英文讀解自修室

  - in the historical Japanese kana/kanji orthography

・用例研究 154 <假定法由來のていねい表現>

2018-11-26 | 用例研究

[用例研究 154] 〈假定法由來のていねい表現〉

  假定法の文やその一部を用ゐて、ていねいな表現をすることがあります。假定法は話し手の頭の中にある思ひ・考へを述べるための動詞の使ひ方であり文體ですから、自分の思ひや考へを「自分としてはかう考へてゐるんですが」と相手に提示するかたちとなり、その結果、斷定的・直接的なニュアンスを避けることができると考へられます。例へば、相手に何かの依頼をする場合に、I would appreciate it if you would answer my question.(私の質問に答へていただけるとありがたいのですが)といふとていねいな依頼になります。

  上で擧げた例のほかにも、Would you be quiet for a miniure?(少しの間靜かにしていただけませんか)と言ふと、「よろしければ」「さしつかへなければ」「もしできましたら」など話し手による條件の含みが感じられ、依頼なり勸誘なりを遠慮がち・ていねい・控へめに述べることができると考へられます。

 

□參考例文: ていねいに希望を傳へる例です。

154.1     I'd like to send this parcel to Japan. ( I’d は I would の短縮形です)

                 この小包を日本に送りたいのですが。

154.2     I'd like you to write me just as soon as possible.

                 あなたにはできるだけ早く私に手紙を書いてほしいんですが。

□參考例文: ていねいに依頼する例です。please をつけるとていねいさが増します。

154.3     Would you call me back later?

                 あとで折返し電話をくださいませんか。

154.4     Would you please keep the answer to this question a secret between you and me?

                 この問ひの對する返答を私たちふたりの間の祕密にしておいていただけないでせうか。

□參考例文: ていねいに相手の意嚮を訊ねたり勸誘する例です。

154.5     Would you like something to drink now?

                 何か飮物はいかがですか。

154.6     Would you like to come to dinner tonight?

                 今夜晩ごはんに來ませんか。

□參考例文: ていねいに許可を求める例です。

154.7     Would you mind if I smoked here?

                 ここで煙草を吸つてもよろしいでせうか。

154.8     Would you mind my (/me) smoking here?

                 ※mind は「いやだと思ふ」「氣にする」の意味ですから、許可をする場合はNo. / Not at all. / Of course not. / Go right ahead. などの應答。許可しない場合は I'd rather you didn't. などと應答します。

154.9     Would it be all right if I sat here?

                 ここに座つてもよろしいでせうか。

 

[用例研究 154] 〈假定法由來のていねい表現〉

 

  (BLONDIE  By Dean Young & Stan Drake)

 

1  Would you please stay and work late tonight?

1  Not a chance.

2  Then let me put that a different way.

3  Would you please stay and work late tonight?

3  Ugh-gasp..Okay-okay.

4  It’s not what you say, it's the way that you say it.

 

[解説]

1

・Would you please~?: ていねいに依頼する文體です。

・Not a chance: (略式表現で)「いやです」

2

・let me put~: put は「述べる」「表現する」の意味で用ゐてゐます。〈let+O+原形不定詞〉の使役表現です。letは強制の意味はなく「(Oが~したがつてゐるのを許して)Oに~させる)といふ意味です。(※ 2014年5月28日付の拙稿に解説や例文があります)

・a different way: a の前に in が省略されてゐます。

3

・ugh: [u:x / ʌx / ʌɡ] 擬聲語で「うーっ」「うっ」(※[x]は外國音で、口の奥で出す[k]に近い音)

・gasp: [ɡæsp] 擬聲語で喘ぐやうな音聲を表はします。

4

・It’s not what you say, it's the way that you say it: , の位置に but を補ふと解し易いでせう。〈not~but〉で「~ではなく」つまり「ことばの内容(/何を言ふか)ではなく言ひ方(/それを言ふ方法)なんだ」の意味です。

 

・that: the way that のthatは關係副詞のはたらきをしてゐます。in which に置き換へることが可能です。(※私見ですが、この that には次に文が置かれるといふ符牒のやうなものといふ印象があります)

□參考例文: 「さういふ風にして日本は世界で一流の製造國になつたのです」といふ意味を英文で表現するとしたら、次のやうな言ひ方が可能です。

  ① That is how Japan became a world class manufacturer.

