カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

毘沙門さくら

2018-03-30 23:51:12 | 花だより
毎年花見のタイミングって難しいですが、今年も異常気象なのか、関東のほうでは21日に雪が降ったのに、僅か1週間後にはソメイヨシノが満開?おそらくもう散り始めているのでしょうね。
関西もそれほど極端ではなかったけれど、暑い日が続いて桜は一気に満開へと・・・



いつもタイミングを外して観ることができなかった毘沙門堂のしだれ桜を観に行くことに。護法山 安国院出雲寺、毘沙門堂は紅葉が有名ですが桜スポットとしても知られています。



特に毘沙門桜として親しまれているのが、この枝垂れ桜。



一気に咲き出したようで、28日には七、八部咲き?満開近しでした。









HPで去年の状況を確認したら4月9日が満開。今年は随分早まったみたいです。






やはり桜の名所と言うにはちと寂しい、あくまで穴場ってことで。(^_^ゞ



他にも花は咲いていますし♪




遅咲きの紅枝垂れはまだこれからのようで・・・






桜スポットとして知られる山科疎水の桜並木を楽しんで、ここへも来られるのかな。



駅前のショッピングモールで京都の人気テイクアウトフーズを集めたイベントをやっていたので、ヤオイソのフルーツサンドを買って持ってきました。
ちなみにコロナの玉子サンドも欲しかったのですが、真っ先に売り切れたみたいで。



桜の木の下でとはいきませんが、花見団子ならぬフルーツサンド。楽しめました♪







2018.3/28、毘沙門堂にて。

たまにはクルマねた。

2018-03-25 10:46:44 | クルマねた
クルマねたと言っても・・・とっくに賞味期限が切れた去年の12月に開催された
第10回 大阪モーターショー、ま、2年に1度なので3ヶ月遅れはご容赦。(^_^ゞ


〈ミニ四駆・エアロアバンテ〉
いきなり目に付いたのが、ミニ?四駆の1/1。これって実車と呼ぶべきか?





〈Honda Sports EV Concept〉〈Honda Urban EV Concept〉
電動化への流れは進んでいるようですね、すぐに発売されてもおかしくないかも。


〈2017年 第101回インディ500優勝車両 佐藤琢磨車〉
去年は自動車レース好きには歴史的なことが起きました。まさかあのインディ500で日本人レーサーが優勝するとは!これってオリンピックで金メダル5個をひとりで獲ったより凄いと思うのですが・・・何せ101回の歴史で初めて日本人の、いや白人以外でウィナーが誕生したのだから!
これほど誇らしいことなのにあまり話題にはなってないかも。我が国の基幹産業でもある自動車業界、売ることばかりで文化を育てなかったからか。それでも他のアジア諸国と比べるとモータースポーツへの関わりは断然強く、歴史も築いてきた。そんな日本にとっても感動的な快挙であることは間違いない。
そんな快挙を成し遂げた実車が見られたことは嬉しいです。

〈Neo Sports Café Concept〉

〈GOLDWING TOUR / GOLDWING〉
二輪車も進化してますね、でも四輪ほどではありません。AT化すらスクーター止まりで普及しません。ましてや自動運転なんてとても無理、それだけ人間の運動能力を必要とする乗り物なんですね。基本的には50年前と変わらないかも。

ちょっと嬉しかったのは、この最新機についているエンブレム。丸の中に翼、ホンダのウイングマークの扱いでは、懐かしくもあり好きなパターンです。
そもそもこの翼のマークは、創始者本田宗一郎氏の「世界に羽ばたく」希望と「何処へでも羽ばたいて行ける」という思いから生まれたもの。そのデザインモデルはルーブル美術館にある「サモトラケのニケ(勝利の女神)」像だといいます。
そういえば、あのシューズメーカーの「NIKE(ナイキ)」も勝利の女神ニケからきているのでしたね。



〈ABARTH 124 spider〉



〈BMW i8クーペ〉




〈BMW i3〉


〈McLaren 720S〉


〈Maserati Ghibli GranSport〉     〈Alfa Romeo 4C Spider〉

普段なかなかお目にかかれないクルマや未来に向けてのコンセプトカーなど
一堂に見られるのはモーターショーならではですね。


〈SUZUKI e-SURVIVOR〉



〈TOYOTA Concept-愛i〉


未来予想図的なクルマは夢があってイイですね。でもなかなか実現しない、そこが歯がゆいです。子供の頃妄想していた21世紀の移動手段、乗り物って、もっと進んでいた気がする。(^_^ゞ


