カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

なごり桜は、ちょっと変で種か?

2009-04-25 12:50:17 | 京都徘徊記
4/19日は、三室戸寺(宇治市)で、春の花を堪能したのに
もう少し桜を見ようと、西陣まで行きました。
遅咲きの黄色や緑の桜を求めて・・・


まずは『白峰神宮』です。
街中にある小さな神社ですが、境内までクルマで入っていけます。
そして、天然記念物指定 樹齢800年の「小賀玉」御神木の横に駐車も出来ます。



ここは蹴鞠神事でも有名。境内には蹴鞠のピッチがあります。
サッカー場じゃあるまいし、ピッチとは言わんか(^_^ゞ



話はそれますが、この神宮の名前「白峯」って京都らしくない・・・
ましてや少し北の方とはいえ、盆地の街中。調べてみると
ここの御祭神は崇徳天皇・淳仁天皇となっている。
両天皇とも非運にも政変により配流されている、淳仁天皇(47代)は
奈良時代、淡路島へ。崇徳天皇(75代)は、平家、源氏の武家台頭の中
藤原氏や院政やらドロドロの時代に翻弄され、保元の乱で敗れ
讃岐へ配流され、そこで崩御。白峯山陵に葬られていたのですが
激しい怨念で怨霊と化したとか・・・
これを慰霊しようと考えたのが何故か孝明天皇、しかし成しえないまま崩御され
その子である明治天皇が遺志を継ぎ、即位の年、明治元年にこの地に
讃岐の白峯陵より神霊を迎えて、当神宮を創建したとのことです。

それじゃ何故、蹴鞠かと言うと
この地はもともと蹴鞠・和歌の宗家、飛鳥井家の邸宅だったわけで・・・
飛鳥井家が祀られていた蹴鞠の神、精大明神もここの御祭神とされてます。
例祭として七夕(7/7)の蹴鞠奉納は全国的にも有名です。
4/14(淳仁天皇祭)、9/21(崇徳天皇祭)でも、蹴鞠や薪能が奉納されます。


さて、花の話に戻りますが



ここの左近の桜はもうとっくに散ってしまっていましたが
遅咲きの鬱金桜があるはず・・・
しかしこの黄桜も盛りを過ぎて黄桜っぽくなくなってました。(^_^ゞ




その代わり八重桜が満開、見頃でした。







でもこの八重桜も今日の風雨で終わってしまうだろうな・・・
また来年、楽しませて欲しいものです。

藤棚を見るのも楽しみでしたが、今年はどうもショボかったです。






クマバチくんの数も少なかったです。 [一昨年の様子]



続いて行ったのが、ここからそう離れていない西陣『雨宝院』



ここの「御衣黄桜」は京都でもピカイチ。見頃も4月末のはずだが・・・
今年は少し早いようで、もう見頃は過ぎてました。



まるで野菜のようですが、これでも立派な桜です。







ここのお寺、とても小さなお寺ですが、緑の桜だけじゃなく
面白そうなものが詰まってます。じっくり探索してみたいですが
今回はさっさと御衣黄桜だけ撮って帰ることにしました。
[一昨年の様子]




2009.4/19、雨宝院の向かい本隆寺北壁をバックに。