カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

イベントの花といえば。大阪A.M.2015

2015-02-28 22:50:17 | クルマねた
その理由は・・・トラの着ぐるみで無いことは、確か!(^_^ゞ

やっぱり、こっちかな?






受付嬢さんもかわいいのですが、
イベントコンパニオンさんの姿が見えない・・・と思ったら、



中央広場、メインステージに集結、何やらごあいさつ?




いきなりですが!(先に済ませてしまいましょ)個性的な・・・(^_^ゞ











相変わらず、人だかりの前には・・・















スズキのブース、ただ立っているだけではありません。しっかりお仕事を…

































花を見るのに言葉は要らんでしょ。あぁ、文章が少なくて。楽チン♪(^_^ゞ


ところで、今回の人出、賑わいぶりは・・・やっぱり、May J.効果?
開演30分前だというのにステージ前は、この混雑ぶり!!



この人混みの中に身を置く気にもなれず。May J.それほど興味も無く・・・
さっさと退散いたしました。アナ雪の歌声も聞かずに、ありのままで。




おっと、こちらはイベントコンパニオンさんでは無いです・・・


2015.2/15、大阪オートメッセにて。fin.

パロディー?大阪A.M.2015

2015-02-26 23:21:48 | クルマねた
以前ほどでは無いけれど、ワゴン車、オフロード車のカスタムも根強い人気が
ありますね。ショーには、ここまでするかッ!ってやつが多いけれど。(^_^ゞ



ちょっと乗ってみたいですね、走れるところを探して・・・




FLEXってランクル専門のパーツメーカー?最大手だそうで。


おっと、これは?くまモンのトラクター。タミヤRCです。



1/10 電動RCカーシリーズ No.601 RCトラクター・くまモンバージョン (WR-02Gシャーシ) 58601
クリエーター情報なし
タミヤ


くまモンと言えば、これも・・・!(ショーとは関係ないですが)

Car Watch より
くまモンが、100周年を迎えたMINIのオックスフォード工場を訪ねた時に、
サプライズとして、くまモンを迎えたという、特別バージョンのMINI。
昨年の夏から全国のMINI正規ディーラーで特別展示したようです。


このジャンルも進化し続けているのかな・・・






よりゴージャスに?





アイアンマン参上!その正体はハイエース。


相変わらずオーディオも・・・このテのカスタムカーには欠かせません。


これも懐かしい、デコトラ。今はアートトラックなんて呼ぶらしい・・・



トラック魂 (スピリッツ) vol.19 2015年 02月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
交通タイムス社



今年のオートメッセでこの部門、目についたのはコレ!



軽トラ♪ 軽いから意外と走りも期待出来るかも。(^_^ゞ




私的にはこちらに興味を惹かれます。レトロなパロディー軽カー♪










タミヤブースでは今年も、タミヤRCグランプリが開催されていました。



今回もフードパークは大盛況。でも前回ちょっと懲りたので、施設内の
レストランへ。以前は再入場できたのに今回できませんでしたw



次の記事でいよいよ最後。お待ちかねの・・・・・♪


これどこかのブロガーさんが、マスコットを置いて撮影されていたのを
横から撮りました。ちなみにMyカッパちゃんの出番はナシ。(^_^ゞ


2015.2/15、大阪オートメッセにて。

初見、NDロド。大阪A.M.2015

2015-02-24 19:36:03 | クルマねた
いやいや、歴代ロードスターの中で一番いいかも。乗ってもみてないのに。(^_^ゞ



来月20日からWEBでの先行予約が始まるみたい。発売は6月になるようですが。
私がNCロードスターを買った時は、8月25日発売開始のところ、先行予約が
6月15日に始まり翌日には正式契約してました。実車も見ないまま♪
我が愛車は8月22日にラインオフ(お誕生日♪)、29日に納車されました。
待つこと2ヵ月と13日、その間、一度も見ることも触ることも無く・・・
当然、京都での納車第一号。(^_^ゞ



マツダロードスター初期型NAは、1989年9月1日に国内発売開始。
25年以上前ですが、いまだに多数のオーナーが乗り続けてらっしゃる。
このNDも開発の際、25年乗っても飽きないクルマを創るのがひとつの
目標だったようです。
私が乗っているNCは2005年製、10年になります。その前にNBを2年間
乗っていましたから、ロド歴12年。まったく飽きることが無いです。
今のクルマを降りる時は、私がカーライフを終える時かも知れません。



NCが出た時、2L、1t超え、どこがライトウェイトスポーツやねん!と、
揶揄されたものですが、それでも駐車場では軽四よりちっちゃく見えます。
そんなNCよりコンパクトで軽そうに見えるND、明らかにロードスター♪
素晴らしい姿を見れました。


〈CX-3〉
待望のコンパクト版CX-5。これまた魅力的なクルマです。もち初見。








マツダってほんと面白いメーカーですね。



ありゃ、カープ女子?
まだ現行モデル、エヌシーのカスタムもありましたよ♪


おや?
ロードスターの生みの親と言われる貴島さん。CARトップのブースで
トークショーですか、退職されて今は気楽に・・・


さて・・・


こりゃ何だ?