  ② That is the way Japan became a world class manufacturer.

  ③ That is the way that Japan became a world class manufacturer.

  ④ That is the way in which Japan became a world class manufacturer.

  (※ ③④は、主として書きことばとして使はれる表現だとされますが、この漫畫では③ が使はれてゐます)

 

[意味把握チェック]

1 「今夜は居殘り殘業してくれないかなあ」

1 「いやです」

2 「それぢやあ違ふやり方で言はせてくれ」

3 「今夜は居殘り殘業してくれないかなあ」

3 「ウガーッ、ハァハァ、やります、やります」

4 「ことばぢやないんだ、言ひ方なんだよ」

 


・用例研究 153 <直説法の條件節>

2018-11-19 | 用例研究

[用例研究 153] 〈直説法の條件節〉

  現在や未來の單なる假定を表はす假定法現在(※動詞の原形を使ふので假定法原形と呼ぶ人もゐます)をif 節で用ゐるのは古風な英語であり、現在ではif need be(「必要なら」)のやうな慣用句や法律關聯文を除いてはあまり見かけるものではありません。直説法現在の動詞で代用してゐます。

□參考例文

153.1     You won't be able to pay by check if you don't have your ID card.

                 身分證明書がなければ、小切手で支拂ふことはできないでせう。

 

  なほ、假定法現在は提案・要求・當然などの意味を表はす that節で用ゐられることがあります。話し手の腦裏に架空のこととして想定されてゐる事態を表はします。

□參考例文

153.2     She suggested that I be the leader.

                 彼女は私がリーダーになることを提案しました。

153.3     It's important that everybody be told all the facts.

                 すべての人がすべての事實を知らされるのが大切です。

※ イギリス英語では〈should+原形〉となります(ここでは should be)。

 

[用例研究 153] 〈直説法の條件節〉

 

  (BLONDIE  By Dean Young & Stan Drake)

 

1   How would you and Blondie like to come over to our house for dinner tomorrow night?

1  Sounds great!  Can we bring anything?

2  Sure!  Have Blondie make some of those terrific rumaki appetizers ... oh, and that onion and cheese thing she invented ... and what about those chicken puffs with the cream sauce ...?

3  Listen, maybe it would be easier if Cora and I just come over to your place.

 

[解説]

1

・How would you like ~: 「~はいかがですか」。ここは不定詞句がつづいてゐますから「訪問すること」を提案・勸誘してゐるのでせう。助動詞を過去形 would にして控へ目、叮嚀な表現にしてゐます

□參考例文

      How would you like Japanese food?

      日本の食べ物はいかがですか。

      How would you like to live in Tokyo?

      東京に住んでみたらどうでせう。

・Sounds great: sound は動詞で「~と聞こえる」。ここは主語(it や that か?)が省略されてゐます。〈SVC〉の第二文型であり great は形容詞です。

・can: (話しことばで、好意・意圖を示して)「~してあげる」「~してくれる」

□參考例文

      Can I give you a ride?

      車に乘せてあげませうか。

2

・使役(have): 〈have+O+C〉   「(當然してもらへることを)~させる / してもらふ」の意味。have は「持つてゐる」の意味ですから、靜的な印象があります。意味の幅が廣いため文脈に注意することが大切です。

□參考例文

            Shall I have him call back?

            彼に折返し電話をかけさせませうか?

          I must have my car repaired by Saturday.

            私は土曜日までに車を修理してもらはなくてはならない。

          We'll soon have your car going again.