〈DN PROCARGO〉
こういうデザインスタディも随分以前から提案され続けてると思うのですが、電動車になれば実現が近づくかもしれませんね。もっとも画期的に小型高性能化されたバッテリーの発明が必要でしょうが・・・



〈NISSAN IMx〉



〈TOYOTA GR HV SPORTS concept〉


次世代というか近々登場しそうなコンセプトカー。デザインだけ言えば、あくまで私見ですが、このテのボディデザインは好きじゃない。小学生の工作のように感じる。クラフトマンシップというか大人の練りに練ったデザインって気がしない。
コンピュータグラフィックのように見える・・・今、よく売れているクルマは概ねそんなのが多いのでつまらない。私は亜流なのだろうけど。

〈SUBARU VIZIV PERFORMANCE CONCEPT〉

        〈DN COMPAGNO〉
今回気になっていた1台、ダイハツが発表したクーペスタイルのコンパクトカー。
かつてのコンパーノ・ベルリーナのイメージを引き継いだ現代版として・・・やはりターゲットはシニア層のようだが、発売にまで至かどうか?
1963年に発売されたダイハツ・コンパーノは、イタリアのカロッツェリア・ヴィニャーレに委嘱したもので、美しいイタリアンデザインのクルマでした。
後にコンバーチブルも発売され、オープンカーって楽しそう、大人になったら・・・なんて考えたものです。(^_^ゞ
展示は当時のオリジナル版(ダイハツ社員が所有)と現代版が置かれていましたが、やはりオリジナルの方が味わいがありますね・・・
〈Daihatsu Compagno Berlina・1964年式〉

2017.12/11、大阪モーターショーにて。

春がきたきた、庭には・・・♪

2018-03-16 18:09:58 | in My お庭
[さくらんぼの花]

たまには庭の様子を・・・ぽかぽか陽気のお天気が続きましたが
今日は春雨、植物にはうれしい施しかも知れません。

先月の半ば頃から庭のあちこちに[ふきのとう]が出てきました。





[蕗の薹:ふきのとう キク科]
毎日のように食べごろなのを見つけては収穫、今年はたくさん採れたのでご近所に配ったり、天ぷら、ふき味噌で食べたり。(^_-)v






片っ端から採ってしまうのも可哀相なので、いくつかは薹が立つまで残しました。
成長した蕗の薹はキク科の花だとわかりますね。

水仙は毎年、自生したものが咲きますが、種類によって咲く時期が変わるので結構楽しめます♪












このミニ水仙は去年、球根を掘り起こして置いたものを集めて植えておいたら、可愛い花壇ができました。







暖かくなって、一気に咲き始めたハクモクレン。


[白木蓮:はくもくれん モクレン科]






[ヒマラヤ雪の下 ユキノシタ科]







[大犬の陰囊:おおいぬのふぐり ゴマノハグサ科]
漢字で書くとモロにひどい名前だと分かりますね、犬のキンタマって!(^_^ゞ
ただ、大きい犬のって意味ではなく、在来種にイヌノフグリって植物があって、このオオイヌノフグリは明治に入ってきた帰化植物。イヌノフグリより大きいのでこの名前になりました。
イヌノフグリはもっと小さくてピンク色の花を咲かせます。既に絶滅危惧II類に指定されてしまってます。そもそも何故、犬の陰嚢なんて名前になったかは、実がそのモノに似ているからだそうです。
あまりに可哀相ってことでしょうか、オオイヌノフグリには「天人唐草」って別名もあるのですが、定着しませんね。

[侘助椿:わびすけつばき ツバキ科]

[獅子咲きの椿]




紅梅と白梅ですが、ウチのは1本の木に咲きます。もともと盆栽の八重の紅梅として買ったもののようですが、白梅の木に継ぎ木をしていたのでしょうね、年を追うごとに白梅が勢力を増して、実も生ります。


[梅:うめ バラ科]



[桜桃:さくらんぼ バラ科]


ソメイヨシノと似ていますが、花色は白く、シベが長い。サクランボの花です。


地蔵さん、羅漢さん、そして・・・

2018-03-12 23:03:50 | 旅アルバム
大聖院のつづきなんですが・・・細かい解説はなし、つーか解説しようがない。
トリッキーでスピリチュアル、ご利益満載のパワースポット・・・アミューズメントパークみたいなお寺?空海さんもびっくりの密教寺院です。


見んぞう、言わんぞう、聞かんぞうの三地蔵?

