記念に展示されていましたよ♪



2016.3/6、よしもと祇園花月にて。