暗いところで照明が点いたり消えたり・・・見難いやん!
ええい、ストロボ焚いたろ。



おぉ、これは間もなく発売のホンダS660。



遂に市販モデルお披露目か!・・・と、思ったのですが
どうやらこれ、昨年のモーターショーに展示されたコンセプトカーの
塗装換え?だったようです。まだ市販車は謎が多いですね。



〈N-BOX SLASH〉
これはカスタムカーで無くても、充分個性的なオプションが用意されている。





〈新型アルト〉
奥に見えている白いクルマがアルトターボRSコンセプト。それ撮らんかい!
アルトワークス復活を期待させますね♪


ん?この脚は・・・




これで走れるのかな?壊れている訳では無さそうです・・・ファッション?
性能アップにはつながらないと思われますが。(^_^ゞ
じつは、往きも帰りも一般道でこんな脚のクルマを何台も見ましたよw


キラキラ、ギラギラ、ギトギト?





今年の流行は!・・・らしいです。
このボディ、「エングレービング」と呼ばれる彫刻を施しているのだとか。




こちらはショーでよく見かけるキラキラベンツ、SL600。



オートメッセ、まだ続きます。コンパニオンさんは?・・・まだ出し惜しみ。



2015.2/15、大阪オートメッセ2015にて。

大阪オートメッセ2015

2015-02-22 22:11:54 | クルマねた
隔年に行われる東京モーターショー、その後にある大阪モーターショーとは
違い、毎年行われている『大阪オートメッセ』
カスタムカー中心のカーイベントです。関西最大級だそうな・・・
2006、2007と行って、3回目8年ぶりになるのかな。いつものように
ホンダの営業さんに招待チケットを都合してもらいました。サンキュー♪



毎回、ゲストやミュージシャンのライブが観られるというのも人気のようです。
今年は、及川光博、SEAMO、May J.が3日間に分けて。日曜はMay J.でした。
ちなみに過去、私が行った2006年はMAX、2007年はTRFだったようです。
・・・興味が無いので覚えていませんが。(^_^ゞ



日曜は最終日だからか、May J.人気からか?結構な人出でした。
咲洲に渡るトンネルの中だけで3、40分(普段なら数分?)の渋滞。
駐車場は臨時駐車場を含めて1920台分?とっくに満車で、空き待ちの大行列。
待ってられないので、遠くに停めて30分ほどウォーキングしました。(-。-;)
おかげでこの日は1万歩オーバーw

ショーの内容は適当に、興味があれば見てください。解説ナシ?^_^ゞ

GT500マシンの「NSX CONCEPT‐GT」





ダイハツが、軽オープンカー「コペン」のカスタマイズカーを一堂に
集めて展示。全力投球のようでした。















コペンコペンコペンコペン・・・今年はホンダからS660が出るからかな。





86&BRZゾーン?





車両価格、約1億円といわれるマクラーレンP1が展示されていました。


1976年式のBMWマルニをベースにカスタマイズしたCarolina02。


二輪も少しは出展されていたのですが・・・






ええんかいなぁ・・・(^_^ゞ


二輪の域ではありませんね。トライクにサイドカー?4人乗り?


人混み、大音響の音楽、ケバいクルマ・・・本来はあまり好きじゃないの
ですが、たまにはいいでしょう。







2015.2/15、大阪オートメッセ2015にて。

食堂つながり?

2015-02-20 14:10:15 | ランチ/カフェ
トップ画は“おまけ”に、つながります・・・(^_^ゞ

先月末、持っていた映画館利用券の期限、最終日だったので何か観に行こうと
T・ジョイ京都に。これと言って観たい映画は無かったのですが・・・
ベイマックス、ふしぎな岬の物語?ヒット確定のような映画は観たくないし。
海月姫、寄生獣なんかどうかな?(笑)悩んだ結果、ちょうどこの日が
公開日でもあった『深夜食堂』に決定♪



原作のマンガも読んだことは無いし、某aw氏のブログで紹介されるまで
全く知りませんでした。aw氏がリンクされていたYouTubeの動画を見て
まったりアンニュイ感じが、何となく好きかもって思ったくらい。
テレビドラマでシリーズ化されていたと言うのも知らなかったのに
まさか、映画化されて公開日に観に行くとは・・・(^_^ゞ