境内参道にごろごろお地蔵さんが。それぞれ意味がありそうで、意味不明。



拝めば願いが叶う?何か“教え”がありそうなんですが・・・



四国八十八ケ所霊場のお砂踏みができる遍照窟の前には六地蔵。



アリガトウ地蔵にニッコリ地蔵、ハイ地蔵とかキビキビ地蔵・・・







こちらには干支地蔵ね。



なかなかよく出来ているとは思うけど・・・やっぱりお参りするのかな?




こわッ!素直にお参りせぇへんかったら叱られそう。

かまへんよ、かまへん・・・って優しげなお地蔵さまも。

突然、現れたのは・・・!



河童地蔵?何のご利益があるのか不明。(^_^ゞ
目立ってはいるが、孤立無援?なんだか寂しそう・・・

子地蔵さん?こちらは干支の動物と仲良く

七福神とも仲良しのようだし・・・

とにかく、一体として同じ姿のお地蔵さんはなく、見て回るのは楽しいかも。


で、もっと壮観なのは五百羅漢さん。みんなお揃いの毛糸の帽子を被って



羅漢(阿羅漢)とは、仏教、禅宗で供養と尊敬を受けるに値する人の意。
仏弟子の到達しうる最高の位をさし、「無学」といわれる。
・・・「無学なもんで」なんて、謙遜する時に使うのだが、仏教用語的には究極の悟りを得て、もうこれ以上学修すべきものがないことを指すんですね。



中でも十六羅漢は、大羅漢で仏勅を受けて永くこの世に住し衆生を済度する役割をもった16人の阿羅漢。多くの阿羅漢を従えるチームリーダー的存在?
宇治萬福寺には、慶友・賓頭廬の2人を追加した十八羅漢が安置されていました。


ボスキャラ?・・・達磨大師のようですね。

ここにずらりと並んでおられる五百羅漢さんというのは、仏陀に常に付き添った500人の弟子、または釈迦入滅後の第1回の経典結集(けつじゅう)、および第4回結集のときに集まった500人の弟子のことだそうです。



とにかく延々とって感じ・・・



顔立ちやポーズ、表情もいろいろあって。よく言われるのが親に似た顔が必ずあるとか、誰かに似た羅漢さんを探すのもよいかも。(^_^ゞ



境内にはお地蔵さまや羅漢さんだけではなく、変わり地蔵のつもりなのかアンパンマンやウルトラマン、バルタン星人とかピグモンとかの石像も隠れています。お参りも飽きることはないですね♪

結局、多くの伽藍や堂宇も見ないまま、ここを去ることに。見所が多過ぎます。


さて、長い石段を下って仁王門のすぐ横にある茶店で休むことにします。



氷やスイーツも魅力的でしたが、小腹が空いていたので名物うどんってやつを。



お寺の一部のような『六角茶房』、流行りのお寺カフェですね。
ちょっと休憩するには素敵な空間で、ほっこりできます・・・年寄り的?
女子的にはオシャレなカフェタイムを。ってことになるかな。(^_^ゞ



土産もん、いや、和風テイストな小物や工芸品も置かれていて、外国観光客の方にも喜ばれるかも。



メニューはお茶を使ったスイーツなどがメインのようですが、名物・六角うどんとおいなりさんのセットなどもあります。いなりは有機煎茶茶葉入り。何かとこだわりのあるメニューでした。





帰る頃には日も暮れて、大鳥居もすっかり干潮で真下まで人の姿が・・・



絶好のシャッターチャンスでしたが、近くまで走って行く体力が残ってなく
遠景だけで・・・(^_^ゞ



まだまだ見逃したところも多く、名残惜しい宮島を後に、フェリーで戻り、駐車場に着いたらもうほとんど他の車はなく・・・京都までの帰路をひとっ走りすべく愛車に乗り込みました。


2017.10/9、宮島にて。

キャッとトリッキーな古刹

2018-03-09 11:32:36 | 旅アルバム
〈大聖院・釈迦涅槃堂〉

弥山登頂、厳島神社のお詣りは済みましたが、もうひとつ宮島でどうしても訪ねたいお寺があるので、そちらへ向います。
まずは厳島神社廻廊西出口を出て直ぐにあるのが『大願寺』。


