デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

サーカス学校発表会

2004-12-20 17:15:24 | 観覧雑記帳
公演名 沢入サーカス学校の発表会
会場   旧沢入小学校体育館
日時   2004年12月18日(土)午後2時開演(終演午後4時)
出演   沢入サーカス学校生徒
      ゲスト U&I (アメリカ)

確実にみんな実力をつけている、そんなことが実感できた公演だった。昨年の大雪公演では、みんな一生懸命やっているなあ、というその熱気がビンビン伝わってきて、ビデオを撮りながら、なんどもウルウルきてしまったものだが、今年は一生懸命さだけでなく、余裕というものをひとりひとりの演技から感じた。それは舞台慣れしてきたことから来るのだと思う。サーカス学校にはこのところ公演依頼が続いているが、そうした公演をこなすなかで、舞台で演技するという気持ちのゆとりみたいなものが、出てきているのだと思う。舞台で演じる顔になっている、これも実はサーカスのなかでは必要なのだが、こうしたことを自然に学びとった成果だろう。
それとかなりの演目は、出来上がっていることにも驚かされた。男女のハンドトゥーハンド、一輪車、コミックアクロ、アクロバットダンス、ジャグリングなどはもう立派な演目になっている。こんどカバレットにでてもらう森田君のジャグリングは、ちょっとしたミスはあったものの、夏の公演の時から比べて(ビデオでしか見ていないのだが)格段の進歩をとげている。ひろみの自転車やイスのバランスも、十分サーカスで通じるであろう。ヘブンアーティストのライセンスを今年とったチイとジェンのコンビも、もう少し短くした方がもっとインパクトを与えることができると思うが、コミック芸とアクロバットをミックスした見応えのある演技だった。

それに身体がずいぶんと出来上がっていることにも驚いた。腕や胸などに筋肉がついて、鍛えられた身体、出来上がった身体になっている。アクロバットを主体としたサーカス学校の指導方針が、実った結果だと思う。
マキのアクロバットダンスも、身体の切れみたいなものが感じられる芸になっている。
クラウンでつなぎ役をしていたフクチャンも相変わらずいい味をだしていた。
ほぼ満席だったが、お客さんの反応も良かった。近所の子供たちやおじいちゃん、おばあちゃんが集まって、冬休み前のひとときをこうしてサーカスを見ているというのもいい光景であった。
どっしりと大地に根をおろして活動している、そんな感じがした。小手先の芸でなく、身体をじっくり鍛えて、身体そのものが、芸をしているそんなたくましさを感じた。
サーカス学校は確実に進化している。

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師走じゃ

2004-12-20 11:45:33 | お仕事日誌
10時出社、当社は23日から冬休みに入るので、今年残された仕事日はあとわずか。快適に家でゴロゴロするためには、やらないといけないことを処理していかないといけない。
まずはカバキネのチラシ。デザイナーさんとの打合せで、23日に校正をして24日中には入稿ということになる。これで23日から休みというのはなくなる、しかたがないというか、27日か28日ころに校正のために、出なくてはと思っていたので、少し早まったということだ。
モスクワのA君が来社。去年3月モスクワで会って以来になる。一緒に飯を食いながら、お互いの近況を話す。
1月末にまたモスクワに行きそうなので、再会を約して別れる。
東京ドームのボリショイサーカスのメンバーから電話、公演がはじまって落ち着いてから、会うことにする。
16時糖尿の検査。先月の数値が全般的に高くなっている。ウーン。飲む機会が結構あったからなあ。
今日は次女の誕生日。生まれたときは、ラフォーレで河内音頭の公演をしていた。早いものである。
18時半退社。今日のケーキはなかなか美味しかった。


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負け犬の遠吠え

2004-12-20 11:37:59 | 観覧雑記帳
公演名  『負け犬の遠吠え』Vol.11
出演   ダメじゃん小出
会場   内幸町ホール
観覧日  2004年12月17日7時半開演(90分)

ダメじゃん小出のライブも回を重ねて11回目、確実に成長している。ネタも十分に練られているし、構成もずいぶんきちんとしてきた、いままではネタにバラツキがあったのだが、そうしたムラもなくなっている。
今回かけたネタのなかで、一番笑えたのは「二千円」。これはいままでも何回もやっているネタなのだが、映画「仁義なき闘い」のパロディー風に演じてみせたところが、なによりも成功している。VJコミックカットの映像もいかされていた。こうした同じをネタを、いろいろな切り口で見せようという姿勢は買える。
最後の企業説明会は、とにかく発想の面白さ、語り口の見事さ、途中で笑うのを忘れて、感心してしまったほどだ。今年話題になった西武、ダイエー、三菱等々大企業の不始末を、あれだけ揶揄し、面白おかしく茶化すのだが、全編ネタ満載で、それをあそこまで整理して、テンポ良く並べ立てる技は、並大抵のものではない。圧巻であった。
二千円もそうだが、金子信雄風に広島弁をあやつる、いわいる物真似をしているのだが、今回は結構さまになっていた。アーヤの婚約者黒田さんの物真似は、袖からステージに出てくるだけで、なにもしゃべらなくても、似ていてて、思わず吹き出してしまった。三線片手に、沖縄方言でやったネタは、最初は雰囲気があって良かったのだが、だんだん訛りが抜けていってしまった。あれはもう少し引っ張ってもらいたいところ。
地震危機管理のずさんさをパロデッだなまずもの、演目の間に流された「世界の車窓から」のパロディーで、イラクと平壌をつかった映像も効果的であった。
照明、音響、舞台といったスタッフとの呼吸もとてもよく合ってきているようにも感じられた。
ニュースペーパー、鳥肌実など、時事ネタをつかったコント、しゃべくりなど、すでにあるジャンルのなかで、独自性をだしていくのは、たいへんなことだとは思うが、今回のような路線でやっていくなかで、ダメじゃん小出の芸は、確立されていくと思う。

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