映画『深夜食堂』 予告編


わざわざ映画館へ行ってまで観るものでも無い気がしましたが、結果は
とてもいい気分になれる映画でした♪
主演の小林 薫もハマってたしね。実は後でこの俳優のことを調べてみたら
何と私と同じ高校。それも1学年上なだけですから、2年間は同じ学校へ
通っていたのですね。もちろん、全く知らんかったけど・・・(^_^ゞ


映画を見た後、お腹も空いてきたし、イオンモール内をうろうろ



こんなところへ入ってみました。『北山洋食カフェ 和蘭芹(パセリ)』



和蘭芹・・・パセリって読むんや! で、ここでクイズ出題。
読めますか?初級編
「南瓜」「木耳」「牛蒡」「辣韮」「山葵」。このくらいは読めますね。
では、上級編? 何の野菜を指しているか分りますか?・・・
「萵苣」「芽花椰菜」「玉蜀黍」「清正人参」「花椰菜」「陸蓮根」「石柏」
「甘藍」「慈姑」・・・





ハンバーグとカニクリームコロッケ





茄子とチーズのビーフハンバーグ トマトソース

料理は可も無く不可も無く?北山店オープンしてまだ7、8年かな。
もっと勉強しなきゃ、100年は続かんぞ・・・


2015.1/31、イオンモール内 和蘭芹にて。



さて、「おまけ」その1です。先日コンビニに入ったら、レジのところで
視線を感じました。連れて帰って・・・てね。





こりゃ連れて帰ってやらんとね。(^_^ゞ



お酒、呑めへんけど仕方ない。1週間ほどかけて呑みきりましたよ♪
今年はもう呑むことないかな・・・


「おまけ」その2は、当ったよん♪ お年玉、2等やけど。



数10通しか来ない年賀はがき、確率は良い方かな?目出度い目出度い♪


上級編の答え。萵苣=レタス、芽花椰菜=ブロッコリー、玉蜀黍=トウモロコシ、
清正人参=セロリ(和蘭三葉)、花椰菜=カリフラワー、陸蓮根=オクラ、
石柏=アスパラガス、甘藍=キャベツ、慈姑=クワイ

タニタ、たべた・・・よ。

2015-02-19 00:38:13 | ランチ/カフェ
実は、久しぶりに北山通り、高野川沿いにある アピカルイン京都の中にある
レストラン 癒味家(ゆみや)に行こうと、予約までしていたのですが・・・



同じところに「タニタ食堂」があったもので、予約はキャンセル。
急きょ、こちらに入りました。(^_^ゞ

どうやら「ゆみや」がやっているタニタ食堂メニュー提供店のようです。

少し前、話題になったのでご存知でしょうが・・・株式会社TANITA
体重計など計測器を作るメーカー。社員の健康の維持・増進を目的に
社員食堂を開設したところ話題になり、レシピ本は爆発的ヒット。
そのメニューをもとに『タニタ食堂』もオープン。(全国で4軒)
提携店はここの他、北海道と大阪にもあるようです。(全国で3軒)




タニタ食堂メニューの提供はランチタイムのみ(11:00~15:00)
ちょうど2時頃でしたが、この調子なら予約は要らないかな?(^_^ゞ



880円の日替りメニューか、1000円の週替りメニューのどちらかを選びます。






「タニタ食堂各店舗では、タニタ社員食堂のメニューだけでなく食事の
とり方も再現しているため、セルフサービスとなっております。」
って、ことで・・・その段取りを教えてもらいながら。



席を確保し、食券を買う。ご飯も自分でよそいます。目安は100g。
もちろん、計量するのはタニタの製品で。




はい、こちらが週替わりメニュー。




そして、日替りメニューがこちら。



見映えは良くないかな?でもこれが絶妙で、噛まなければ食べられない・・・
咀嚼すれば消化にも良いし、満腹感も得られるってことかな。
日替りの方なら539kカロリー、塩分3.6g。
高血圧で糖尿なのに食餌療法もしていない私には最適?
病院食や糖尿食のような味気なさも無くて、思ったよりオイシイ♪

毎日来られてそうな老夫婦も見かけましたが・・・


話しはガラッと変って、今年のバレンタインはこれだけ。



私の好きなウイスキーボンボン、のみ。私の好きな家内から♪
いつもなら母親からももらっていたのですが、今年は忘れているみたい。
先月の私の誕生日すら忘れていますから・・・

こちらはサラくん用?(ほんとは次男坊用ですが)