〈山門・仁王門〉
正式には「亀居山方光院大願寺」、この寺の秘仏厳島弁財天は弘法大師空海の作と伝えられ、日本三弁財天の一つ。(あと二つは江ノ島と竹生島)


〈本堂〉
奥の書院は、第二次長州戦争の際、勝海舟と長州藩を代表する藩士らが講和会議をした場所として知られます。

〈護摩堂〉後で見たら画面に映っているのはみんな外国人。(^_^ゞ

〈龍神の社〉
護摩堂は明治初期の神仏分離における廃仏毀釈で焼失、2006(平成18)年に再建。
中には厳島大仏・総白檀の不動明王としては日本最大の仏像が安置されています。高札には「総身一丈六尺(5m32㎝)重量7t」と書かれていました。
この仏像制作の様子はNHK特集「仏心大器 平成の仏師・大仏に挑む」って番組で密着取材されてました。先日再放送がありましたね。


〈門前の猿回し〉
外国人観光客に大人気のようでした。でもイルカショーとか海外の反応は、日本人は動物虐待する不道徳な国民との声も・・・(>_<)

〈九本松〉伊藤博文公お手植えだと伝えられている。

人力車・・・日本観光の名物風情?
私の目にはこれぞ人間虐待、奴隷の様でちょっと恥ずかしく思えるのだが。


さっさと最後の目的地、本命?の大聖院へと向かうことにします。
いいかげん疲れていたのですが、また弥山の麓まで戻って・・・



真言宗御室派の大本山で正式名は『多喜山 水精寺大聖院』。創建は806年で弘法大師空海が開いたと寺伝にある。真言宗御室派の総本山は京都の「仁和寺」(創建888年)で深い結びつきがあるようです。ちなみに京都にも同じ宗派の寺院で「紫雲山 大聖院」があります。
総本山仁和寺より古く、なかなかの古刹の佇まいが・・・


〈山門・仁王門〉
もともとの大聖院の建物は1887(明治20)年の大火で焼失し、現在の建物のほとんどは昭和期に再建されています。この仁王門も1939(昭和14)年の再建です。



山門の先は長い石段、ふーっ!中央の手摺についているのは、大般若経筒。回しながら参ると無量の福が得られるとか。チベット仏教の摩尼車(側面にマントラが刻まれ内部には経文が収められている。時計回りに回転させると経を唱えるのと同じ功徳があるとされる)ですね。


手摺の端には釈迦に関するいろいろな絵がレリーフになっています。

宮島では最も古い寺院なんですが摩尼車といい、何やら演出の濃ぉい〜お寺を感じさせてくれますね、期待がふくらみます。(^_^ゞ



石段の途中には鐘楼があり、登りきったところに御成門(四脚門の向唐門)が建っています。振り返ると宮島と対岸の眺望が楽しめます♪


さっそく現れたのは狸や蛙さん。タヌキの腹は「物事に対して、寛大太腹」金袋は「金運を呼ぶ」笠は「災難から身を守る」という意味があり、カエルには金運招福として「宝かえる」、交通安全として「旅かえる」、健康長寿として「若がえる」の3つの功徳があるとか・・・


水晶玉は何の意味があるのかな?(^_^ゞ



〈勅願堂・本堂〉
豊臣秀吉が朝鮮出兵の時に、必勝・海上安全を祈願した本尊波切不動明王が安置されています。



階段の傍らには、大般若経に係わりの深い十六善神(四天王と十二神将と合わせた十六名の般若経を守る夜叉神とされる護法善神のこと)などが安置されています。


〈三面大黒天〉
何だろなと思いつつ、このお寺のスピリチュアルな空間へ引き込まれていく・・・


〈施無畏堂〉
聖観音菩薩が祀られており安産、子授けの御利益があるといわれる。
百八観音霊場 第十八番札所 極楽観音。


〈愚痴聞き地蔵〉
そういえば、愚痴ってもともと仏教用語でしたよね、仏教において克服すべきものとされる最も根本的な三つの煩悩「貪・瞋・痴」の三毒。その内の「痴:愚痴」真理に暗く無知なことです。
ちなみにあとの二つは「貪:貪欲」むさぼり。「瞋:瞋恚(しんに)」怒り。




ここを訪ねた最大の目的?が・・・コレ。(^_^ゞ



ネコの変わりみくじが色々あると、TVか何かで紹介してたんですよ。宮島に行ったら是非寄ってみようと憶えていたんです。
無人の小屋に変わりみくじが多種多様、並べてありました。まるでキャラクターショップ、駄菓子屋さんのような楽しさ♪いろいろ選んで買った分、自分でお金入れにお金を入れるシステム。外人さんは分かるのかな?



