書名 「福島へ/福島から」赤坂憲雄エッセイ集
著者 赤坂憲雄 出版社 荒蝦夷 出版年 2014
福島県立博物館館長でもある赤坂憲雄が2004年ら13年まで地元紙「福島民報」の日曜論壇に書いたエッセイをまとめたもの。いうまでもなくこの間には2011年3・11があった。地域から文化を発信していくことでしか東北で生きることはできないという熱い想いが全編に垣間見られる。足元にある泉をくみ取りながら、そこにある根源までたどっていくなかで、東北の民の今後の行方をさぐる鍵がある。そんな想いがひしひしと伝わってくる。それは3・11があってもブレルことはない。民俗学者としての視点がそうさせているのかもしれないが、より地域に密着して、そこで生きた人々の想いに耳を傾ける。その姿勢が東北に生きるものたちにとってはいまやランドマークのようになっている。津波で一切合切を奪われ、漁業も奪いとられ東北の海辺で生きる人たちがいま滅亡の危機にあるいまこそ、この書を手がかりに私たちは生きる道を探していかなくてはならない。
著者 赤坂憲雄 出版社 荒蝦夷 出版年 2014
福島県立博物館館長でもある赤坂憲雄が2004年ら13年まで地元紙「福島民報」の日曜論壇に書いたエッセイをまとめたもの。いうまでもなくこの間には2011年3・11があった。地域から文化を発信していくことでしか東北で生きることはできないという熱い想いが全編に垣間見られる。足元にある泉をくみ取りながら、そこにある根源までたどっていくなかで、東北の民の今後の行方をさぐる鍵がある。そんな想いがひしひしと伝わってくる。それは3・11があってもブレルことはない。民俗学者としての視点がそうさせているのかもしれないが、より地域に密着して、そこで生きた人々の想いに耳を傾ける。その姿勢が東北に生きるものたちにとってはいまやランドマークのようになっている。津波で一切合切を奪われ、漁業も奪いとられ東北の海辺で生きる人たちがいま滅亡の危機にあるいまこそ、この書を手がかりに私たちは生きる道を探していかなくてはならない。