デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

三河手筒花火

2009-08-16 17:03:13 | 観覧雑記帳
公演名 三河手筒花火 (「ダンス白州2009 火の節より)
会場  白州・赤土広場
公演日 2009年8月15日午後7時開演(8時終演)
出演  三河新城煙火愛好会 

久しぶりに訪ねた白州、今年から少しスタイルを変えて四季にわけてさまざまなダンス、芸能を紹介するという。白州に行くようになってから10年以上経つが、アートキャンプがある夏しか行ったことがなかった。白州は夏だけでなく、四季折々きっといろんな姿があるのだろうと思う。それを味わいつつさまざまな芸能に会えるというのはとても魅惑的な企画だと思う。そしてその夏編は「火の節」ということで、それにぴったりくる三河手筒花火をやるというから、これはもう見に行くしかない、ということでかなり強行スケジュールだったのだが、見に行ったわけだが、行って良かったとつくづく思う。闇空に打ち上げられた火柱の残像、火の粉を浴びながら一心に筒を抱えている演者の立ち姿の凛々しさが、まだ目の裏に焼きついている。こんな凄い芸能がまだ残っているんだという感動、そしてそれを飄々と演じる人たちの心意気に本当に胸を打たれた。小さな筒に火薬をつめたものから最後は3人が一緒になって行うものまで25発、とにかく解説していた田中冺さんが、「笑うしかないですよね」と言っていたが、まさにその通り、圧倒されすぎて、あとは口あんぐり笑うしかないのである。新城では神社の森の中で演じられるそうだ。冺さんの話しだと、今年は若い女性が手筒に挑戦していたという。それを見ている人たちからがんばれとかいう声もかかるという。いわば大人になるためのひとつの儀式にもなっているという、そんな芸能が残っている、日本も捨てたもんじゃない。たぶん一生忘れることはないだろう。これだけを見るために白州へ来て本当に良かった。

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