            車をじきに元通り動くやうにいたします。

(※他の使役動詞(make / get / let)については、「英文讀解のヒント(4)」(2014年5月28日付)に解説や例文があります。畫面右の Back Numbers で該當の月・年をクリックし、Calendar で該當日をクリックしてご利用ください。)

 

・rumaki: ポリネシア由來の前菜。

・what about ~?: 「(相手の意嚮をたづねて)~はどうかね」「~についてはどう思ふかね」

・chicken puffs: 鷄の胸肉を使つた料理。

3

・ it would be easier if Cora and I just come over to your placeの部分は、上述のやうに、條件節を直説法現在で代用し、あとの助動詞を過去形にして控へ目な推定・結論にしたものかと思ひます。

・it: いはゆる「状況のit(Situation it / Indefinite it)」で漠然とその状況を表はしてゐると解するか、或は「豫備のit / 先行のit(Preparatory it / Anticipatory it)」として、名詞使節を代表してゐると解するか紛はしいところがあります。[意味把握チェック]では「ことはもつと簡單だらう」としてみました。

□參考例文: 紛はしい it の主語でif 節がつづく例文を擧げてみます。上は直説法現在、下は假定法過去の例です。

          It will be a pity if we have to ask her to leave.

      彼女に去るやうお願ひしなければならないとすると殘念です。

          It would be sad if my father had to leave his job.

            (可能性は乏しいと思ふが)父が退職しなければならないとしたら悲しむべきことでせう。

 

[意味把握チェック]

1 「明日の晩は君と Blondie とでうちに夕食を食べに來ないか」

1 「いい(話)ですね。何か持つて行きませうか」

2 「もちろん。Blondie にあのすばらしい rumaki の前菜をいくつか作つてもらつて…ああ、それに彼女の考案したあの玉葱とチーズの料理…またクリームソースを添へたあのchicken puffs はどうだらうな」

3 「なあ、Cora とわしが君の家に行けば、ことはもつと簡單かもしれんな(/簡單だらうな、多分」

 

[笑ひのポイント]

・招待・被招待を逆にしてしまひました。


・用例研究 152 <主語に條件②ー形式主語の場合>

2018-11-12 | 用例研究

[用例研究 152] 〈主語に條件②-形式主語の場合〉

  不定詞や-ing form、節などを主語とする場合、先頭に置くよりは、通例it(preparatory subject)を假に先行させておき、後に眞主語となる不定詞や-ing form、節を置くはうが好まれます。

  眞主語である不定詞や-ing formの部分に假定の條件が込められてゐる場合にも上記のかたちになるので、注意が必要です。その解釋に際しては、主節の動詞がヒントになります。〈助動詞の過去形+動詞の原形〉〈助動詞の過去形+have+過去分詞〉が使はれてゐれば、假定法ではないか、どこかに條件がひそんでゐないか、と考へてみると良いでせう。

□參考例文: 現實には散歩をしてゐない人に助言してゐる例です。

152.1   It would be better for you to take a short walk every day.

                 あなたが毎日すこし散歩すれば、健康に良いでせうに。

                 It would be better if you took a short walk every day.

□參考例文: 假定法過去完了の例です。過去の事實としては「言つてしまつた」のですが、今になつて「言つてゐなければなあ」と非難・後悔してゐます。不定詞部分は、下の例文のやうに完了不定詞にすることも可能です。

152.2     It would have been better to leave it unsaid.

                 それは言はないでゐたはうが良かつたでせうに。

                 It would have been better to have left it unsaid.

□參考例文: -ing form(動名詞)が條件を示す例です。

152.3     It wouldn't be any good trying to catch the bus.

                 そのバスに乘らうといくら頑張つても無駄でせう。

□參考例文: 文脈から讓歩の意味合ひが(微妙にですが)感じられる例です。

152.4     It would be difficult to imagine modern life without the telephone.

                 電話のない現代生活なんて想像するのも難しいでせう。

 

[用例研究 152] 〈主語に條件②〉

 

  (PEANUTS  By Charles M. Schulz)

 

1  For me? Thank you very much.

2  “For the round-headed kid .. Merry Christmas.”