次男坊はチョコやケーキは食べないし、ましてやお酒の匂いのするものは
私以上にダメな、下戸です。



サラくんも・・・どうやら、興味ナッシングのようなので、私が頂きます♪


ま、記念写真だけでも。

シンプル?萬福寺。

2015-02-16 20:19:12 | しゃじ
黄檗山 萬福寺の伽藍配置は、三門-天王殿-大雄宝殿-法堂が一直線に並び、
基本、左右対称に天王殿の右には鐘楼、左に鼓楼。大雄宝殿だと右に
伽藍堂・斎堂、左は祖師堂・禅堂が配置され、
法堂にも右に東方丈、左に西方丈が置かれています。それぞれの伽藍を
回廊や菱形に並べられた踏み石の直線で繋がれ、交差するのも直角。
とても整然とした伽藍配置になっています。



〈月台(げったい)〉大雄宝殿の前。

床は堂内も回廊もこの正方形を45度斜めにした黒瓦が敷き詰められているのが
特徴です。大雄宝殿の前後の庭には白砂が敷かれて、厳かな雰囲気でした。

そう言えば「月台」って中国では駅のプラットホームを指したりもしますね。
月台の中央に置かれている石は、罰跪香頂石(ばっきこうちょうせき)。
何やら怖そうな名前ですね。規約違反者が懺悔をする場所なんだそうです。

大雄宝殿と法堂の間にも白砂が敷かれ直線の文様でならされています。
月の明りをお堂に取り込む効果もあるのだとか。


〈法堂(はっとう)〉

内部には須弥壇のみが置かれており、住職がこの壇上で説法し、衆僧は
問答によって所信をみがく場所。ひらたく言えば教室?(^_^ゞ
禅宗では法堂と呼びますが、他の宗派では「講堂」にあたる伽藍ですね。



直線の意匠が醸し出す潔さは、迷いを吹っ切れる感じがします。(私だけ?)



萬福寺のシンボルのひとつでもある、卍くずしの匂欄(こうらん)も
装飾としてはシンプル、美しいですね。



扉もこんな風に・・・ちょっと阿弥陀くじっぽいかな?(^_^ゞ
キラキラ輝く光線がこういう文様の原点かも知れませんね(私説)


〈開山堂の勾欄〉

卍(まんじ)、日本では仏教を象徴する記号として使われ、仏教寺院を表す
地図記号にもなっていますが、同様の文様は世界各地にあるようです。
中でも有名なのは、ナチスが用いたハーケンクロイツ(鉤十字)でしょうか。
欧州の方が日本の地図を見て、ナチスの施設だと思われないかな・・・(^_^ゞ

法堂の扁額「獅子吼(ししく)」
獅子吼とは、釈迦が説法する姿を獅子のほえる様子にたとえたもの。

〈慈光堂〉一般信徒の位牌を納め永代供養するところです。





〈禅堂〉扁額は「選佛場(せんぶつどう)」。座禅を行うところです。
吊るしてある板には「止静」とありました。

        〈祖師堂〉
達磨禅師(祖師)が祀られています。両脇には歴代住持職の位牌も。
ダルマさんはインドの僧で、釈迦から数えて28代目。禅を伝えるため
中国に渡られ、禅宗の祖とされています。転んでも起きます。(^_^ゞ







伽藍を繋ぐ回廊が、これまた見モノ♪







張り巡らされた回廊も特徴的ですが、突然その回廊の真ん中に・・・





        〈合山鐘(がっさんしょう)〉
開山堂、寿蔵、舎利殿で行われる儀式の出頭時にのみ鳴らされるそうです。



〈寿塔(じゅとう)〉(寿蔵・真空塔)

隠元禅師のお墓で、生前に建てられたものです。正面円窓扉に書かれた
「壽蔵」は隠元の書。扁額の「真空塔」は霊元天皇の筆によるものです。





〈舎利殿(しゃりでん)〉

もともと仏舎利(釈迦が荼毘に付された時の遺骨、遺灰)を納める
塔婆(塔)=釈迦のお墓?ですが、これが発展して五重の塔になったり、
金閣寺の建物も舎利殿ですね。

ちなみに仏舎利が日本に持ち込まれた、渡ったと言う確かな文献は無いよう
ですね。明治末期にタイ・スリランカなどから寄贈されたり第二次世界大戦後、
インドのネルー首相から寄贈され各地に納められたようです。
ま、仏舎利自体あいまいなモノだとは思いますが・・・


〈舎利殿〉
寿塔から舎利殿に行ったので気がつきませんでしたが、この石段を降りた
ところに立入り禁止の看板が・・・。おそらくこの石段が荒れていて
危険だからでしょうね。降りたところが開山堂のすぐ横になります。