招きねこみくじの他、神鹿おみくじ、万福みくじ、幸福みくじ、だるまみくじ、恋鯉みくじ・・・などなど。見ているだけで楽しい。(^_^ゞ



連れて帰ったのは、神鹿と招き猫・・・



そして、変な招き猫。これは6種類あって、大人買いしようかと思ったのですが、おみくじを大人買いってのも大人げないかなと・・・(^_^ゞ




石段の前で大きな烏天狗さんが石になっている?
この石段を登ると「摩尼殿」、弥山の守護神 三鬼大権現の本坊御祈祷所なんです。天狗は三鬼大権現の従者だから道案内を。
三鬼大権現は、真言宗系の天狗信仰や山岳仏教の信仰対象となる鬼神で、厳島三鬼坊とも呼ばれていて弥山の三鬼堂とこの摩尼殿に祀られている。



摩尼殿に向かう石段にも摩尼車が備えてあります。
時間的に(体力的にも?)余裕が無かったので、スルーしましたが、お寺の説明では「摩尼は福寿とも訳し、幸せな日ぐらしと、健康で長生きができることなどを願って、参拝者が絶えません」とか。一般的に摩尼とは、玉、宝球と訳され、神秘的な力をもつ玉。摩尼宝珠(チンターマニ)のことです。「ニ」を忘れないでね。(^_^ゞ


〈百観音お砂踏み〉
西国三十三観音、板東三十三観音、秩父三十三観音のお砂が納めてあります。
全部足しても99なんやけどな・・・この十一面観音も加えるってことかな?

こちらは、四国八十八ケ所霊場の本尊が安置され、本尊前に各霊場のお砂が埋めてあり、四国を遍路したのと同じ功徳があるといわれるお砂踏み場。〈遍照窟〉


なんともいえない空間に目を奪われ、八十八所のお砂踏みをするのをすっかり忘れてしまいました。(^_^ゞ


〈遍照窟〉
遍照窟とは世の中を平和にするため、幸せの火をあまねく(遍)てらす(照)道場(窟)の意味だそうです。

〈八角万福堂〉七福神が祀られていて宮島七福神として名高い。

〈折り鶴の碑〉
彫刻家で広島の被爆2世、ゼロ・ヒガシダさんが平和への願いを込めて制作したオブジェ。

長ったらしい大聖院の記事でしたが、実はまだ終わってません・・・つづく。


2017.10/9、宮島・大聖院にて。〈摩尼殿〉

厳島神社、行き着く。

2018-03-01 15:00:38 | 旅アルバム
弥山登頂でちょっとヘバっているけれど、ここへは詣らないとね。何のための宮島観光かわからなくなる・・・

厳島神社(古くは伊都岐島神社とも記された)の創建は593(推古元年)と伝わる。
飛鳥時代、聖徳太子が居られた時代ね。厳島自体は旧石器時代、縄文、弥生時代の遺物が出てくるそうだから驚きです。
創建当時は簡素な神社だったようですが、現在の大規模な社殿は1168年頃、平清盛が造営したのが始まりです。(火災により焼失、現在の社殿は1241年に造営)

主祭神は天照大神の子である宗像(むなかた)三女神。長女・田心姫命(たごりひめのみこと)、次女・湍津姫命(たきつひめのみこと)、三女・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)の三柱です。



建造物は国宝だらけ、海に浮かぶその姿は・・・あれっ、干上がってしまってる。しまった!海面に映り込む朱色の美しい社殿を撮りたかったのに。さっさと弥山に行かず、午前中も写真を撮りにくればよかった。




しかし干潮のおかげで見られたのは・・・ふむふむ、これが鏡の池ってやつか。



潮が引いたときに見える池、手鏡のようだから「鏡の池」と呼ばれています。
海水が溜まったものじゃなく、清水が涌いているのだとか。3ヵ所あります。




厳島神社が規格外の神社だというのは一目瞭然ですが、もう少し詳しく調べてもその特異さが解ります。そもそも鳥居をはじめ木造の大建造物群を海に浸るように造るなんて、思いついたとしても敷地が海という難工事を実現してしまう、それも850年も前にね。もちろんそれを現在まで維持していることも凄いのですが。

