デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

平岡正明追悼論集

2010-11-02 23:43:21 | 買った本・読んだ本
書名 「平岡正明追悼論集 永久男根平岡正明」
編著 四方田犬彦  出版社 彩流社  出版年 2010

出るべく本が、平岡さんの一周忌に合わせて出た。良かったと思う。きっとどこかの雑誌で、追悼特集はでるだろうが、野毛的に見送りたいということで、去年暮に「アートタイムス」5号で平岡正明追悼特集を組んだ。かつて平岡さんが編集長をつとめていた「ハマの毛」が蘇らせたかと思う。ただ平岡さんはそれだけで評される人ではない、その意味でジャズ、映画、極真空手、野毛、文学、江戸と多彩に自由に闊歩論断した平岡さんを追悼する本書が生まれたことは、当然だろうと思うと同時に、良かったと思う。しかも平岡さんが亡くなったときに体調を崩してきっと悔しい想いをしていたはずであろう、平岡さんの弟分である四方田犬彦の編集によるもの。ここで平岡さんを回想する人たちが巧みに引用している平岡さんの小気味のいい文章に触れるだけでもこの本を読む価値があるというものだ。あとがきで四方田が書いているように、平岡さんが残した膨大な著作を読むことそれが大事なのである。
この中でも何人かの人が引用した「ジャズ宣言」の中の一文。
「どんな感情をもつことでも、感情をもつことは、つねに、絶対的に、ただしい。ジャズがわれわれによびさますのは、感情をもつことの猛々しさとすさまじさである」
四方田は最後にこの「ジャズ」を「平岡正明」といい替えたとして、どうしていけないことがあるだろうかと書いている。同感である。
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ショック!

2010-11-02 00:08:15 | お仕事日誌
昨日は休肝日だったこともあり、早く目が覚める。きれいな青空が広がっている。たぶんあそこからも富士山が見れるはずということで、ベイサイドマリーナまでひと走り。見えた、見えた北面に雪を冠した富士山がきれいに見える。南面の雪はまだちらっという感じ。どんぐりのようなかわいい頭のような富士山であった。先週末からやっている翻訳に最後のチェック、メールで送る。いまだにMSNのホットメールが通じないまま。困ったもんである。六本木で打合せ、そのあと人とあってそのまま直帰。帰りの電車の中で静岡大道芸に向かう途中の小出からメール。先月末にジャグラーの石川の健ちゃんこと、健三郎君が心筋梗塞のかめ亡くなったとのこと。ショック!小出とか手塚君とかとおない年なはず。なんということなのだろう。

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