        〈開山堂〉
開山 隠元禅師を祀っている建物で、隠元禅師の木像が安置されています。
ここだけではなく、お寺のあちこちで桃の意匠が見られます。
桃は仙果と言われ、中国や日本では古代より邪気を祓い不老長寿を与える
植物とされていますね。




開山堂の勾欄は綺麗な卍文様。 ん~、ラーメン食べたい・・・(^_^ゞ





〈開山堂〉全景。
ここのアプローチ、石畳は日本海を表しているのだとか・・・?何でやろ。



大屋根下の扁額には「瞎驢眼(かつろがん)」と書かれています。
瞎驢とは「目の開かない驢馬(ろば)」のことで、これは、禅の師匠が
未熟な弟子に対して吐く言葉で、この他に
「飯袋子(はんたいす)…能無しの無駄飯食い」や
「擔版漢(たんばんかん)…視野の狭い偏見持ち」などの激しく厳しい
言葉を用いつつ、弟子たちを叱咤激励して、禅の正道へ導いたのだそうです。


順序が逆になりややこしいですが、

〈通玄門〉
ここをくぐれば、奥に開山堂があるわけで・・・


最後に

〈怨親平等塔〉

「昭和12年(1937)日中両国干戈を交うるに至り、痛恨にも両国の
戦病死者夥し。当寺はその創立中国と最も深き因縁にあり、
当時の住職山田玉田和尚いたくこれを愁い、
戦禍に斃れた両国の将兵及び諸民の精霊を慰めんと、
妙法蓮華経六万九千六百四十三文字を一字一石に謹書して宝筐印塔に収め、
その冥福を祈ることを発願された。
(中略)この塔を建立し怨親平等塔と銘し、両国が一日も早く友好の昔に
かえり親和親善の浄界実現を心から祈願された。」
                    出展:【怨親平等塔由来】より

怨親平等とは仏教用語で、大慈大悲の心から、自分に仇なす怨敵も憎むべき
でなく、自分を愛する親しい者にも執着するべきでなく、平等にこれらを
愛憐する心をもつべきだと云う教えです。

敵味方の差別なく、恩讐を超えて平等に解脱や極楽往生を願う思想でもあり、
それゆえ日本各地に敵味方合同の供養碑などが見られますね。
ちなみに元寇の際の蒙古兵や秀吉の朝鮮出兵「文禄・慶長の役」での
朝鮮および明の戦死者の供養碑もあります。

日本は古来から、多くの事を大陸や半島から学びました。
大きな過ちも犯し傷つけたりしたことは申し訳ないですが、
日本人も犠牲を被りました。が反米教育などはしていませんね・・・


これにて萬福寺のレポ終了です。やっとこさ・・・(^_^ゞ



2015.1/25、宇治 黄檗山 萬福寺にて。

ずらり揃って、萬福寺。

2015-02-12 00:25:27 | しゃじ
実は大王殿、伽藍堂、斎堂と回って南から入ったので、正面の写真を撮るの
忘れてしまいました。
それというのも、ここの仏像を撮るのに熱中してしまったから・・・(^_^ゞ

なかなかこれだけの仏像を写真に撮ることって無いですものね。
ただし、他のお参りの方の迷惑にならないようストロボは控えました。
もちろん三脚もね。禁止はされていませんがエチケットとして。暗いけどね。
結果、ピンボケ連発、特にDP2Mは手振れ補正機能ありませんから。



大雄宝殿(だいおうほうでん)万福寺の中央に位置する最も大きな建築物です。
日本で唯一最大のチーク材を使った歴史的建造物として、大変重要かつ貴重な
ものだそうで、建築様式はまさに中国そのものの様式。

正面中央にはご本尊、その左右の壁に十八羅漢像がずらりと安置されています。




須弥壇(しゅみだん)の上の額「真空」は明治天皇の御宸筆です。



御本尊は三尊形式で中央は釈迦如来。釈迦如来の場合、一般には
脇侍(きょうじ)は、右に「文殊菩薩、左には「普賢菩薩」ですが、
此処では釈迦十大弟子の筆頭「迦葉(かしょう)尊者」が右に、左には
「阿難(あなん)尊者」が祀られています。







さて、十八体の阿羅漢(あらかん)さまを・・・普通は十六羅漢ですよね。
五百羅漢なんてのもありますが。
そもそも阿羅漢(羅漢)とは、尊敬や施しを受けるに相応しい聖者のこと。
阿羅漢でない者が阿羅漢を名乗ることを故意・過失を問わず「大妄語」とし、
最も重い罪を科して僧団追放の対象としたそうです。