そのスケールも規格外で、大鳥居は奈良の大仏とほぼ同じ高さの16m、主柱は樹齢500〜600年のクスノキが使われており、もちろん木造鳥居では日本一。
本殿の大きさも桁違いで、伊勢神宮や出雲大社を凌いで日本最大といわれている。

東廻廊入口を入って客神社(まろうどじんじゃ)、朝座屋(あさざや)、本社本殿・拝殿・祓殿、大国神社・天神社、能舞台・能楽屋などを廻り西廻廊出口まで108本の柱、108間の廻廊で結ばれています。
ちなみに本社拝殿から大鳥居まで108間、参道の石灯籠も108個といわれており、仏教思想に影響されている?
本殿の建物自体、神社建築様式から外れている。寝殿造りの様式で、屋根は桧皮葺きだがその棟には瓦が積まれお寺の様で、神社の定番でもある千木(ちぎ:屋根の両端で交差している木材)や鰹木(かつおぎ:棟に直角に数本並べられている木)が無い・・・何故かはわからないが、ちょっと気づくと面白いです。



〈卒塔婆石(そとばいし)〉
本殿の東側、揚水橋の下に卒塔婆石と呼ばれる石があります。
鬼界ヶ島に流された平康頼が、母を偲んで2首の歌を千本の卒塔婆に書き流したところ、その内の1本がこの石の所へ流れ着いたというものです。
後に赦免された康頼はこの石の近くに灯籠を寄進、現在宮島内で最も古い灯籠として残っています。




平舞台と右楽房・左楽房(うがくぼう・さがくぼう)、
右門客神社・左門客神社(みぎかどまろうどじんじゃ・ひだりかどまろうどじんじゃ)・・・全て国宝です。






高舞台と本社祓殿。



高舞台では4月の「桃花祭」、10月「菊花祭」など年間9回、能楽が舞われます。
そういえば2011年、奥田民生がこの高舞台でコンサートをしましたね♪




祓殿、客神社越しに豊国神社、五重塔が見えています。



〈天神社(てんじんじゃ)〉と〈反橋(そりばし)〉
天神社のご祭神は菅原道真公、毛利隆元の建立寄進によるもの。
かつては重要な祭事の際、勅使がこの橋を渡って本社内に入ったことから勅使橋(ちょくしばし)とも呼ばれました。現在の橋は、毛利元就・隆元父子によって再建されたもの。


反橋は、本当に歩けるのかって角度でしたが・・・(^_^ゞ


西廻廊、この先に毛利元就が造営寄進した能舞台・能楽屋があり、
西出口となります。


廻廊にしても社殿も、その高さは満潮時には海面すれすれになります。このギリギリの美学ってイイですね。ミニスカートの丈もギリギリだと目が釘付けになってしまうもんね。ナニユーテルネン!(^_^ゞ
台風など高潮の際は当然、浸かってしまうこともあるのですが、床板の板と板の間にわざと隙間が設けられていて、下から押しあがってくる海水の圧力を弱める工夫がされています。よく考えてあるな、拍手ものですね♪




大鳥居も海水に浸かっているため、定期的に柱の交換が必要。このため、海底に埋め込むことはせず置いてあるだけなんですね。約60tの自重で動かないように。
重量を増やすため島木、笠木の部分は箱状構造で中に石が詰めてあるそうです。
鳥居は両部鳥居・四脚鳥居と呼ばれる形式です。ちなみに日本三鳥居〔奈良吉野・銅の鳥居(かねのとりい)、大阪四天王寺・石の鳥居、安芸の宮島・朱丹の大鳥居〕。また日本三大鳥居〔厳島神社、伊勢神宮(氣比神宮の場合もある)、春日大社〕のひとつでもあります。
なお、現在の大鳥居は1875(明治8)年に建てられた8代目にあたります。



潮が引いてきて海側から厳島神社を見られるようになってきました。全容を1枚に収めるのは難しいですね、パノラマ撮影でもしない限り・・・



大鳥居にも随分近づけるように♪
鳥居の笠木には金色の太陽と月がはめ込まれています。東側は太陽で、西側が月になっています。扁額は有栖川熾仁(たるひと)親王の染筆で、海側に「嚴嶋神社」、社殿側が「伊都岐島神社」と書かれています。


靴が壊れて急遽サンダルのような履物にしたからバシャバシャと・・・


鹿とすれ違う河童?


2017.10/9、厳島神社にて。

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