3  It would be nice to have a dog who remembered your name.

 

[解説]

2

・round-headed: 例へば talented (才能のある)のやうに、名詞に –ed を付し、「~を持つた」などの意味の形容詞をつくります。ここでは前に語を置きハイフンでつないで一語とし、さらに詳細な説明としてゐます。round-headed は「丸い頭を持つた」「丸頭の」といつた意味になります。類例としては blue-eyed(青い目の)、broken-hearted(失意の)、lion-hearted(勇猛な)、a good tempered man(やさしい氣性を持つた人)、a three legged table(三本脚のテーブル)、a double-headed snake(双頭の蛇)など。

3

・It would be nice to have a dog~: preparatory it(ここでは形式主語)が使はれ、眞主語は不定詞部分です。その to have a dog~に條件が込められてゐて「もし~の犬を持つてゐれば」といふ意味を傳へます。would be は假定法過去の歸結節のかたちであり、「(現在もし~なら)であらう(に)」といふ意味になります。現在の事實とは異なる事態を設定し、その結果としての思ひを表現してゐます。

  現在の起こり得る設定として條件-歸結を表現するなら、次の例文のやうに直説法で記します。到着時刻は相談中であり、どうなるかはまだ決まつてゐません。

□參考例文: 直説法の動詞の例です。

152.5     It will suit me best for you to arrive at about ten o'clock.

                 あなたが10時頃到着すると私には最も好都合です。

・remembered: 前の would be で假定法過去を用ゐてゐるため、そのつづきで rememberedと過去形になつてゐますが、言及してゐるのは現在のことです(「自分の名前を覺えてゐる犬…」。

・your: 「總稱人稱」で、人一般を指します。ここでは「飼主の」「ぼくの」とも解せるでせう。

 

[意味把握チェック]

1 「ぼくに?どうもありがたう」

2 『丸頭の子へ..メリー・クリスマス』

3 「(飼主の/ぼくの)名前を覺えてゐる犬を持つてるといいだらうなあ」

 

[笑ひのポイント]

・For Charlie (Brown) とカードに記して欲しかつたのでせうが、さうはゆかず、「現實」は the round-headed kid ですこのあたりは作者が創出した虚構世界での獨自の設定であり、Snoopy や Charlie Brown などのキャラクターが釀しだす微妙なユーモアをそのままに味はふことになります。

  固有名詞により獨自の存在・個人として認識されるのではなく、外見的特徴や一般的な性質などで把握される「普通の人(ordinary people)」 の物足りなさや不滿、悲哀を下敷にした作品なのか、或は友人などに名前を覺えてもらへないことを残念に思ふこころもちを表現してゐるに過ぎないのか、或は Snoopyによる惡意の稀薄な揶ひのやうにも見えますが……獨自のキャラクター設定による subtle nuance を漂はせる作品であり、いくつかの解釋がありさうです。


・用例研究 151 <主語に條件①>

2018-11-05 | 用例研究

[用例研究 151] 〈主語に條件①〉

  これまでさまざまな條件の示し方と、條件を受けての歸結節に假定法の動詞や直説法の動詞が使はれるケースとを、紹介・解説して參りました。今囘より、主語に條件が示唆されてゐるケースを紹介します。見拔きにくいところがありますが、助動詞の過去形がヒントになります(would / could / might など)。

  ある條件が隱れてゐて、

・假定法過去なら〈助動詞の過去形+原形不定詞〉のかたちで現在のこと

・假定法過去完了なら〈助動詞の過去形+have+過去分詞〉のかたちで過去のこと

  について、話し手の思ひや推定が述べられます。(※ [用例研究31](2011年8月3日掲載)で Mr. Beasley がA cup of coffee would feel good. とつぶやいたのは假定法過去のケースです。)

 

□參考例文: 假定法過去の例です。主語 a Japanese にif s/he were a Japanese の意味が示唆されてゐます。(※ s/he は he or she の意味で用ゐてゐます)

151.1     A Japanese would take such a view of life.

                 日本人ならそんな人生觀を抱くだらう。

□參考例文: 假定法過去の例です。二番めの文の主語 I に if I were you の意味が示唆されてゐます。

151.2     "You know, I'm up to my ears in debt, but I have no idea what to do."