仏法を護持することを誓った16人の弟子を十六羅漢としますが、此処では
賓頭廬(びんづる)尊者と慶友(けいゆう)尊者が加わっての十八羅漢。
この十八羅漢像は、中国の仏師 范 道生(はん どうせい)によるもの。
ちなみに御本尊の三尊である詳細は不明。桃山時代の様式があり、
日本人仏師によるものとみられているとか。







上手く言葉にはできませんが、それぞれの羅漢さんが個性豊かに活き活きと
作られており、迫力のようなものを感じずにはいられませんでした。


第十五尊者 阿氏多(アジタ)



第六尊者 跋陀羅(バダラ)
虎に首輪でも?虎がガラスケースに入っているのは謎。(^_^ゞ


第五尊者 諾矩羅(ナクラ) 読書家なのかな?




第十八尊者 賓頭盧(ビンヅル)
お馴染ですね、よく寺院のお堂の前に置かれており、患部を撫でると除病の
功徳があると信じられ、なで仏として知られています。
ここでもお参りの方が撫でていかれるのでしょうね、この像の膝など
塗りが剥がれて、ぴかぴかに光っていました。



第十七尊者 慶友(ケイユウ)


窓のカタチにも特徴がありますね。






おっと、肝心な方も・・・隠元隆(いんげん りゅうき)禅師です。


〈隠元禅師像〉
まだ新しいものですね、萬福寺開創三百五十年記念で置かれたものですから
数年しか経っていません。獅子に乗られているのかな・・・?



第十一尊者 羅怙羅(ラゴラ) ※写真右
自ら胸を開き、その中から釈迦の顔が!印象的というかショッキングなお姿。
羅怙羅尊者は、釈迦が出家前に生まれた実子でもあります。「人は必ずその
心の中に仏を宿す」と云うことを表しているらしいのですが・・・


折角ですから、十八羅漢像の一覧を♪(並んでいた順ではありません)


第一尊者 賓度羅跋羅堕闍(ビンドラバラダシャ)
第ニ尊者 迦諾迦伐蹉(カナカバサ)
第三尊者 迦諾迦跋釐堕闍(カナカバリダシャ)


第四尊者 蘇頻陀(スビンダ)
第五尊者 諾矩羅(ナゴラ)
第六尊者 跋陀羅(バダラ)


第七尊者 迦理迦(カリカ)
第八尊者 伐闍羅弗多羅(バジャラプタラ)
第九尊者 戌博迦(ジュバカ)


第十尊者  半托迦(パンタカ)
第十一尊者 羅怙羅(ラゴラ)
第十ニ尊者 那伽犀那(ナガセンナ)


第十三尊者 因揚陀(インカダ)
第十四尊者 伐那婆斯(バナバス)
第十五尊者 阿氏多(アジタ)


第十六尊者 注茶半迦(チュウダハンタカ)
第十七尊者 慶 友(ケイユウ)
第十八尊者 賓頭盧(ビンヅル)

※漢字は違う場合も。読みは出来るだけ此処の木札に忠実にしましたが、
他にも読み方はいろいろあるようです。



〈大雄宝殿〉


そうそう、本堂へ来る前にガランドウも覗いてきましたよ。



伽藍(がらん)=寺院の主要建物群の意味。伽藍堂は、寺院(伽藍)を守る
伽藍神を祀っているお堂です。日本のお寺でいう鎮守社みたいなものかな?
がらんどうかなと思ったら、えらい賑やか・・・まるで中華街。(^_^ゞ
「がらんどう」って、中に何も入っていない、がらんとした空間を意味する
のに、語源とはちと違うものですね。


〈伽藍堂〉
華光菩薩(けこうぼさつ)像が安置されています。あまり馴染の無い菩薩様
ですね。かなり珍しいそうです。ちょっと三蔵法師のようにも・・・
眉間には第三の目が付いています。3×3EYES<サザンアイズ>のパイちゃん
みたいに♪ちなみに私、3×3EYES 40巻全巻読みました。(^_^ゞ
「華光」は明の小説『南遊記』の主人公なんだそうです。
西遊記じゃ無かった。中国には東西南北「四遊記」としてあるようです。
手前に置かれている像は妖怪?孫悟空のようなお伴の者かな・・・


禅宗といえば達磨大師ですね、ここにも変りみくじがありました♪



達磨みくじにしようかと思ったのですが、布袋みくじが可愛かったもので






そろそろこの辺で、お後がもう1回ありますが・・・(^_^ゞ




2015.1/25、黄檗山萬福寺にて。

色、とり鳥?

