[用例研究 269] 〈不定詞13 知覺動詞とともに〉
(BLONDIE By Dean Young & Stan Drake © 1990 King Features Syndicate Inc.)
1 Oh-oh! I didn’t realize this place was so expensive.
2 Let’s leave.
2 But the Tuttles saw us come in.
3 Don’t worry, I’ll think of something to say on the way out.
4 We left the lawn mower out and we think it’s going to rain.
[解説]
1
・Oh-oh!:
・so expensive: 「とつても高いな」。soは、強調の意味ではveryを上囘る強さをもつ語で、感情をこめて使はれることがあります。
2
・Let’s leave.: let usの縮約形であるlet’sは原形不定詞を伴ひ「~しよう」「~しませう」などの勸誘や提案を表はします。
・the Tuttles: 「Tuttle一家」「Tuttle夫妻」
・the Tuttles saw us come in: <知覺動詞+O+原形不定詞>のかたちでは原形不定詞が置かれます。このかたちをとる動詞にはsee / watch / look at(主にアメリカ)/ hear / listen to(主にアメリカ)/ feel などがあります。
□參考例文:
I felt my house shake.
私は家が搖れるのを感じました。
□參考例文: 受動態にした場合to-不定詞になる例です。なほ、watch / look at / listen to/feelなどはふつう能動態で用ゐます。
He was seen to enter the office.
彼は事務所に入るのを人に見られました。
She was heard to say that she disagreed.
彼女が反對だと言ふのが聞こえました。
3
・think of: 「~を思ひ(/考へ)つく」
・on the way out: 「外へ向ふ途中に」
[意味把握チェック]
1 「あらら。ここがとつても高いつてことがわかつてなかつたな」
2 「出よう」
2 「でもTuttle夫妻に私たちが入るところを見られたわ(/ Tuttle夫妻が私たちが入るところを見たわよ)」
3 「心配ないさ。出る途中に言ふことを何か考へておくよ」
4 「芝刈機を外に置いたままでね、で、雨が降りさうだと思ふんだ」
[笑ひのポイント]
・「言ひわけの拙さ」でせうか。