                 なあ、借金で首が囘らないんだが、どうしたらいいかわからないんだよ。

                 "I would start by spending only on absolute necessities."

                 ぼくなら、どうしても必要なものにだけお金を遣ふところから始めるだらうな。

□參考例文: 假定法過去完了の例です。主語 a true friend に if s/he had been a true friend の意味が示唆されてゐます。

151.3     A true friend would have acted otherwise.

                 本當の友達ならさうはしなかつたでせう。

□參考例文: 假定法過去完了で否定語が主語になつてゐる例です。

151.4     Nobody else would have thought of that.

                 他の人なら誰もそのことを思つかなかつたでせう。

 

[用例研究 151] 〈主語に條件①〉

 

  (BLONDIE  By Dean Young & Stan Drake)

1  Are you in the mood for a little snack?

1  No, thank you.

2  But don’t let me stop you.

4  A hundred tanks couldn’t stop him.

 

[解説]

1

・in the mood for~: 「~しようといふ氣持(/氣分)になつている」

  □參考例文:

   I’m in the mood for work.

   私は働かうといふ氣持になつてゐる。

・snack: 輕食

2

・let me stop: 使役表現です。〈let+目的語(~)+原形不定詞()〉のかたちで「~にさせておく」「~がするのを許す」といつたほどの意味で、「強ひて~にさせる」といつた強い意嚮は表はしません。Blondie が Dagwood を制止したがつてゐて、「彼女に制止させておく」「彼女が制止するのを許す」といふことになります。それに don’t がついてゐますからやや囘りくどい言ひ方をしてゐることになるでせうか。

3

・3コマめの讀者に向けた視線は、「ん?」といつた風に、問ひかけに含まれる自分のたくらみを見拔かれてしまつてゐることに對する、また彼女の應答のわかりにくさに對する、些かの戸惑ひを表はしてゐるのではないかと思ひます。

4

・A hundred tanks: 「百臺の戰車」。この主語部分に條件の意味が込められてゐます。例へば、「假に百臺の戰車が彼を押しとどめるなら、(それをもつてしても)」。Blondie 自身ではたうてい制止はできないといふことを示してゐます。果して四コマめに Dagwood のすがたはありません。

・couldn’t stop: 假定法過去の歸結節のかたちです。直説法で解すると「百臺の戰車は彼を制止することができなかつた」となり、場面にそぐはない解釋になりますが、假定法として解すると「たとへ百臺の戰車が出動しても彼を制止することはできないだらう」と、彼女の思ひを表はすことになります。ここでは a hundred と大きな數字と戰車を持ち出す大袈裟な表現により、「たとへ~でも(だめだらう)」といふ讓歩の意味合ひが感じられます。

□參考例文: 讓歩の意味が感じられる例です。even if he were offered it 「たとへ出されても」の意味が暗に示されてゐます。「(いくら好きとはいつても)朝からはさすがに…」といふ社會通念に依據した表現なのかと思ひます。

151.5     Bob likes a glass of beer, but he wouldn't enjoy beer for breakfast.

                 ボブはビールが好きだが、朝食には(、たとへ出されても)飮まないでせう。

 

[意味把握チェック]

1 「輕いものをちょつと食べたい氣がしないかい」

1 「しないわ」

2 「でも私に(あなたを)とめさせないで」

4 「百臺の戰車でも彼はとめられないわね(/彼を押しとどめることはできないでせうね)」