2015-02-07 00:02:24 | やちょう
久しぶりに「SX50 HS」の出番です。もう旧型になりましたがw
トップ画は初めて見る鳥でした。ま、それは後でたっぷりと・・・

まずは、常連さんのヒヨドリです。・・・美食家?
折角キレイに咲いていた蝋梅の花を食い散らして!悪いやっちゃ!









放っておいたら、アッという間に坊主にされそう。そろそろやめてもらいます。
先週の事件でした。(^_^ゞ



本人は当然、罪の意識なんか無いようで・・・


昨日も来ていましたが、何か悪さしそうな不敵な仕草。



どアップで指名手配写真を!




すずめさん達は、相変わらずムレ群れで柿の木にスズ(メ)なり状態。



人口密度、高いです。ちょっとアップで・・・




スズメを撮っていたら、聞きなれない声がするので・・・
探してみたら、何や!このコ。つがいかな?2羽見ることができました。






キレンジャクですね、初めて見る鳥です。そう珍しくも無いのだろうけど・・・
ヒレンジャクというのもいますね、そっくりですが尻尾の先の色が違う。
尾羽の先が、赤か黄色かで見分けられます。




ちょっと自慢気な冠羽。オッと!風で乱れてますが・・・






ちょっとお顔のアップを。





さて、コチラはお馴染さん。メジロちゃんです。寒いのか、もこもこ♪



アップで・・・



三脚も使わず1200mm相当で撮れるSX50HSは、強力。
ただし、荒れるのが嫌で昨日はISOを80~160に抑えました。


最後に、地面でガサガサ音がするので見ると。ムクドリさんですね♪






2015.2/6、庭にて。

大陸偲ぶ、万福寺。

2015-02-05 13:44:09 | しゃじ
京都・宇治にある黄檗山萬福寺。京都の寺にしては一風変わっているかも。
菊舎の句は、萬福寺の境内であたかも中国にいるような錯覚に陥っていたところ、
山門を出て茶摘み唄を聞いて「ここは日本、宇治なんだ…」と、我に返った
ことを詠んだものだそうです。

黄檗宗では、儀式作法は明代に制定された仏教儀式で行われ、毎日誦まれる
お経は黄檗唐韻で発音し、中国明代そのままの法式梵唄(ぼんばい)を
継承しています。
建造物も中国の明朝様式を取り入れた伽藍配置で、創建当初の姿そのままを
今日に伝える寺院は日本では他に例がなく、代表的な禅宗伽藍建築群として、
主要建物、回廊、額、聯(れん)などが国の重要文化財に指定されています。

初代隠元から第13代まで中国渡来僧が代々住持(住職)を占めた。しかし、
時が経つうちに渡来する中国僧が少なくなり、第21代を最後に第22代から
第61代まで和僧が住職となっている。
その61代住職・岡田亘令師が昨年の暮れに亡くなったようで、総門前と
塔頭瑞光院には「山門不幸」の立札が立っていました。



この総門の扁額、表は「第一義」と書かれています。空を以って第一義となす
…ここで学ぶ者は何ものにもとらわれないように。という意味かな。
内側は風水的モチーフの一つ「白虎鏡」で、平等を意味しているのだとか。



〈三門〉
軒の扁額は縦書きで「黄檗山」、門には「萬福寺」。共に隠元禅師の書です。
思いの外、立派な三門でした。
三門とは空門・無相門・無願門の三つの境地を経て、仏国土へと至る門、
「三解脱門」を表すといわれています。
なまぐさもの、酒を禁じるという意味で立てられている「禁牌石」とともに、
ここから先が聖域である事を示す結界であり、入門する者の心得を説いてます。

ちなみに元々、萬福寺には三門は無かった。
それは三門が本来、中国の寺には無く、日本の臨済宗の他の寺(東福寺、
妙心寺、南禅寺、大徳寺など)には三門があるということで、
それに習い、途中で造られたとのこと。









境内の奥へと導く参道に敷かれた菱形の石盤は、龍の鱗を表している。
左右対称、回廊が巡らされた伽藍形式も中国の影響を受けているとか。



灯篭も中国風?床も龍の鱗のようです。これほど中国に拘るのには訳が…
そもそも中国福建省で住職をされていて高名だった隠元禅師を、度重ねて
招請し、3年間の約束で来てもらったのですが、3年過ぎても帰したくない。
中国から再三の帰国要請があったものの、どうしても引き留めたいと考え、
隠元禅師が中国で住職をされていた「黄檗山万福寺」の名もそのままに、
ここにそれを模した寺院を建て、留まってもらうことになったようです。
結果、隠元禅師は日本に骨を埋めることに・・・


