英文讀解自修室

  - in the historical Japanese kana/kanji orthography

・用例研究 256 〈接觸節 / 接續詞 where〉

2024-07-08 | 用例研究

[用例研究 256] 〈接觸節 / 接續詞where〉

  (BLONDIE  By Dean Young & Stan Drake  © 1990 King Features Syndicate Inc.)

 

1  It’s not fair!  Every fall half the leaves I rake are from other yards.

2  I hear that we’re getting strong, gusty winds tonight.

3  I’ll wait till tomorrow...maybe they’ll all blow back where they came from.

4  Well, there’s another idea that didn’t pan out!

 

[解説]

1

・half the leaves I rake: 「ぼくの掃く葉の半分」。I rakeが前のthe leavesを説明してゐます。名詞のあとに節を追加して説明を加へる場合、この節は「接觸節」と呼ばれます。關係代名詞の省略と解することもできます。

 

・I hear (that) S V(~): 「~ださうだ」「~と話に聞いてゐる」

 

・where they came from: 「元のところに」。接續詞whereは「~するところに(/へ/で)」といふ意味を表はします。關係副詞whereの前にto the place(前置詞+先行詞)が省略されてゐると解する觀方もあります。

□參考例文:

  Put it back where it was.

  それを元の場所に戻しなさい。

 

・pan out: 「(話)(計畫などが)うまくいく」

 

[意味把握チェック]

1 「フェアぢやないよな(/公正とは言へないね)。毎年秋にぼくが掃く葉の半分はよその庭から來てるんだからな」

2 「今夜は強くて激しい風が吹くらしいな(/吹くといふ話だ)」

3 「明日まで待たう…たぶん風が(葉を)すつかり元のところへ吹き戻してくれるかも」

4 「さてと、うまくいかなかつたアイデアがまたひとつ、か」

 

[笑ひのポイント]

・吹き戻してくれるどころか、玄關前に吹き寄せられてゐました。目論見と逆の結果が招かれたので、讀者の笑ひが生まれます。物事はさうさう期待通りには運ばないもの、といふ共感・納得感も笑ひに含まれてゐさうです。

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