さてさて、三門から真っ直ぐ。玄関ともされる「天王殿」があります。


〈天王殿〉



天王殿正面には、中国で弥勒菩薩(みろくぼさつ)の化身だと言われている
布袋さんが弥勒浄土の兜卒天(とそつてん)に椅坐(いざ)された姿で
祀られています。


〈弥勒菩薩(布袋)座像〉
布袋は名を契此(かいし)といい、南北朝末後梁の高僧で定応大師と号しました。
中国では弥勒菩薩の化現として信仰されています。

布袋は参拝する人の口からその煩悩を吸い込み、袋から徳を取りだして
授けるとわれています。
萬福寺の布袋さんは「都七福神の布袋さん」としても知られている。
七福神の中では唯一、実在のモデルが居るってことになりますね。
弥勒菩薩の化身と言われていますが、あの広隆寺の弥勒菩薩像と同じ?
随分、体形が違うように思うのですが。(^_^ゞ


この天王殿には他にも同居人がおられます。
正面でどっかり座って、呑気そうに笑っている布袋さんの背面には
韋駄天さん、そして四方を囲むように四天王が力んでいます。(^_^ゞ

左から持国天、増長天。

         韋駄天

左に広目天、右は多聞天。



〈持国天〉東の守護。
甲冑姿で、剣を持ち邪鬼を踏みつけて憤怒の様。増長天とペアで仁王とされる。



〈増長天〉南の守護。
右手に宝刀、左手に戟(げき)を持っているのかな、中国式かも。
持国天とペアを組めば、仁王様(金剛力士像)となります。



〈韋駄天〉
こちらは四天王と違い穏やかな表情をされています。足が速いので有名♪
捷疾鬼が仏舎利を奪って逃げ去った時、これを追って取り戻したという
武勇伝が・・・「韋駄天走り」の語源ですね。
この像を見る限り、若くてスポーツ万能。イケメン アスリート?(^_^ゞ

また、韋駄天が釈尊のために方々を駆け巡って食物を集めたとの俗信に
由来して「ごちそう(御馳走)」という言葉が出来たそうです。
馳走とは食料調達のため奔走することの意味、「ごちそうさま」というのは
馳走してもらったことに対する感謝の気持ちです。

ちなみにこの像には、金網の扉が用意されています。これはこの韋駄天さん
モテモテなので夜遊びをしないように設けられたものだそうです。



〈広目天〉西の守護。
こちらも凄い形相、尋常じゃない眼、千里眼とも。綱など持って邪鬼を
踏みつけています。ちょっとSMチック?(^_^ゞ



〈多聞天〉北の守護。
四天王のリーダー格。さすがに強そう、武神として戦闘の神とされています。
単独の場合は、ご存知「毘沙門天」と呼ばれ、七福神の一員ですね♪



〈天王殿〉東側だったかな?

〈売茶堂〉(まいさどう)。売茶翁こと、月海元昭が祀られている。
全日本煎茶道連盟の本部がここにおかれています。

〈聯燈堂〉(りゅうとうどう?)歴代幹部僧侶の位牌を安置するお堂なのかな。


わおっ!こわッ、鬼瓦というより般若瓦?


〈鐘楼〉階上に梵鐘があります。鐘楼としてはかなり珍しい建物かも。
同じ建物が天王殿を中央にして反対側に鼓楼が配置されています。
朝4時半の開静と晩の9時の開枕に、鐘楼の鐘と鼓楼の太鼓がともに
時を告げ、また賓客来山のときに鐘鼓交鳴して歓迎を表わすのだそうです。


〈伽藍堂〉ここに安置されている華光菩薩像は、大変珍しいものだそうです。

〈斎堂〉食堂のことで、約300人が一堂に会して食事できるとか。



斎堂前の回廊には、青銅製の雲版と木製の開梛が吊るされています。

〈雲版〉(うんぱん)。朝、昼の食事の合図と朝課の時に打つものです。

〈開梛〉(かいぱん)。時を報せたり、人を集める為に鳴らされるもの。

開梛は木魚の原型とも言われ、萬福寺のシンボル的なものですね。
魚の形をしているのは、魚は常に目を開けていることから、修行時に眠る
ことなく精進せよとの意もあるのだそうです。
なお、口の球体は咥えているのではなく、お腹を叩かれ、あぶくとして
吐き出そうとしている煩悩を表していると言うことらしい。


さて、本堂ともいうべき「大雄宝殿」を目指します。伽藍配置は単純な
左右対称なんですが、見どころが多いので迷いそう・・・(^_^ゞ







〈香炉〉
大陸、中国的な意匠が異質な空間をつくり上げている寺院です。
ま、日本の寺院と言ってもルーツは大陸伝来のものですが・・・




2015.1/25、黄檗山萬福寺にて。